■レヴァリアース-REVERY EARTH-  

作者:夜麻みゆき(やま みゆき) / Gファンタジーコミックス(エニックス) 全3巻 *

>>夜麻みゆき初の長期(2年間)連載作品。この時期に同時期に「幻想大陸」を連載していたわけで、
  今思うと考えられない優等生ぶりです。「読みきり・幻想大陸(2回目)」で夜麻作品に惚れたことが
  夜麻作品に興味を抱いたきっかけなので、連載開始時から立ち読みしておりました。(買えよ)


 ■あらすじ   ■語り   ■キャラトーク  ■50の質問<レヴァリアース同盟>

 レヴァリアース ― あらすじ

4982年―――。
オッツ・キイム全土を支配しようとしていた邪神竜ディアボロスは、たった一人の少年によって倒された。
少年の名はザード。当時、わずか7歳という幼さであった彼は、神と精霊、妖精から祝福を受けた者だった。

4992年―――。
復活したと噂されるディアボロスに、英雄ザードが殺される。
享年18歳。

何故、殺されたはずのディアボロスが甦ったのか。
ザードが、一度は倒したはずのディアボロスに敗れ去ったのか。
真実は、誰も知らない。

そして、4993年――――。
一人の少年が旅に出る。彼の名はウリック。
英雄ザードの仇を討つべく旅に出た彼は、ザードの妹・イリアの男装した姿だった。
(ザードとイリアは血は繋がっておらず、関係は養父と養女のようなもの…兄妹ですが)

旅に出てすぐ、ウリックはシオンと名乗る少年に出会う。
魔物に襲われているところを救ってやったというのに、感謝の念すらないという我儘・傍若無人ぶり。
その上、彼はブリアー大陸にある法力国家・アドビスの王子だと言う―――。
アドビスの「憲法152条」にのっとり、受けた恩は返す―――という事で、シオンがウリックの旅に付いてくる事になった。
シオンの呆れるような態度にうんざりしかけるウリックだが、彼の優しい一面を知り、ウリックもシオンに心を許すようになっていく。

旅の途中、妖精・レムと出会い彼女も旅の仲間として加わる事になる。
しかし、レムから聞いた英雄・ザードの姿にウリックは愕然とする。
レムは、ザードは強く、ディアボロスを倒したのだという。
しかし、ウリックの知るザードは優しい青年で、小さな虫すら殺せないひとだった。
ザードはディアボロスを倒したのではなく、「魔物と人、そのどちらもが共生できる世界を作ろう」と約したと語った。
己の信頼していた兄・ザードの姿が偽りであったのか。小さな疑念がウリックの胸に湧いた。

そんな中、家出同然に城を出ていたシオンとともに、ウリックは強制的にアドビスへと連れて行かれる。
シオンが本当に王子であった事実に驚きを隠せないウリックだが、さらにそれを上回る衝撃がウリックを襲う。
それは、兄・ザードに対する人々の思念だった。
あるものはザードは英雄―――神だと言う。
あるものはザードは殺戮者―――悪魔だと言う。
信じていた兄の姿が壊れ、ザードを信じられなくなったウリックにシオンは言った。
「一回しかザードにあった事がない奴らになんか惑わされるな。あいつを一番知っているのは弟のお前だろう」と。
シオンの言葉に励まされ、ウリックはもう一度、ザードを信じる事に決める。

アドビスの城に戻ったウリック、シオン、レム。
シオンの父であるアドビス王と面会を果たすものの、また一つの疑念がウリックの胸に生まれる。
それは、父であるはずのアドビス王の、息子シオンへの接し方だった。
いくら王と王子とはいっても、王とシオンの様子はおかしいのではないか。
しかし、そんな疑問を口にする前に、王がウリックに語った事実に騒然となる。
それは、ザードがシオンを訪ねにアドビス城によく訪れていた、というのだ。
シオンとザードが知り合い立ったことを知らないウリックは、憤然とシオンに詰めかかるが、あっさりと誤魔化されてしまう。
(ちなみにこの事実は終盤近くまで忘れ去られる事になる…ウリック、頭悪すぎ…)
それはさておき、(いいのか…)次の日、ウリックはアドビス王からシオンをどう思っているかと尋ねられる。
我が侭さには困るが、冷静さと判断力を備えた、頼りになる仲間…と思ったままを述べるウリック。
それに対しアドビス王は、シオンは賢い良く出来た…良く出来すぎた子だという。
親であっても時々シオンのことが理解できなくなる…しかし、そう育てたのは他ではない自分なのだと。
「ザード」から「シオン」へ対象を変えたウリックの疑念に、城のばあやが一つの鍵をくれる。
それは、シオンの出自にかかわるものだった。
法力国家・アドビスに生まれた―――魔法使い・シオン。(シオンは魔法使いなのです…)
いまだかつてないこの事実に、誰もが疑念を抱いたのだという。

シオン王子は本当に、アドビス王の子なのか―――…。
(作品中に母であるアドビス王妃は一切登場しません…)

己の存在意義に悩むシオン。魔法使いである自分がアドビスの王となれるのか。
そんなシオンにウリックは何でもないことのように告げた。
「シオンは、シオンだよ。シオンならいー国、作れるよ」
シオンの遠い昔に凍りついた心が、ウリックの純真な心に救われていく―――。

ディアボロスへの道を求め、アドビスから基盤の神殿に来たウリック、シオン、レム。
神殿にある7つの聖石のひとつ、「基盤の水晶」ならば、11年前の本当の事実を知っているのではないかと。
「水晶は選ばれたものの問いにのみ答える」と言う伝説に期待を寄せるウリック。
それに対してシオンは「伝説なんていうのは人々が勝手に創り上げたもの」とハナから信じない構えだ。
ところが、ようやくたどり着いた先にあった「基盤の水晶」はウリックの問いには答えずシオンに対して語りかける。
「私は、世界の基盤。そうして、基盤なるものを待っていた…」と。シオンこそが水晶に選ばれた存在だった。
『自分が本当にアドビスの王子なのか』と疑問をぶつけるシオンに水晶は溢れんばかりの答えを示す。
それは、彼が求めていたもの、ディアボロスへの道、そして―――オッツ・キイムの未来。

デイアボロスへとたどり着く道を得て、すぐにでも向かおうとするウリック、レム。
だが、シオンは「甘い考えでは奴は倒せない」とウリックの気持ちを一刀両断。
「ディアボロスなんかどうでもいいから、一緒にアドビスで暮らさないか」とウリックを誘う。
しかし、シオンがやめても、一人でディアボロスを倒しに行くというウリック。
ウリックの強い意思に触れ、シオンも最後まで付き合う事を決意した。

西のイビス草原。二つの月が重なる刻、異世界への道は開ける―――。
思いの丈、全てを賭け、3人は異世界へと旅立った。


>>以下は完全にネタバレであります…。私としてはあとは本で確かめてっ!!と言いたいところですが、
 とりあえずはラストまで書いておきます…(Ctrl+A 等、反転させてお読み下さい)

たどり着いた異世界。とても人間が暮らしていける場所ではない世界に来て初めて、ウリックはシオンの真意を知る。
異世界に来る事を止めたのは、仇討ちがどうでもよくなったからではなく、ウリックの身を案じて制止したシオンの優しさなのだと。
いつも助けてくれる、優しいシオン。そんなシオンをウリックは欺きつづけてきた。
それは、自分が女だという事実。女嫌いのシオンに嫌われたくないために、どうしても今まで言い出せずに来たのだ。
しかし、ここまで来てシオンにウソを付き続けることに罪悪感を感じたウリックは、正直に自分が女である事を告げる。
驚愕するレムだが、シオンは驚きもしない。「信じてないの!?」と怒るウリックに、シオンは一言。
「(女である事を)最初から、知ってた」
何故…と詰め寄るウリックをさらっと誤魔化すが、逆に裏目(?)に出て、話はザードとシオンが知り合いだったことにまで及ぶ。
話す事をためらうシオンだが、塞ぎ込むウリックを見て、ぽつり、ぽつりと話しだす。
誰もが理解しようとしなかった自分を、ザードだけが理解してくれた事。
そんなザードに嫉妬しつつも、彼を尊敬している事。
そして、ザードが残してきた妹(ウリックのこと)のことをシオンに頼んだという事。
ザードは妹を守れ、といいながら、その実はシオンを世間に触れさせようとしていた事。
シオンからザードの姿を聞かされ、ウリックはやっと自分の知っていたザードの姿を信じる事が出来る。
そして逆に、何故男装をしているのかと問われ、ウリックは答える。
「強くなれば、男になれば、(ザード)兄さんを守れたかもしれないから」
そのむちゃくちゃな理由にシオンは呆れ果てるが、同時にその素直さと実行力に惹かれる。
シオンに『馬鹿』とののしられ落ち込むウリックにシオンが告げる。
「この旅が終わったら、イリア(本名)に戻って、またいっしょに旅をしよう」と。

だが、その夢は、叶わないまま終わる。
ウリックたちがたどり着いた先にあったものはディアボロスの死体。
そして、彼らを待っていたのは赤い仮面をかぶったイ―ルズオーブァという人間の男だった。
イ―ルズオーブァはザードの剣を持っていた。
彼が、ザードを殺したのだと知り逆上するウリック。イールズオーブァに殴りかかるが、あっさりと叩きのめされる。
そこで初めて、ウリックは自分とイールズオーブァの力の差、そして戦う事の恐怖を知る。
死に対して恐れ、立ち上がれなくなったウリックを守るため、シオンはウリックとレムを逃がし、一人イールズオーブァに立ち向かう。
イールズオーブァとシオンの魔法はほぼ互角。だが、シオンには魔法を使うたびに身体に負担がかかるというハンデがあった。
何故、人間のくせにこんな異世界に閉じこもって、人間を滅ぼそうとしているのか。
シオンの問いにイールズオーブァは答えた。
「やがて、人間たちによってオッツキイムは滅びるからだ」と。
それは、基盤の水晶がシオンに告げたオッツキイムの未来でもあった。
だが、シオンは「魔物と人が共生し、調和の取れた世界を作る事で滅びを逃れる」という夢物語のような道を信じようとした。
それは、シオンがウリックの純粋さに惹かれた証でもあった。
お互いの譲れないものを賭けて闘うシオンとイールズオーブァ。
そこへ、恐怖に震えていたはずのウリックが戻ってくる。「死ぬ事は怖いけれど、シオンを失うよりはいい」と言って。
シオンの中でウリックの存在がかけがえのないものとなっていたように、ウリックの中でもシオンの存在は何よりも大切なものとなっていたのだ。
しかし、イールズオーブァの攻撃は凄まじいものとなっていた。
イールズオーブァは人智を超えた魔法で強大な魔物へと姿を変え、3人を殺そうとする。
「もう、人と人が殺しあうのは嫌だ。誰が傷つくのも見たくない」と泣くウリックを、イールズオーブァの一撃が襲う。
その瞬間、シオンはウリックを守るため己の命と引き換えに、最期の魔法を放った。
凄まじい魔法の威力に倒れるイ―ルーズオーブァ。しかし彼はまだ死んでいなかった。
シオンを失う事への恐怖とイールズオーブァへの怒りで我を忘れ、ウリックはイールズオーブァにとどめを刺す(かのように見える)。
だが、イールズオーブァを倒してもシオンの死へ向かう道行を止める事は出来ない。
悲しむウリックに、シオンは最期の言葉を残す。それは、自分自身とザードとの思い出だった。

アドビスに魔法使いとして生まれた王子。
本当に血の繋がった父親からも、城の兵士や忍たちからも、冷たい目で見られていた。
だから、自分をまわりに認めさせるには、完璧な王子を演じるしかなかった。
そうして、完璧な王子を演じるうちに、自分自身の感情はどこかへ捨ててきてしまった。
そんな自分に、城のばあやが言った。
「自分の気持ちに…感情のままに…素直であってくだされ… でなければ いずれわからなくなってしまいます」
その言葉の意味、何故ばあやが心配するのか、その時の自分にはわからなかった。
そんな中、自分はザードと出会った。
ザードは、妹の話をしてくれた。
それは、たわいもない童話を読んで泣く少女の話だった。
何故そんな童話を読んで泣くのか、自分にはわからない。
そんな童話を読んで泣く彼女の気持ちを理解するのが怖い。
それこそが、今まで自分が無理をして生きてきたことの証拠でもあった。

ザードが妹を自分に託してこの世界から消え去り、そしてザードの妹・イリアと旅をして。
今まで見えていなかったことがようやく見えてきた。
ザードの気持ち。
ばあやの気持ち。
自分自身の、気持ち。

それは、すべて彼女―――ウリックと出会えたから。

シオンと一緒に異世界に残ると言うウリックにシオンは優しく言った。

これからも旅を続けてくれ。
お前のこれからの時を素晴らしいものに。
イリア、生きてくれ―――…と。

二つの月の見下ろす中。
シオンは13年という短い生涯の幕を下ろした。


 

と、まあ後半がやけに長いような気もしますが、私の想いの入り具合と言う事で。(^_^;)
いや〜、全然伝えきれてないような気もしますが、いい話ですよ〜。ともかく読んでみてくださいな。

御覧のとおりハッピーエンドではなくて、その事についてはいまだに私、根に持ってるんですが、その話の続き(その後の
イリアとレムの旅について)は、Gファンタジー(エニックス刊)で連載中の『刻の大地』<1〜8巻・GGC、9〜10巻GFCにて
刊行中>という作品で読めます。

 レヴァリアース ― 語り

本当の感情ってなんだろう?
本当に自分が「ありたかった姿」はなんだろう?

それがこの物語最大のテーマでしょうか。レヴァリアースの魅力、それはひとえに「シオン」の存在にかかってきます。
レヴァリアースの主人公は紛れもなくシオンであり、このお話は頑なに殻に篭ったシオンが、ウリック(イリア)という純粋な存在と心を通わせることで、人間らしさを取り戻してゆく、という話だからです。
そういう意味では、レヴァリアースも「成長物語」。一般的なそれとは違うけれども、シオンの考えや表情が変わる様は短いお話ながらも見事です。短いお話だからこそ、「昇華的」な感激が得られるというもの。「きれい」なものに触れてみたいという方、ぜひご覧下さい。(所詮私は夜麻作品FANというより、ただのレヴァリFANなのでした。)

また、(これはレヴァリアースに限ったことではないのですが)夜麻作品には独特の観念があって、好き・嫌いはそれに魅了されるか否かにかかっています。
基本的に、

・人は生まれながらにして純粋な心を持っていおり、根っからの悪人はなし(性善説)
・争うことは正しくない。種族を超えても、信じることで共存できる

…この観念が生に合わない方にはまずお勧めできません。
逆にちょっといいかも…と思ったらめっけもの。
心を子供の頃にちょっとだけ戻して、どっぷりと夜麻作品の魅力に漬かってみましょう♪

絵はそれほど上手とはいえませんが(失礼)個性的な絵柄には独特な魅力があり、戦闘シーンにも迫力があります。



レヴァリアース― キャラトーク

■シオン

「レヴァリアース」の事実上の主人公。
法力国家・アドビスに生まれながら、法力を一切持たず、代わりに絶大な魔力を持って生まれてきてしまった。
「魔法使い」らしく「万物の成り立ち」に興味を抱くシオンは、「万物は神による創造物であり、在り方を問う必要はない」と考える僧侶(城の神官)たちから「異端」の存在と扱われ、父親とも心を通わせることが出来ずに孤立していた。
そんなシオンを初めて理解したのは、英雄と呼ばれる少年・ザードだった。
彼の最後の頼みを聞き、シオンはザードの妹・イリアを守ることになるが――…。


CHECK POINT→
・一流魔法使い。幼いながらに、その破壊力は絶大。
・だが、自ら行使する魔法に耐えられないほど身体が弱く、攻撃するたびに吐血している。(弱…)
・とにかく頭がいい、優等生タイプ。古代文字だって読めちゃいます。
・職業(?)は「わがまま王子」。得意技はいやだいダンスです。(歌もあり→いやだいラップ)
・でもわがままを言うのはウリック限定。(甘えているだけ) 本当は父親にも甘えたいお年頃。
・美人さん!色白で細いのでしょっちゅう女に間違えられている。
・自称・女嫌い。その実、女の子が苦手なだけ。何気に人見知りするシオンらしいかも。
・育ちがいいのでグルメ。でも一番好きなのは「ウリックの手料理」です。(見せつけやがって!)
・ザードのことを尊敬しつつも、ちょっぴり嫉妬しています。(カワイイvv)
・基盤[イエソド]の水晶に選ばれた者。(ちなみに世界の基盤となってしまわれた――…)

★今更と言う気もしますが、私が夜麻作品で最も愛しているのは、まちがいなくシオンです。限りなくラブ。
シオンの魅力と言えば、何をおいてもあの可愛らしさ&カッコよさですね。(今の私の目では特に前者ですが)
妙に大人っぽいことを口にするかと思えば、びっくりするほど子どもっぽい表情をしたり!もう、何でそんなに可愛いかなぁ!
しかも、今まで平然と付き合っていたくせに、ウリックをイリアと意識しだした途端に照れまくる始末!(可愛スギ)
どうしてくれましょう、この子。(どうもしません)
シオンは、回を負うごとに好きになっていったので、1巻よりも2巻、さらに3巻のシオンが好きです。作品のテーマでもあるように、
シオンが自然に生きていけるようになるじゃないですか。素直に笑って、素直に泣いて。わがまましまくり〜のシオンも可愛いとは思うけど、やっぱり嘘偽りないシオンの笑顔は最高です。つーか、3巻!可愛すぎだよ!!
でも、シオンは可愛いだけでなくカッコいいですよね。ウリックが迷って泣いた時、必ず手を差し伸べるのはシオンじゃないですか。ちゃんと、「救いの言葉」を口にして。うん、やっぱり男のコですねぇ(*^ ^*)ちゃんとウリックのこと守ってるし。うんうん。
そんなシオンが、あんなに早く生涯を終えてしまうことは、やっぱり哀しいし、正直納得が行きません。だって、これからじゃないですか、本当のシオン自身の人生は。ウリックと過ごした日々は、確かに最高の時間だっただろうけど、あの時間が最期の輝きだなんて哀しすぎるじゃないですか。シオン自身、絶対納得していなかったはずです。あぁ、でも、あの場面でウリックを救ったことに関しては、シオンが後悔したなんて思えないし…うぅ。結局何を憎んでも仕方ないんですけどね。

●お気に入りシオン BEST3● (語りのテンションが異様ですが)

 1.--- 3巻 P131 ウリックを回想して泣くシオン …むっちゃラブ。っていうか抱きしめてあげたい!(ハァハァ)
 2.--- 2巻 P171 「よかった…間に合って」 いや〜ん、シオン可愛い〜!しかもちょっとだけオ・ト・コ・マ・エ★
 3.--- 2巻 P158 「俺はどうすれば…」 なんか泣いてるシオン様ばっかですが…好きなんだもん。

扉絵は、アドビスの魔法使いBが好きです。カッコいい!カラーイラストは、夜麻先生を「アヤしい…」と言わしめた、
踊ってるウリックの後で微笑むシオン!あと、愛蔵版の下巻の表紙も可愛くて好きです!


■ウリック(イリア)

レヴァリアースの本来の主人公。
幼少の頃、家族を事故で失ってしまい、その際たまたまその場に居合わせた少年・ザードに妹として育てられる。
小さい頃から魔物と一緒に暮らしてきたため、魔物を「殺すべき敵」とは考えない。性格はいたって単純で純粋。
大好きだった兄の仇を討つため、「強い」男の姿になって旅に出るが――…。

CHECK POINT→
・キング・オブ・単純。とりあえず勢いでGO!の猪突猛進型です。
・とても純粋で汚れない思考をしているため、時折天使のような言動が見られます。(嫌味なく)
・男装したのも「男になれば強くなれると思ったから」という単純な思考によるものです。(それが可愛いvv)
・人並みの恥じらいはあります。胸を触られれば当然怒ります。女の子らしくキレイなものが好きです。
・どこで習ったか、武術の腕前は相当のもの。悪いコトする魔物には、「愛」と言う名のお仕置きを下します。
・外見も、シオンより男らしいというのは既知の事実。(というか健康だから…)
・特技は料理。ザード(兄)、シオン(恋人未満)というオッツ・キイムでも歴史的にものすごい方々が彼女の料理の虜です。
・彼女の世界に対する知識は絵本並みです。(読み聞かせはザードお兄ちゃんがしてくれました)
・頭を使うことは苦手で、物覚えもあまり良くありません。(一度会ったくらいでは記憶に残りません)

★ウリック好きです!可愛いから!! 何をおいても、あの真っ直ぐさがいいですね。どこまでも素直で、どこまでも純真で。単純で、うっかりやサンだけど、元気で、強い意思を持っていて。素直に可愛いと思います。う〜ん、まぁ、ヒロイン気質ではないかもしれないけど…。
私はシオンに負けず劣らず、ウリックのことも好きなんですよ。だって、見てて微笑ましいんだもの、この二人!シオンの「かけがえのない救い」(この表現好き〜)でありながら、シオンに肩すかしを食らわせ続ける彼女であって欲しいと思います。ウリックの中ではザード>シオンで、それが態度に表れちゃってる感じの方が好き。(らしくて)
そしてウリックといえば当然=イリアとして、刻大の彼女を連想するわけですが。
イリアももちろん大好きです!愛しいです。抱きしめてあげたい、儚さがあるというか、身近な死を経験したことで命に対するひたむきさが切ないほど伝わってくるので。
…まぁ、ウリック時代とどちらがいいかと問われましたら、ウリック時代を選んでしまうんですがね。

● マイラブ・イリアちゃん&ウリック ●

 ……と、コミックスを見返してたんですが、結構みんな好きで選べない。
「水晶を持って帰ってみんなの前で証明すればいいじゃないか!」もいいし、「シオンならいー国作れるよ」も捨てがたいし、「シオンと出会えて一緒に旅を…」だっていいし、「ボク女なんだ」のところも可愛いし、イリアはイリアで可愛すぎだし。
むむう、難しい!




レヴァリについて語るには、この二人で十分かと。(えぇ!?)

レヴァリFANに50の質問

◆1.名前を教えて下さい。
 みなかみ瀬亜です。

◆2.性別を教えて下さい。よろしければ年齢も。
 女性。齢は…24歳になりました。

◆3.レヴァリアースとの出会いは?
 連載当初から立ち読みしてました。もとは夜麻みゆき先生のドラクエ4コマが好きで、それから突発的に
 描かれた「幻想大陸」がとても良く思えたので。Gファンタジー(当時のガンガンファンタジー)で、
 夜麻先生連載!の予告を見た時は驚きつつも大喜びでした。…ちなみに当時が14歳頃でしょうか。

◆4.ファン歴はどれくらい?
 ざっと見積もって8年くらい?

◆5.当時のGファンタジーは買ってましたか?
 いいえ、立ち読みでした。お金がなかったので。

◆6.一番好きな話はどれですか?
 うーん、みんな好きなのですが…あえて挙げれば「基盤の神殿」ですかね。
 最後の、シオンがウリックを庇うシーンとか、ともかくシオンの見せ場が素敵なので。
 というか、シオンが非常に素直な回ですよね。カワイイ〜♪
 もちろん、好きという点では「忘却に沈むかの地」以上のものはないのですが、ラストを思うと悲しくて
 仕方がないので、あえてこちらを。

◆7.なぜ好きなのか理由を教えてください。
 おおっと、しまった。上で語ってしまいました(苦笑)

◆8.一番好きなキャラは誰ですか?
 シオン。次点がウリック。

◆9.なぜ好きなのか理由を教えてください。
 ひたすらに格好いいから
 …ええと、シオンって純愛ですよね。イリアを一心に思う所が格好良くて可愛くて仕方ないのです。
 イリア(ウリック)と一緒にいる時のシオンはやはりダントツに格好いいんですよ。シオンは13歳という
 年齢の割には考え方は大人びていると思うんですが、時々年相応の甘えが出るのも可愛くて○。
 それから「愛されなかった過去」から眼を背けようとしながら、その実「愛を下さい」って飢えている
 ところが愛しい。あれ、語るのは可愛さだっけ?(苦笑)

◆10.一番好きな扉絵はどれですか?(表紙でも可)
 扉絵は「法力国家の魔法使い B・C」がベスト。それぞれに、いい表情してると思います。
 カラー絵はコミックス収録はないんですが、かつてGFの表紙になった絵(1995.12)。ポストカード
 (夜麻みゆき作品集)のレヴァリのトップ。夜麻先生に「アヤシイ」と言わしめた王子の表情がグー。
 あと、CDコレクション1のカラーはみんな好きです〜♪

◆11.一番好きなセリフはどれですか?
 これは…難しい〜。でも、あえて1番というなら…
 「オッツ・キイムでまた会おう」かな…。シオンがすごく男らしくて、逞しかったんだなぁと思いました。
 というか、優しさだよね。惚れ…。

◆12.好きなカップリングがあるなら教えて下さい。ついでにどこが好きかも。
 シオイリ!…というか、シオウリなのかな?どちらでも良いのですが。
 初恋のように純粋な可愛いラブが素敵です。というか、シオンの一方通行(とは言い切れないか)がまた…

◆13.レヴァリアースのコミックCD持ってますか?
 はーい、もちろん!2つとも持ってます。

◆14.キャラと声優さんは合ってましたか?
 合っていたと思います。特にウリック・シオン・レムに関しては文句なしです。

◆15.レヴァリアースの愛蔵版は買いました?
 か、買ってないです。すみません。迷ったんですけど、あんまり特典がなさそうだったので。
 表紙は好きなので、複製原画集は買いました。

◆16.レヴァリアースのグッズは何か持ってます?(テレカ等)
 全プレの金のテレカを。確か刻の大地の番外編の表紙じゃなかったでしょうか。
 あのシオン様の表情が好きで、つい申し込んでしまいました。

◆17.レヴァリアースがアニメ化して欲しいですか?
 うーん…あんまり。アニメ化して「好き」度が増したものってあんまりないので。
 壊されるくらいなら…と思ってしまうのはひどいかしら。

◆18.ウリックについて一言どうぞ。
 可愛い♪

◆19.シオンについて一言どうぞ。
 可愛い♪(ウリックとは違った意味で)

◆20.レムについて一言どうぞ。
 頑張りやさん。

◆21.ザードについて一言どうぞ。
 謎めいた、面白い人。気になる。

◆22.アドビス王について一言どうぞ。
 優しいパパさん…でもなかったのかな。すれ違いが悲しかったね。

◆23.おばばさんについて一言どうぞ。
 チェック表の「ザード」版があるのか気になります。

◆24.ザードはディアボロスを倒してないと思いますか?
 倒してないでしょう。イリアのためにも、そう信じたいものです。

◆25.諸悪の根源はイールズオーブァでしょうか?
 私にとってはそうですね。「人間」の心の醜さが諸悪の根元だというのは、悪いけど責任転嫁。
 イールの言い分ももちろん完全否定はしませんけど、成そうとしている事は絶対に正しくない。
 間違っても正義ではないんです。魔物にとっては正義であっても、人間の社会では悪でしかないでしょう。
 だから「諸悪の根元」ということで。
 …つーか、イリアの人生における「諸悪」は問答無用でイールだと思いますよ。

◆26.シオンは死んでないと思いますか?死んだと思いますか?
 死んだと思います。そうであって欲しいです。

◆27.死んでないと答えた方、根拠があるなら教えて下さい。
 ここはパス。

◆28.実はザードは死んでないとか思ってます?
 これは…微妙に迷ってます。というか、ザードは存在自体が謎なので。
 ひょっこり出てきても、ザードなら許すかも。

◆29.ウリックの料理食べてみたいですか?
 ぜひ♪美味しそうだと思いますよ。

◆30.あなたはウリックの方向音痴&世間しらずに付き合いきれる自信はありますか?
 現実問題厳しいかもしれませんが…私も方向音痴は並外れてなので、もしかしたら上手くいくかも。
 でも私が短気なんで、愛だけで乗り切れるかしら…?

◆31.あなたはシオンのわがままに付き合いきれる自信はありますか?
 ないです。絶対無理。愛だけでは乗り切れません。

◆32.シオンのうさぎさんスリッパ欲しいですか?
 むっちゃ欲しいです!!シオンのはいた奴を!(ストーカーか、私は)

◆33.よしよしハンドをゲット!誰をよしよししたいですか?
 やっぱウリック。でも、実はそれ以上に可愛い時のシオンを。怒られそうですね。

◆34.シオンの服装どれが一番好きですか?
 後半のアドビス王から貰った魔法使いヴァージョン。格好いいと思うので。

◆35.シオンを呼ぶ時、「様」をつけちゃいますか?
 あんまりつけないようにしてます。年齢差がね〜(苦笑)
 無礼ながら、普段は呼び捨てで。ただハイテンションになると付く…かな?

◆36.レムが歌った「ザード様についての歌」歌えます?
 「俺はザード、ガキ勇者」までは覚えてました。

◆37.ザード教に入信したいですか?
 あの人は崇拝する人ではないと思うので…。

◆38.イールズオーブァって長いですね。なんて略しましょう?
 イール。

◆39.なるなら僧侶と魔法使いどっちになりたいですか?
 魔法使い。私は僧侶向きの性格だと思うんですが、憧れるのは探求派の魔法使いでしょう!
 シオンの影響というわけではないですよ。

◆40.アドビス王の事をなんて呼びますか?シオンパパですか?
 パパ。(誰のパパだかわからん呼び方ですね)

◆41.三人のイメージカラーはそれぞれ何色だと思いますか?
 一瞬、服の色が浮かんじゃいましたが、それをあえて排除して回答します。
 ウリック=オレンジ(陽の光の色。ウリックなら若葉=緑でもいいんですが、イリアとの総合評価ならこちら)
 シオン=青(私のイメージする聡明な色って、この色なんですよね。深く澄み渡る海の色)
 レム=ピンク(…これはどうしようもないか。性格的にも考えて…他に想像できない)
 ついでに
 ザード=黒(他に何が…というくらい謎めいた色でしょう)

◆42.シオンについた「基盤の神殿」の水晶は何色をしてると思いますか?
 透明。水晶と聞くと、真っ先にそれを…(苦笑) でも、基盤といったらやはり透明だと思います。

◆43.ウリックに何か言ってください。
 これから先に待ち受けている未来は辛いものだと思いますが、どうかその「明るさ」「純粋さ」を失わないで陽だまりのような
 あなたでいて下さい。

◆44.シオンに何か言ってください。
 何でイリアを一人にしたのよぅ、バカ〜!!(泣)

◆45.レムに何か言ってください。

 どうか、イリアの支えになってあげてください。

◆46.レヴァリアースを好きでよかったと思える事は?
 うーん、まざまざと実感した事は最近はないかしら?
 でもこの作品がとても好きなので、やさぐれた時とかに読み返すと癒されたり、ある意味煽られたりして
 楽しいです。みんなが友達のように思えて、安心するかな。本当に出会えてよかったと思える作品です。

◆47.刻の大地読んでますか?
 はい、読んでます。

◆48.刻大を読んでる方に質問です。イリアとレムが出てきてどう思いましたか?
 待ってました。というか、刻の大地にはその期待しかしてなかったので、ようやく出てきてくれたのね(感涙)といった感じでした。
 イリアは私の予想していた以上にどん底状態で痛々しいです。でも、これがレヴァリの正当な未来なのかしら、とも思いました。
 ここに関しては明るい展開は未来に期待したいと思います。

◆49.シオンが刻大に回想ではなく生きて出てきたらどうします?
 正直な意見を言えば…「やめてー」かな。
 シオンはもちろん好きなんですけど…それって、「レヴァリアース」という作品を否定していると思うので、嫌。
 生きてる派の皆様、ごめんなさい!

◆50.最後の質問です。レヴァリアースの魅力は何でしょう?
 シオン様。(あえて様付け)
 レヴァリアースって、つまりはシオンのお話でしょう。主役がウリックであっても。
 シオンの成長が、レヴァリ最大の魅力だと思います。
 夜麻先生独特の素敵なお話も、もちろんそうなのですが、それは「幻想大陸」にも「刻の大地」にも言えること
 なので。私はレヴァリが一番好きで、そして三作品の仲で何故これが…となった時に、一番に言えるのは
 シオンの存在ですね。これは、冗談ではなく大きいですよ。話の主軸ですもの。
 他の二作品にはこれがありません。
 個人的な見所はやっぱりラブ!シオンの初恋みたいなラブが可愛いのよぅ!!(始まった…)
 そんなわけで私はレヴァリアースが大好きです!


 ここまで読んで戴いて、ありがとうございました。



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