様々な攻撃を仕掛けるアタッカー。そしてそれを阻止せんとするブロッカー。ネット際の攻防も9人制の醍醐味のひとつです。
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オーバーネットは許されない。慎重且つ大胆なプレーが要求される。 |
さて、審判による判断が一番バラツクのがこのオーバーネットであり、さっきは大丈夫だったのに、大事な場面で同じようにブロックしたのにオーバーネット! これは痛い。 もうガックリですね。
判定が覆らないのは分かっていても、審判に当たる気持ち、よおく分かります。
長身ブロッカーは速攻、時間差に威力を発揮します。速攻で振られたとしても、次の時間差に間に合うからです。
つまり、あまりジャンプをしなくていいから滞空時間が短くて済むのと、トスが上がってからでも対応できるということです。だから腕の長い人も有利です。
多彩な攻撃ができる9人制で、中のコンビネーションを使いにくくすると、試合展開としては相当ラクになります。
アタッカーがうまいとそう簡単にはシャットアウト出来ません。そこで何とかワンタッチで2段トスにつなぎ、攻撃又はリバウンド等でチャンスボールをもらうといった展開に持ち込むのが主流です。
ですから止めるというよりも、カベを作るという感覚の方が合ってます。
また、達人になるとオーバーネットに見せないブロックというのも出来るようです。
例えばボールに当たった瞬間、手首の返しを戻すとかね。
でも、時には承知で止めに行くこともあります。(審判の癖を見る、相手の動揺を誘ったり行動を制限する、等)
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“壁”が出来てこそ、威力を発揮する。息の合ったブロックで相手の攻撃を封じろ! |
・・・Vリーグ選手が9人制の試合をしたら、一番手こずるのがこのオーバーネットルールですかねえ。(ネットプレーとかは、あえてやる必要もないし)
実際、数人の6人制選手が交ざって9人制の試合をしているところを観戦したことがありますが、「なんでだよっ」と、審判に文句を言っているのは6人制の選手ばかり。
マイナーな9人制だからってそんなにナメちゃだめだよって感じで見てました。
まあ、9人制の選手だって何年たっても直らない選手がいますけど・・・
とにかく、振られようが遅れようが、諦めずに飛べっ! 最後はこれでしょう。