71st 全日本実業団観戦記
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7月20日

例年ならまだ雨空の多い時期ですが、既に1週間前に梅雨明けしてしまいました。でも来県されたチーム関係者に会う度、「いやぁ、涼しいよ(笑)」と言われます。
京都では38℃が1週間も続くような猛暑だそうで、各所でかなりの暑さ。宮城以南からお越しの方は涼しく感じることでしょう。特に夜は熱帯夜にならないので、過ごしやすいと思いますよ。

2001年の宮城国体は地元開催でしたが、志津川ということでちょっと遠いところでした。今大会は仙台市、利府町と会社からも車で40分くらいかな?という近場になります。
RI東北として仙台圏での出場は1996年全日本総合以来ですが、ただその時は…地元開催のプレッシャーに負けたというか、大逆転負けを喫した苦い歴史があります。
平成最後の大会、そして図ったようにバレー部創部50周年というタイミングからも、是非ともいい結果を残したい…現役部員、OB・OG、関係者の願いは強いです。

地元チームということもあり、Nittoと審判研修会のモデルチームとして試合形式で1.5セット(第2セット11点まで)をこなしました。これで本番への予行となればいいですね。
ちなみにNittoは全日本実業団初出場(阻んでいたのはウチですけど…)で会社創業100周年という記念すべき年。昨年の全日本総合は予選G敗退だっただけに、こちらも是が非でも勝ちたい思いがあることでしょう。

開会式…「花は咲く」(歌唱なしのアップテンポ版があるんですね)の曲に乗って行進、男女合同ということで壮観です。正面からの1回での撮影では入り切らないほどです。
来賓の挨拶で西日本豪雨の話も出てきましたが、東日本大震災で目の当たりにしたような光景が内陸でも起きています。あるチームスタッフに聞いたところでは、会社は無事でしたが従業員で被災された方がいたとのこと。
大会後の台風12号が観測史上初の東から西に移動したり、猛暑が続いたり(仙台で8月1日は観測史上最高の37.3℃!)、今までの常識では考えられない現象が頻発しています。つい自分は大丈夫だという思いになりがちですが、今後は情報に少し敏感に、そして少し臆病にならないといけないのかなと感じます。

さて、男女共催ということもあり、選手宣誓は地元代表のRI東北・鎌田主将(男子)、宮城教員クラブ・高橋主将(女子)が務めます。選手宣誓の正式依頼が来たのは開催1週間前くらいだったかな? 鎌田主将としては違うプレッシャーとの戦いがありました。
「いや〜、キンチョーする〜! どの試合よりも緊張します」と言っていましたが、過去の経験者の失敗談も聞いていたようで、周りからも期待されているし、そのストレス度は半端なかったことでしょう。
無事言い終えたあとは「スッキリ! 肩の荷が下りた」と、もう大会が終わったかのような放心状態でした。ま、そんな感じになるよね、お疲れ様!

ちなみに女子は今年度からV9チャンプリーグに出場するチームは不参加となるため、実質二部大会となります。V9チャンプリーグのチームも開会式に出ていましたが、それはレギュラーラウンドの宮城大会として別枠での開催です。
確かに女子は十数チームの参加では実業団大会としてもう成り立たないのかな…男子も現時点では今まで通りですが、いずれはその方向に向かいそうです…できればこの伝統は続けてほしいですけどね。


7月21日

先の赤城カップでは対戦の機会がありませんでしたが、初戦は練習試合などでも苦戦を強いられる相手。ここをしっかり突破すれば、今後にも良い展開が期待できます。
RI東北としては体を絞ってきた2年目?セッター工藤選手、そして現役復帰の渡辺選手、リコー沼津から戻ってきた今野選手、新人の清藤選手などバックアップの陣容も増え、昨年より安心感があります。


予選グループ戦 vs 日本無線(東京)

<第1セット>
スタメン:FL永井 FC工藤 FR佐藤(孔) HL石川 HC佐々木 HR鎌田 BL熊谷 BC梅津 BR安重
リザーブ:吉田 今野 清藤 針生 佐藤(洋) 渡辺

石川軽打、無線はレフト強打とライトフェイント、安重弾くサービスエース、石川軽打2−3、無線は中央から軽打、梅津弾くサービスエース、佐藤のC、無線レフト強打アウト、ラリーから佐々木時間差、佐藤セカンドでサービスエース6−5、タイムアウト無線。
無線はレフト強打を佐々木の強打をブロックして逆転、熊谷のダブリや梅津弾くサービスエースで7−10となったところでタイムアウト東北。
無線は更にサービスエースなどでリードを広げ、鎌田の強打がブロックされ8−14、タイムアウト東北。
永井のB、安重に替えてピンサ清藤から佐藤C、石川強打11−14、佐々木の強打や時間差で凌ぎ、工藤に替えてピンサ佐藤と佐々木に替えてピンチブロッカー今野の二枚替えも無線レフト強打15−18。
それでも積極的な交替が功を奏したか、相手ミスと石川強打、無線時間差をブロックして18タイ、ついに追いついてタイムアウト無線。
無線ライト強打ネット、石川強打20−18、無線ライト強打、永井Aフェイント21−19。

<第2セット>
スタメン:安重→針生
無線レフト強打、永井B、無線ライト強打、佐藤2段トスドリブル、無線レフトプッシュはタッチネット、無線ライト強打、佐々木時間差、佐藤サービスエース、無線ライト強打をブロック、石川強打6−4、タイムアウト無線。
無線FR軽打、佐藤C、無線ライト強打、永井ツーアタック、無線レフトの強打と軽打で8タイ、永井2段トスドリブル、佐藤Cフェイント9タイ。
鎌田に替えてピンサ清藤は無線ライト強打アウト、無線レフト強打、無線ダブリ、工藤に替えてピンサ佐藤はセカンドでサービスエース、無線時間差ミス、佐藤サービスエース14−10、タイムアウト無線。
石川強打、鎌田強打、無線レフト強打、佐々木時間差17−11、ラリーは永井ダイレクト、無線レフトフェイント、永井Bフェイント、佐々木に替えてピンチブロッカー今野は今野リバウンドを無線オーバーネット20−12。
梅津の顔面にヒットするサービスエースなど3失点でタイムアウト東北、最後は佐々木時間差、21−15。


永井選手のAクイック。
佐藤(洋)選手のサーブ。

今大会は戸倉新社長も観戦され、激励をいただきました
ちょっと波に乗り切れなかった感じではありましたが、それでもしっかりストレート勝ちというのは初戦としてまずまず。
序盤で6−5とリードしたのもつかの間、一気に8−14に持っていかれた時は、少なくともフルセット覚悟でした。
でも選手たちには逆転できるという自信がついてきたのか、慌ててはいませんでした。そして15−17からの二枚替え。これは成功しませんでしたが、ベンチからは勝負をかけるという意思表示が見え、チームとしてやるぞというスイッチが入ったことで逆転につながったのではないかと思います。
まあ前半でいつも離されちゃうので、そこしっかりしろよとは言いたくなりますが。

針生選手が入った第2セットも逆転される展開があり、いい流れとは言えませんでしたが、佐藤選手のサーブがこの状況を断ち切ってくれました。
針生選手の交替は、以前は誰かが調子悪いからと言っても代えられなかったわけですから、戦力も充実しつつあります。
そして19−12でワンポイントブロッカーとして登場した今野選手も、今度はオーバーネットを誘って見事貢献、工藤選手は「一番遅く入ってきた今野に上げてしまった」と言っていましたが…結果オーライ。
梅津選手のカットミスは2014年度の全日本総合で、群雄会相手に3連続SPで逆転されたシーンを思い出しましたが、点差もあったし何とか持ちこたえました。
ただ、全体通してチームのサーブカット精度が悪い印象はあります。そこがちょっと不安。

ポジションが昨年、いや今年の春から変わったのが、佐藤選手がレフトからFR、石川選手がライトからレフトになったこと。
門脇前監督が佐藤選手をレフトにしたのは、守りが弱くコンビが使えないため、一番決定力のある選手をレフトに置いたというのが理由。で、その守りが安定してきたので、もっと中央を使えるようにとの戦術なのでしょう。
石川選手はレフトでもライトでも実力を発揮できるのが強みですよね。このポジションチェンジが今後の対戦でどう影響していくのかも見ものです。

さて組み合わせ抽選の結果、RI東北は準々決勝で第1シードと対戦するゾーンに入りました。これは昨年の全日本総合と同様の位置ですね。
「地元で負けられないプレッシャーという状況から我慢強くプレーしてくれた。強化はしっかりやってきたし、自信を持って頑張っていきましょう」と江口監督が檄を飛ばし、決勝トーナメントに臨みます。

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