宮城県強化練習会2017
Page1 [Page2]

平成29年度 宮城県9人制バレーボール強化練習会
兼 東北ブロックA級審判員講習会

主催・主管
宮城県9人制バレーボール強化練習会事務局

後援
東北バレーボール協会
宮城県バレーボール協会


4月22日

今年も審判講習会を兼ねた強化練習会が行われます。数日前、台風並みの強風で桜の花が全部散ってしまったなと思われましたが、村田町民体育館から見える桜は何とかこの週末まで耐えてくれたようです。
車は体育館に隣接する公民館の駐車場を利用させていただくのですが、ついに舗装されました。今まで砂埃が舞ったり雨天時は悪路になったりしていましたが、朝来て驚くとともに嬉しさがありました。

控室で審判講習会の講義が行われている間にNittoとRI東北の選手がアップを行い、講義終了後に実技が行われました。
遠藤 宮城県バレーボール協会理事長の挨拶要旨:「審判講習会にご協力いただきありがとうございます。皆さんが審判に思っていることをここで話してもらえれば、何らかの解決になるかと思いますので、よろしくお願いします。実際のゲームやいろいろなところでコミュニケーションを取れば、プラスになると思いますので、お互い意義のある講習会にしていただければと思います」

実際のプレーに関するルール改正はありませんが、一番大きいところはチームの構成メンバーが12名から15名に拡大されたこと。つまり控え選手が3名増えることになります。昨年のメンバーチェンジ6回への変更と合わせてうまく応用すれば、戦術の幅が増えそうです。
例えばプラス3枠に専任のピンチサーバーがいてもいいですよね。極端に言えばサーブしか練習しない。(^^;) これだったら体力的な理由で引退した選手でも、復帰できるかもしれません。野球で言うと代打専門みたいな一打にかける選手が現れるかな?

9人制はローテーションがないので、6人制ほど交代のメリットはないのですが、タイムアウト代わりに使うとか、ここぞでバックを交代して前衛を増やすとか、逆に相手強力サーバーの時はバックを増やすとか…効果的に使えば今まで突破できなかった壁を破るようなチームが現れるかもしれません。

ちなみに今までは試合開始前にエンドラインにサーブ順に9人が並び、控え選手もベンチ脇に並んで副審が背番号を確認していましたが、今年度から控え選手の背番号は確認しなくなりました。(公式練習中に確認するらしい)
従って控え選手は最初からアップゾーンにいてもいいということになります。

それから「監督制限ライン」が設けられます。監督制限ラインはチームベンチ側のフリーゾーンでサイドライン外側から1.5mの位置に、チームベンチの記録席側の端からエンドラインまでの長さで平行に引かれます。
監督制限ラインの後方ではラリー中も立ったままで、あるいは歩きながら指示をしても良いことになります。今まではボールデッドにならないと立てませんでした。
自由に歩けるので、アップゾーンに行って監督と控え選手が話すことも問題ないということでした。

森井講師による実技としては、特にネット上関連(押し合いやオーバーネット絡み)を重点に指導されていました。押し合いでのワンタッチの定義(押され負けたほうがワンタッチ扱いになる)とかね。
2段トスの判断基準については「誰か…うまくない人を…」ということで吉田選手が抜擢されました。的確な人選です。講習後、本人はわざとミスしたと言っていましたが、わざとなのか真面目なのか見た目で分からないのが多かったな…。
あとはセッターのワンハンドトスのハンドリングの見極めも注意点として上がっていました。ボールが回転しても指先でのトスなら、おかしい方向に行かない限りドリブルじゃない…等々、選手たちにとっても参考になる講習会になったと思います。
一応確認したことをここに書きましたが、間違っている可能性もあるので、最終的には各々確認してください。
ネット上でのプレー。
悪い例を実技する吉田選手。


vs リコー沼津(静岡)

1st.スタメン:FL佐藤(孔) FC石川 FR永井 HL佐々木 HC針生 HR鎌田 BL熊谷 BC大泉 BR安重
2nd.スタメン変更:なし

第1セット:永井C、佐々木の強打、石川のサービスエースなどで着実に加点し、沼津のミスに乗じて鎌田強打決まり6−3と抜け出す。
東北のミスがらみで6タイ、鎌田のサービスエースなどで再度抜け出すものの鎌田ダブリ、沼津のAやサービスエースで9−11と逆転されてしまう。
更に沼津のC、ライト強打、サービスエースで10−14とされてしまうが、永井のサービスエースから追撃開始、佐々木強打14−15、安重サービスエース、永井Cで17タイとし、ここから怒涛の4点連取で21−17。

第2セット:序盤5−2するが、またしても沼津の反撃に遭い、鎌田ダブリで7タイとなる。ここは沼津レフトをブロック、佐々木強打で切り抜け、佐藤のサーブで崩して13−7まで持っていく。
鎌田強打14−9、佐々木の強打、永井と佐藤の速攻、石川のツーアタックで19−11、沼津にレフトから強打、永井の軽打をブロック、サービスエース、永井強打ネットで4失点するが、最後は針生の時間差で21−15。

針生選手の時間差。
石川選手のトスアップ。

今季最初の試合という点を差し引いても、締まらない内容でした。連続失点が多いし、とにかく決め切れません。ここからどこまでレベルが上がるのかちょっと心配になるくらいです。
もちろん光明もあって、2年目とはいえ新人相当の大泉選手が予想以上に対応できていることは素晴らしい。反応が素早くて、取れそうもないボールにまで触れてミスしているように見える…というのは大げさかもしれませんが、久しくそういう感覚にはお目にかからなかったです。
安重選手も往年のプレーとまではいきませんが、昔から持ち味の好サーブを披露してくれました。この先、練習をこなしていけば、動きに磨きがかかっていくことでしょう。守りが安定していけば、一気に離される可能性は低くなると思います。

沼津の今野さん、控えとして試合前にベンチ脇に並んでしまい、「並ばなくていいから!」と指摘されていました。もちろんこれは…赤面ってやつですね。
門脇監督、監督制限ラインを利用してコート後方から見ていました「後ろからの方がよく見える時があるので」


vs リコー(神奈川)

1st.スタメン:FL吉田 FC石川 FR永井 HL佐藤(孔) HC佐々木 HR鎌田 BL熊谷 BC大泉 BR安重
2nd.スタメン変更:なし

第1セット:永井弾くリコーサービスエースで2−4とされるが、佐々木の時間差フェイントとサービスエースですかさず追いつく。シーソーの展開から佐々木の強打、リコーの強打をブロック、佐藤の強打で9−6とする。
永井のC、吉田のBなどで14−9まで差を広げるが、佐々木弾くリコーサービスエース、石川返球ネットのミスが絡んで追い上げられ、永井軽打アウトで15タイにされてしまう。
吉田に替わってピンサ菊地も切られ16タイ、リコーライト強打、佐藤強打をリコーブロック、安重カットミスをリコーダイレクト16−19。終盤での差を埋められず18−21。

第2セット:鎌田のサービスエースで4−0も鎌田ダブリ、永井弾くリコーサービスエースで4−2、リコーはライト軽打と佐々木の脇を抜けるサービスエース、吉田Aをブロック、佐藤弾くサービスエースで5−8。
ここはダブリで助けられたが、鎌田・大泉間を抜けるリコーサービスエース8−13、徐々に差は開いていく。永井Cフェイント、リコーレフト強打をブロック10−13、大泉弾くリコーサービスエース、鎌田強打、リコー時間差をブロック、鎌田強打13−15と猛追、佐々木サービスエースで16−17と迫るが、リコーレフト強打を連続で決められ、16−19。
佐々木時間差、鎌田ダブリ、吉田ブロックフォローミスで17−21。

吉田選手のAクイック。
安重選手のアンダーカット。

佐藤選手がレフト、佐々木選手がハーフセンで臨んだゲーム。
「単に打点の高い選手をレフトに持ってきた」と門脇監督。いやー佐藤選手のレフトは考えなかったね。「サーブカット悪いんで速攻使えないんですよ。せっかくの孔明がもったいない」「ウチは選手が少ないので、色々やってもらわないと」と、今後の可能性を模索していました。
一つ一つのプレーを見てみれば、確かにこのポジションもアリですね。ただ今はそのポジション特有の振る舞いができていないため、まだデメリットの方が大きいかな。試合展開によってはゲーム中にポジションチェンジする…なんてことがあるかもしれません。

第2セット4−0から鎌田選手はラインクロス後のダブリ、そして17−19でもダブリ。前半は更なるリード、後半は追い付くために重要な場面での手痛いミス。フローターサーブだし、1度ダブっているのだから2度目は絶対外しちゃダメでしょ。
主将でもあるし、他の1点より重いという自覚を持って対応してほしいと思います。

「セッターがジャンプトス出来るくらいのサーブカットが欲しい」と門脇監督、そう簡単に修正はできないでしょうが、少なくともセカンドサーブではもう少し安定しないとね。

◇         ◇         ◇

夜は柴田町船岡でチームスタッフ、審判員との懇親会が行われ、澤実行委員長が「中締めをためらってしまった」ほどの盛り上がりを見せました。参加された方々にはご挨拶いただきありがとうございました。
森井講師は宮城国体決勝(宮城vs沖縄)の審判を務められた方であり、何かとご縁があります。

森井講師:「今回東北ブロックA級審判講習会ということで、貴重な練習の場をお借りいたしました。チームの皆さんのご意向を聞きながら、より9人制が発展できるように考えております。私にとって宮城県というのは、国体のときにお邪魔させていただきまして、リコーさんと共に美味しいお酒が飲めたかなあと思っております。
こちらでは震災で大変な思いをされている方もおられますが、是非皆さんで上を向いて明日を過ごせればと思っております。またこの時間も審判員となかなかチームの皆さんと一緒になることがないと思いますが、情報交換という意味でも共有した時間を過ごしていただければと思います」

門脇監督:「10年ぶりに現場復帰ということで、森井先生が宮城国体で笛を吹いた時に私は選手でした。いろんな課題はありますけど、チーム一丸となって頑張っていきたいと思いますので、これからよろしくお願いいたします」

森井さんには他に宮城国体のエピソードなどを披露いただき、ありがとうございました。「自分はあがり症なので、宮城国体の審判が決まった時はどうしよう」と思ったそうです。「決勝で私はコンダクターとして吹いただけであって、結果的にはリコーさんの力で優勝ということで、本当に涙流れるくらいよかったなぁと思います。宮城に帰ってこられたということは非常に嬉しいです」

宮城国体決勝戦はベンチの表情も捉えるため、管理人は主審の後方から撮っていました。満員だったためほとんど移動できず、残念ながら森井さんは後ろ姿しか撮れていません。で、試合後の胴上げの時に、ほっとしたようなお姿がかろうじて写っていました。ちなみに背番号4が門脇「選手」です。
ただ、準々決勝でのシーンはありました。森井さん、お若いです。(^^;)
貴重な情報共有の場。

インデックスへ戻る HOMEへ戻る 次ページへ進む