§ニッポンの9人制・トス編

9人制はフリーポジション、味方がサーブレシーブの場合、セッターは常に前にいます。

工藤選手のトス
セッターの考え一つでゲームは決まる。打つのは誰だ!?
チームによっては、ブロックや攻撃にも前衛の一人として参加するセッターもいれば、相手攻撃時は後ろへ下がり、トスの時だけ前に来るセッターもいます。

ボールを多く触るセッターはゲームをコントロールする重要な役目を持つ事になり、考え方一つで流れがガラリと変わることがあります。
試合前の練習や、試合中にメンバーの調子を把握し、相手の弱点を見抜き、どのように勝利へ導くか・・・ここら辺はコート内の監督と言っても過言ではないでしょう。

やられたらやり返すのか、調子いい選手を使うのか、あくまでも一選手にこだわるか、監督の指示を仰ぐのか、丁寧に上げるのか、相手を振るトスなのか・・・
しかも、9人制特有のネット際プレーも必然的に多くなり、瞬間的な判断力とテクニックが要求されます。
華々しさはありませんが、とっても大変なポジションですね。
勝敗のカギを握るセッターに注目です。


もう一つ大事なのは、“2段トス”
2段トス
2段トス! この善し悪しが勝敗に大きく影響する。
相手のサーブやアタックをセッターに返せない場合、他の選手がアタッカーにトスを上げなくてはなりません。
このトスのことを2段トスと言うのですが、強力なファーストサーブ、ワンタッチブロックのワンカウントがあり、9人制は思った以上に2段トスになる場面が多いのです。
ですからアタッカーもトスがうまくなくては、チームは強くなりません。

トスはまずパスからなので、パスがまともに出来ないようじゃ話にならないってわけです。フリーポジションだからアタックだけ出来りゃいいってもんじゃないんですよ。


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