/26 雪道走行法
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つい最近、登校中の小学生達にスリップした車が突っ込むという痛ましい事故がありました。
例え雪国生活の長い方でも、油断するとスリップやスピンして事故を起こしてしまいます。
首都でも雪が降るこの時期、雪道を安全に運転するにはどうしたらよいのか?

雪国での一般常識と私の経験則をここに掲示致します。

[初級編] 心構え
 1.スタッドレスタイヤにする
  使用年数が3年以上経過している場合は十分な注意が必要
 2.特に表示が無くとも、制限速度より 10km/h 落として走行
 3.歩行者・自転車の側を通る時は、停車する事態も想定して減速
  特に雪道での自転車は大変危険です
  相手が悪くとも「責任は車のほうが大きい」という事をお忘れなく

[中級編] 知っていると安心
 1.急発進を避け、アクセルペダルは徐々に踏み込む
  特にオートマチック車の場合、凍結した坂道ではスタックして発進できなくなる場合が多いので注意
  マニュアル車なら、アクセル操作よりクラッチ操作で発進するといいです
  セカンド発進も有効です
 2.シフトダウンしてエンジンブレーキを使う
  ワタシは凍結した路面では、シフトダウンとブレーキ両方使って停止します。
  通常...5速→4速、4速→3速、3速→2速、ブレーキ→停止
  緊急...ブレーキ+5速→3速、ブレーキ+4速→2速、ブレーキ+3速→2速、ブレーキ→停止
  という具合です
  オートマでも最近はシフトモード付き車が増えましたし、2速、1速は選択できるものも多いです
 3.カーブはゆっくり入って直線的に曲がり、ゆっくり出る
  速度は「スローイン スローアウト」走路は「アウト イン アウト」ですね

[上級編] 身につけていると安心
 1.直進走行中に『滑ってる・・・?』と感じたら、ハンドルを左右に小さく振る
  *両手握りなら...モンキーダンスを控えめにした感じ
  *片手握りなら...皇族の手の振り方、または窓拭きの要領
 2.カーブで『滑ってる・・・?』と感じたら、ハンドルを少し戻す
  感覚的には「レ」、習字で言う「はね」かな?
  これを繰り返しながらカーブを走行するのも有効
 3.停止動作中に滑ったら、ブレーキを強く段階に分けて踏む
  いわゆる「ポンピングブレーキ」で、普段から実践しているといざという時効果が現れる
  ABS付き車なら、緊急の場合は思いっきり踏み込んだほうが安全です
  機械の力は凄いッス

これらを習得したとしても油断は禁物です。
雪道ではスタッドレスタイヤの効果はかなり期待できますが、凍結した路面だと想像通りの威力は発揮しません。