「メジャースケール」や「マイナースケール」は知っていても
他にもスケールはあるし、それをどう使っていけばいいのかわからない・・・。
よくある質問です。
これは頭を柔らかくして、うまく切り替えれば理解できると思います。
何より、スケールを考えながら演奏することは現実的ではありません。
音楽は音楽として、気持ちを音で表現しましょう。

・・・と言っては元も子もありません。

ということで、簡単に理解できるスケールの解法をまとめたいと思います。
簡単ですので、初心者に対応している・・・はずです。




 スケールを理解するために、まず次の項目を理解して下さい。スケールそのものは後述しますが、スケールをきちんと理解していただくためにも、まずは下記の項目ついて理解をしていただきたいと思います。それぞれのリンクページをよくご理解下さい。

1.音程
 音程とは、ある音ともうひとつの音との間にある高さの関係のことです。
 基本的に音楽は、高さの異なるいくつもの音が合わさって表現します。単音でメロディを歌っていたとしても、ある音と次の音との高さに隔たりがあったりします。それらの音程を『度』という単位で表現します。

2.関係調
 音と音の隔たりの関係に『音程』というものがありますが、曲の中で転調する場合など、転調前と転調後の調の関係や、その他応用的にコードのつながりとしても必要となるものに『関係調』というものがあります。

3.ダイアトニックコード
 後述するスケールの中で、もっとも基本となる「メジャースケール」「マイナースケール」のそれぞれに存在するコードが『ダイアトニックコード』というものです。

4.コードネームの成り立ち
 コードネームはとても便利で、和音を一言で表現できます。しかし、複雑なコードを見ると、それが何を意味しているのか分からなくなってしまう方もいるでしょう。


 どうですか?以上の項目が理解できましたでしょうか?
 これらが理解できましたら、本題のスケールの解説に移りましょう。