§ニッポンの9人制・序章

9人制のバレーボールは日本の他、韓国(東アジア?)や北米等にもあるそうですが、ルールはちょっと違うようです。

6人制と9人制はどこが違うの?人数だけでしょ?と思われがちですが、実は“かなり違う”のです。
コートの広さ(男子)、ネットの高さ、アンテナの位置、選手のポジション、ブロックのワンタッチ、ブロックのオーバーネット、サーブの試技回数、ネットを使った返球・・・
ちょっと前までは、サービスエリア、ラリーポイント制、ドリブル等のジャッジメントの違いがあり、同じなのはボールの大きさだけと言ってもいいくらいでした。

試合風景
より日本人的ルールな? 9人制の試合。
で、この9人制のいいところは、“日本人に合ったルール”なのではないでしょうか。
6人制は「世界」があるため、国やスポンサーによる様々な考えがあり、ルールが変更されていきます。
これはバレーに限らず、柔道なども本来の目的から離れた世界ルールが出来てしまうものです。
しかし9人制は日本オリジナルであり、日本人のために考えられたルール(だと思います)なので、見るのもするのも楽しいのではないかと考えます。

TV放映のために試合時間をどうしようか・・・ラリーポイントにしよう。なんてコト9人制じゃ考えないですよ。6人制のルール改正に伴い、それを9人制にも導入されたことがありましたが、9人制関係者は反対してました。9の良さを無くしてしまう!ってね。

ん〜、だから9人制ももっとメジャーになって欲しいと思う反面、世界的には広がらないで欲しいという思いもあります。

とにかく見たことのない人は一度観戦(特に全国大会ね)することをオススメします。
あんなのアリ?っていうプレーが随所に見られることでしょう。
心・技・体がバランスよく要求される9人制。こんな面白いバレーがあったのか! ってメールが来たときはうれしかったです。

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