総合的学習とアフガン難民

総合的に学ぶ学習とアフガニスタン難民


          ― 中学生の質問とその返信から ―

     このページは中学生のサクラさんから来た質問と当会のボランティアの返信がとてもよかったのでおふたりの承諾を
  得て公開しました。総合的に学ぶ学習だけでなく、最近報道が少なくなって忘れ去られそうなアフガニスタンの難民の
  生い立ちや生活を多くの方々に知っていただけたらと思います。


質 問1  アフガニスタン難民の生活
2002年11月2日


 はじめまして。わたしは今アフガニスタン難民について調べている群馬県の中学生です。突然なんですが、聞きたい
ことがあります。というのは、アフガニスタン難民の毎日の生活のことです。戦争があり、食料がなく苦しんでいると
いうことぐらいしかわからないんですけど、いったい彼等はどのようにして生きているのか、どのように生活している
のか知りたいです。毎日の生活がどのようなものであるかわかれば、今の日本の人との生活を比較し、また、考察する
ことができると思うんです。少しでも、アフガニスタンについて学ぶため、協力してもらえるとうれしいです。

よろしくお願いします。


返 信1
2002年11月5日


こんにちは。メールありがとうございます。

 アフガン難民といっても、いろいろな人がいます。20数年前のソ連侵攻時に難民としてすでにパキスタンのペシャワ
ール等にやって来て、今では仕事を持ち、パキスタン人とさほど変わらない生活を送っている人。多くの場合、低賃金
労働者ですから、生活は楽ではないでしょうけどね。


 私の見たアフガン難民について言わせてもらいます。パキスタンのペシャワールはアフガニスタンの国境に近い大き
な町です。そのペシャワールから北へ約100km程、アフガニスタン国境まで10km程のところにあるバルカリキャンプは
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によってうまく管理運営されています。そのキャンプに私たちは2回行きました。
しかし、私はそのキャンプに住んでいる人たちの実態を把握していません。5月はキャンプでの滞在時間30分程度、9月
は2日間滞在しましたが、食糧配布場所にいたか、学校でミニコンサートをしていたので、彼らの生活場所を覗いてい
ないのです。

 日中、子どもたちは一応学校があります。テントの学校です。もしかしたら、土の上にシートを敷いて勉強をしてい
るのかも。鉛筆やノートはどれだけの子が持っているのだろう。

 それじゃ、大人たちは? 仕事は? キャンプ内には会社なんてありません。キャンプから外へ出ることは、交通機
関もない山の中なので出来ません。→仕事なし。それでは何をして日中すごしているの? 何をするでもなくぶらぶら
ぶら…

 大人が仕事をしていないのに食べるものは? 世界食糧計画(WFP)からの配給や各援助団体からの配給。各援助団
体からの配給だって、いつ来るかわからない。WFPからの配給だって、小麦だけと聞いています。そこで私達は豆、食
用油等を配ったわけです。例えば、豆だったら長くもつし、お豆は畑のお肉ですから、栄養面でも一推しですし。も
し、彼らにとって今は豆じゃなくて、別のものが必要だったら、その豆と別のものを物物交換してもいい。難民の人々
の食事は一日に一回食べられれば幸せです。例えば、ナーン(インド料理とかでカレーと一緒に出てくる平たいパンの
ようなもの)を一日に半分、いえ、数ちぎりしか食べられないとも、訪パキスタン歴10回の方から聞いています。

 あるものと言えば、着ている服。それだけと言っても過言ではないでしょう。その服だって着の身着のまま。靴を履
いていない子もたくさん。砂利道を裸足で歩いています。

 ものはいつかなくなります。いつも、いつまでも自分のそばにあるわけではない。どんなに高価なダイヤの宝物があ
っても、死んだら持っていけませんものね。日本は次から次へと新製品や流行のものが市場に出回り、それを追い求め
るのももちろん結構です。そうしないと経済まわりませんしね。でも、今あるものを大切にし、これは一体どこまでも
つか… を楽しみにその「もの」を使うのも結構楽しいですよね… 結局は宝物といったらHeartですよね。最後の最
期まで自分と一緒にあるものは。今サクラさん(かな? お名前わからないので。「あなた」では嫌ですし。)が持っ
ているその気持ちをずーっと持ち続けて下さいね!

納得いく回答ができなくてごめんなさい。

日亜友好会ボランティア

T.K.


質 問2  総合的に学ぶ学習
2002年11月5日


メールありがとうございました。

すごく細かいところまで、書いてあって本当にうれしいです。

アフガン難民にも、いろいろあるんですね。知りませんでした。

金子さんが行ったパキスタンのペシャワールという町、そしてバルカリキャンプでの生活の辛さ・・・。わたしたち
は、何不自由なく生きているのに。なんで、同じ地球に生まれ人間として生きているのに、こんなに差があるのだろう
と、つくづく思いました。

以前のわたしは、アフガニスタンという言葉を避けていました。なんというか、イスラム教のイメージがわたしには恐
いという感じがあって・・・(イスラム教の方ごめんなさい)同時多発テロの時もアメリカのことは、把握できたのです
が、そのあとの戦い(ビンラディン氏など・・・)のことはあまりよくわからないというか・・・。

今、わたしがアフガニスタン難民のことを調べているのも始めはすごく嫌でした。興味のないことだったからかもしれ
ません。だけど、今思うと、このコトを調べようとしたことはすごくよかったと思っています。先入観だけで決めつけ
ていたりもしていたので・・・。

アフガン難民はわたしたちと決して無関係な存在ではないこともなんとなくですがわかりました。

言い忘れていましたが、今わたしがやっている授業は総合的に学ぶ学習といって、テーマにそって自ら調べ、まとめ、
発表の形にするものです。今回は個人研究ということで、自分の調べたいことを調べたり、ものを創作したり、将来や
進路に向けて調べたりしています。

まだまだ、思うことはたくさんあります。子どもたちや、大人たちのこと。そして、女性差別のことも気になっていま
す。また、メールしてもいいですか?今は、アフガンについてすごく興味があります。そして、あたしもなにかできる
ことがあったらしたいなーと想い、先日アフガン難民の募金にも参加させてもらいました。

お忙しいところ、本当にありがとうございました

中学3年 サクラ


返 信2
2002年11月5日


サクラ様

お返事ありがとう。サクラさんがどのように感じ、どのような勉強をしているのかわかり、お話しやすくなりました。

今日いただいたメールについても、ちょこちょこっと言いたいことがあるので、またメールしますね。

T.K


質 問3  イスラム文化
2002年11月8日


こんにちわ。今日は、少しお聞きしたいことがあって、メールしました。

今日、アフガンニスタンについてのWEBページを見ました。内容は、アフガニスタンの今日にいたるまでの歴史みたい
なものです。ムジャヒディンやタリバン、ソ連の存在、そして近隣諸国との関係が少しですが理解することができ、ま
たタリバンの意味不明なやりかたが、ちょっと疑問に思ったりもしました。厳しすぎる処刑の方法、女性差別、アヘン
生産の奨励、ホントウに現実とは思えないほどのものでした。そこで疑問に思ったことがあります。

タリバンは音楽や踊りスポーツなどを禁止していると書いてありました。ですが、金子さんも書いていたように、コン
サートをしていたり、スポーツらしきものをしている写真も見ました。ということは、タリバンのきまりは、少し緩く
なっているということですか??それに、おんなの人でも顔を見せている写真がいくつかありました。そのへんはイマ
イチ良く分かりません。それに、子どもたちは、足が半分なかったりして、けがをしているケド、それはなぜ??カン
ボジアみたいに地雷があるわけでもなさそう。

返事はいつでも結構なので、答えてもらえるとうれしいです。

 サクラ


返 信3 (質問2,3に対して)
2002年11月9日


サクラ様

今日は寒かったですね… 今年は秋があったのかしら、なんて思ってしまいます…

わたしたちは、何不自由なく生きているのに。なんで、同じ地球に生まれ人間として生きているのに、こんなに差があ
るのだろうと、つくづく思いました。

そうですよね。私たちはたまたま運良く(?)日本人に生まれてきただけであって、もしかしたら、アフガン難民だっ
たかもしれない。私はそれが、どうしようもないのだけれど、不公平だと感じ、自分の中で、私だけ幸せでいいのか
(もちろん悩みもありますよ。でも、彼らの悩み・苦しみと比べたら大したものではないでしょう。)、私だけ「ずる
い」という気持ちがずーっと消せないのです。せっかく、たまたま日本人に生まれたのだから、日本人の私ができるこ
とがあれば、日本人だからこそできることを、と思い現在に至っています。

以前のわたしは、アフガニスタンという言葉を避けていました。なんというか、 イスラム教のイメージがわたしには
恐い という感じがあって・・・(イスラム教の方ごめんなさい) 同時多発テロの時もアメリカのことは、把握できたの
ですが 、そのあとの戦い (ビンラディン氏など・・・)のことはあまりよくわからないというか・・・。

私もこのアフガン関係に足を踏み入れのは今年の3月下旬です。テロ後注目を浴びてからニュースで得る情報のみでし
た。だから、まだまだ勉強不足です。

そう、イスラム教はそう見られがちですよね。イスラム教の中でも色々なグループがあり、その中の過激なグループが
ビンラディン氏達ですよね。私は日本語教室のボランティアもしています。イスラム教の人達もたくさんいます。彼ら
は日本に働きに来て、彼らの国との差、違いを感じます。生活は決して楽ではありません。「日本人に生まれれば…だ
ったのにね…(例えば、日本に生まれていれば、良い車を買ったり、どこでも気軽に海外旅行に行けたり…)」と私が
言ったところ、彼らは「A国に生まれて幸せだ」と心から言っていました。自分の生まれた国に誇りを持っているんで
すね。

11月6日からラマダン(イスラム教の断食)がはじまりました。夜明けから日没まで何も口にしてはいけません。水、
タバコ、全てです。約1ヶ月続きます。このラマダンの時期はリッチな人も貧しい人も同じです。かえって、リッチな
人の方がいつもおいしいものをいつでも食べられるから、この1ヶ月は辛いでしょう… 「ラマダンがもうすぐ始まる
ね。今の気持ちは?」とはじまる前にきいたところ、「大変だけど、嬉しい。」と言っていました。ラマダンをするこ
とによって、体の中の悪いもの、悪い気持ち、全てを出しきって、良い人になる。もちろん、色々な人がいますから、
中には日本に来てからラマダンをやっていない人もいます。そのラマダンはイスラム教のカレンダーでやっています。
私たちのカレンダーより約10日ぐらい短いので、毎年少しずつラマダンの時期が早まります。今は日が短いからいいけ
れど、真夏は辛いでしょう…

イスラムの人もそれぞれいます。こんな人達もいるということで…

先入観だけで決めつけていたりもしていたので・・・。アフガン難民はわたしたちと決して無関係な存在ではないこと
もなんとなくですがわかりました。

そうですね。先入観は自分の世界を狭めてしまいますよね。私自身にも今の言葉は言っています。そう、世界は全て私
たちと関わっています。環境問題だってそうですよね。私たちが出した二酸化炭素。発展途上国(今もこういうふうに
言っているのかな… 別の言い方で習っています?)は豊かになろうと必死ですよね。実際、その発展の速度はめざま
しいスピード、パワーです。工場の出す煙、車の出す排気ガス、日本のように規制も何もないから、有害物質たくさん
でしょう。そのうち公害問題も起こりそう… で、人間・もの、活動すれば、二酸化炭素が出ますよね。今まであまり
二酸化炭素を出さなかった国が、今ものすごいスピードで発展しつつあり、二酸化炭素の量もどんどん増えているわけ
です。発展のために、多くの森林も伐採されています。酸素を作ってくれる森林が… そこで先進国は発展途上国に対
し、あまり森林伐採するな、あまり二酸化炭素を出すな!と。これはひどい話ですよね。先進国の勝手ですよね。自分
たちは二酸化炭素の量を減らすことができないから、途上国の二酸化炭素排出量枠を買ったりして… お金じゃ解決は
できません。自ら動かないと… 例えば、車から自転車にするとかね…(ちょっと極端な例ですが…) でも人間一度
ラクを覚えてしまうと、昔に戻るのは大変… これは自分自身課題です。今日は車を使わずに自転車で行ける所は行き
ました… とちょっとだけ努力しました。やらないよりはやった方がまし。やらないで放置しておくよりも、小さなこ
とでも始めて、続ける方が精神的にもいいですよね。

先日アフガン難民の募金にも参加させてもらいました。

ありがとう!

さて、以下は8日にいただいたメールに対して。

現在の政府は2002年6月にカルザイ大統領が暫定政権を発足させました。タリバンはもうアフガニスタンを治めていま
せん。アフガニスタンはもう自由です。音楽、スポーツOK! でも、まだまだ今の政権を良く思わない人たちもいるの
で爆弾事件等危険もありますけれど。アヘン奨励については、アヘンは儲かるので、お金を得るにはまともに働くよ
り、麻薬が一番ということでしょう。数グラムでいくらすることや…

例えば青い布(ブルカ)で全身を覆っている人、一体ブルカの中にはどんな女性が… 若い、おばあちゃん? わかり
ませんね。男性はどんな女性かわからないから、襲うこともなかなかできない。人身売買が結構あるそうです。この点
は良いと思います。イスラム教は基本的に女性が肌を出すことはだめです。真夏日本の女の子たちはキャミソールとか
着ますよね。もってのほかです。そんな服を着ていたら、男性はねえ… 目のやり場に困りますよね。悪いことを考え
てしまいますよね… その悪い考えを最初から起こさせなければ良いのです。その肌の露出もイスラム教国でも、ほん
と国によってまちまち、人によってまちまちです。

アフガニスタンには地雷がまだまだたくさん残っています。足のなかった子は地雷か、もしくは、内戦や、米英軍によ
る空爆で負傷…。

地雷… ソ連の軍事力(戦車、新兵器、戦力…)にはまともに正面から戦っては到底かないません。で、アフガン人は
地雷とか埋めて、戦車をやっつけたり… ゲリラ作戦。誰が地雷をくれるの? ソ連をよく思わない国… アメリカね
… アメリカはアフガン支援でたくさんの新兵器を贈っています。それが、ソ連が去った後にもよくない影響を及ぼし
ました。

いろいろな人の思惑がアフガンには入り乱れているのです。

今まで述べてきたことは私の一意見です。他の人はまた別の意見があるでしょう。情報は自分で取捨選択しなければな
りません。ひとつの情報だけで物事を決めてしまうのは危険です。情報は得るだけ得て、必要な情報だけとって、あと
は捨てる。こんなこと言っていますが、できるだけね。あまり一生懸命やるとやってられないから、できる範囲で、情
報を得る。これは何事にもね。無理してやっても、長続きしませんから。

以下まとめ。数学のように、私達の生きているこの社会、世界が抱える問題の答えはひとつではありません。決まって
いません。ので、メディアの言っていることをうのみにするのはどうかと… メディアはそう言っているけど、本当か
な… と疑問の目をもちながら、聞いていきましょう。自分はこう思う。これが正しいと思う。という気持ちを持って
いきましょう! もちろん、相手の意見も聞きながらね。

長々と書いてきてしまいました。ご理解いただけたかしら… とその前に、間違ったこと言ってやしないかしら… と
心配。ちょっと最後の方息切れ。私もまだまだ発展途上ですので、足りない点は、堀さんから間違いを訂正、補足して
いただけると幸いです。

T.K


質 問4  タリバン時代とその後
2002年11月13日


こんにちわ。

なんか、すごく丁寧に説明してもらってうれしいです。

今年の6月ってことはほんとつい最近ですね。ってことは、それまではやっぱりタリバン政権だったということです
か?その時までずっとおどりも歌も禁止されてたんですか?タリバンが治めなくなってから、随分帰還者がでてきたみ
たいですが、アフガニスタンにもどって、人々はどうやって暮らしているのか、キャンプなどにいる難民たちの数はタ
リバンが治めなくなったことによって、減ったのか??生活は楽になったの??


今日学校でアフガニスタンの人のための募金が赤十字の主催かなにかで始まりました。あたしも明日、募金しようと思
っています。クラスの人たちは、募金という言葉を聞いて、「えぇ〜っ」とあまり喜んではいないみたいです。たぶ
ん、それは、アフガニスタンのことについてなにも知らないからでしょうね。今日総学の時間があって、クラスの人に
アフガニスタンのこと、どれくらい知ってるかアンケートしたんです。

そしたら、たぶん募金のこともあったからだと思うけど、難民がいることは知っている。っというコが半数以上でし
た。でも、ナカには国の名前くらいしか聞いたことが無いとか、まったく知らないという子もいて、ちょっとびっくり
しました。わたしは今アフガニスタンについて調べているから、彼等の生活とか少しわかって、募金したいって思うん
です。たぶん、アフガニスタンのこと、みんながもっと知ることができたら、アフガニスタンの人のことすこしでも救
いたいって思えるんじゃないかな?って感じました。っというか、あたしがそうだったから・・・。


この前、アフガニスタンの人のことがのっているWEBページをみました。

すっごく、かわいそうで、、、BGMが流れてるんですけど、ほんとしみじみきちゃって。。。

なんか、終わったあとは恐かったです。なぜかはわからないけど。

一応URLのせておきます。見たことがあったら、気にしないでください。

日亜友好会よりこの部分のURLは関係先の公開承認を待っています


返 信4
2002年11月17日


サクラさん、こんにちは。


今日は12月中旬とかの陽気とか… 秋物の服では寒かった…


今年の6月ってことはほんとつい最近ですね。ってことは、それまではやっぱりタリバン政権だったということです
か?その時までずっと踊りも歌も禁止されてたんですか?


最近、北朝鮮やイラク問題でアフガン問題の影が薄くなってしまったなあ… と思っていたところへ、最近アフガン問
題に関する番組やニュースで多少の時間がとられていました。というのも、2001年の11月13日に北部同盟がカブールを
奪還したからです。タリバンはカブールを捨て敗走しました。でも、テレビで取り上げられたのは、その日だけだった
のでは… 2001年11月13日以降は暫定政権をつくるべく、準備ですね。指導者は誰にするか…とか。

タリバンが治めなくなってから、随分帰還者がでてきたみたいですが、アフガニスタンにもどって、人々はどうやって
暮らしているのか、キャンプなどにいる難民たちの数はタリバンが治めなくなったことによって、減ったのか??生活
は楽になったの??


職はないですよね… 11月13日だったけな… NHK19:30からのクローズアップ現代で取り上げられていたのは、パキス
タンのペシャワールから家族を連れて帰還した男性。毎日毎日、日雇いの職を求めて斡旋(あっせん)業者のところへ
行くのだけれど、求職者の方が多く、仕事の方はそんなにない。テント暮らし。食事もとれない。ペシャワールの難民
キャンプにいた方がましだったと、結局また帰って行きました… ペシャワールよりカブールの方が冬は寒いし。


現在カブールはいろいろな国から援助団体がやって来ていて、ものの値段が高くなってしまっています。例えば今まで
1000円で泊れた所が、今は4000円とかね。泊る場所はあまりないから、泊るためには他の人より多くお金を出すわけ
ね。それとか、お店の人に言われるがままの値段を払ったり… 本当は100円程度なのに、お店の人は500円と言う。値
切ることをせずに、外国人は払う。そのうちに、そのものは500円が当たり前の値段になってしまう… 外国からやっ
てきた援助団体のおかげで、かえって生活が苦しくなってしまったそうです。


難民の暮らしは決して楽にはなっていません。一度はアフガニスタンへ帰ったものの、難民キャンプでは一応あったか
もしれない食糧の配給もないし、仕事もないし、寒いし、再びパキスタンや他の国に戻って行く人があとをたたないよ
うです。アフガニスタン側で帰還者に対する設備が全然整っていないのですね。


たぶん、アフガニスタンのこと、みんながもっと知ることができたら、アフガニスタンの人のことすこしでも救いたい
って思えるんじゃないかな?って感じました。っというか、あたしがそうだったから・・・

そうですね… もっと多くの人に知らせないといけないのだけれど… 私も…

かなり寒くなってきました。かぜをひかないようにね!

T.K.

c.c. 堀さん、間違ったこと言っていたら、訂正入れて下さいね。


質 問5  現在のアフガニスタン
2002年11月22日


こんにちは。

アフガニスタンのこと、少しずつだけど、わかってきたような気がします。

今、現在のアフガニスタンの様子はどのようになっているのでしょうか??

カブールは、どうってなっているの???

タリバンが終わったことによって、どうにかわったのであろうか?

考えれば考えるほど、疑問ばかり出てきますね。


今ニホンにはたくさんの救済活動を行っている団体があるみたいですね。どのような活動をしているのか、どのくらい
の数の団体があるのか、これから、調べていかなければと思っています。今日は短いですが、このへんで。それと、堀
さんというかたはどなたですか


返 信5
2002年11月23日


サクラさん、

メッセージありがとうございます。

ほんとう、アフガンに限らず、世の中疑問、問いかけだらけですよね…

今ニホンにはたくさんの救済活動を行っている団体があるみたいですね。どのような活動をしているのか、どのくらい
の数の団体があるのか、これから、調べていかなければと思っています。

そうですね。私もあまり知らないので、もし良かったらおしえていただけますか?(ちゃっかり者ですね…)

私もそろそろ、取って付けたような知識はほとんど出し尽くしてしまったような… サクラさんの方がたくさん知って
いることになるんじゃないかしら…

堀さんとは私の日亜でのボスです。HPの9月期の報告でも写真が出ています。

それでは楽しい週末を!
T.K.


質 問6  残酷な写真
2002年11月24日


金子さんへ

どうしよう・・・。今、あたしは音が聞こえそうなくらい、心臓がドキドキしてて。。

今日という日はあたしにとって、ホントウに大きい日になった気がスル・・・

期末前だからたくさん勉強した。ってこともあるのだけども、それ以上に、今はココロがはりさけそうです。


この気持ち、たぶん金子さんあたしの周りの人にどんなに強く語ってもきっと、わかってくれる人はいない気がして。

今日は、勉強のあと息抜きにと思って、アフガニスタンのこと調べていたいたら、アフガニスタンの人たちの写真が載
ってるページを見つけて、ちょっと見てたんですけど、なんか、それがすごく残酷で。初めて死んでいる人の写真を間
近でみたからかもしれないけど、ホントウに恐くて。日亜友好会(!?)のページを見たときは町の様子は思っていた
よりも普通

だったし、彼らは彼らなりに生きているのかなぁっと思いはじめてた頃だったから、ホントウにショックが大きくて。
アジアウェーブもすごくこわかったのに、このページは現実を見

せられているようで、ほんとうに、ひとりで見るのが恐くて・・・。


文章力があれば、もっともっとあたしが考えていることを伝えられるのでしょうが、今日はもうこれ以上書いてもまと
まらない気がします。

あたしが見たページ、たぶん知ってると思うんですが、のせておきます。

画像ニュースのページです。

日亜友好会よりこの部分のURLは関係先の公開承認を待っています


返 信6
2002年11月30日


サクラさん

お返事遅くなってごめんなさい。メールをいただいてから1週間たちますが、今はもう大丈夫かしら… すぐにフォロ
ーができなかったことを申し訳なく思います。

そうですね、よく問題が指摘されているように、Web上では未成年にとって有害な情報が簡単に手に入ってしまう。今
回のページもインターネットがなければ、サクラさんも目にすることがなかったでしょう。本屋に行って、写真集とか
見るという、行動を起こさない限り。それも、そのような写真はなかなか載せないでしょう。私もテレビのニュースで
遺体の映像を初めて見たときはショックでした。でもそれは高校1年のときでしたので、サクラさんよりちょっとはま
しでしょう。「あー、今ではこんな映像も映すようになったんだ… 映していいんだ…」と思ったのを今でもはっきり
と覚えています。きっとそれまでも、ただ私が気付かなかっただけで、遺体の映像がテレビで流されることはあったと
思います。でも、わざわざ遺体を映す必要はないと思う。誰でも見るニュースで。「殺された」の言葉でわかる。←こ
の言葉も嫌ですが。


メディアは視聴者を興奮させるようなニュースや映像を求めて、話を誇張したりしていることも多々あるようです。私
が高校1年のときの映像や、今回のページは誇張ではないし、事実です。が、視聴者も実際、どこかに残酷な映像、映
画のような映像、日常生活では見れない映像を期待しているところも自覚はしていないでしょうが、誰にでもあるので
はないかと思います。


今回のページは開ける前に一応の注意が喚起されていましたよね。決断は私たち視聴者に任されているわけですが、そ
の決断を安易に考えず、誤らないように気をつけていかなければならないですよね。

その画像はサクラさんの心に深く焼きついてしまって、なかなかぬけないかもしれません。何かあるたびに、思い出す
こともあるかもしれませんが、あまりその画像にとらわれすぎないようにね。あれも事実の1部分ですが、良い事実の
部分もあるのですから。今後良い画像、映像が増えるようにお互い何かできればいいですよね…


それではまたね!

T.K.

P.S. 私はふつうのおねえさんですので、あまり期待しないでね。(笑)


まとめ
2002年12月3日


こんにちわ。今日、日亜友好会の堀様からメールがありました。

たぶんご承知のことだと思いますが、一応伝えておきます。

金子さんのいうように、そのページを見た私に責任があったでしょう。

でも、あの写真を見たことは後悔はしてません。それ以上に、少しだけど
アフガニスタンの本当のことが知れて良かったと思っています。

いくら、文章で「苦しい」とあっても、たしかに苦しいのはわかっても、やはり本当の苦しみなんてわかりません。た
だ、少しでも理解できれば苦しみはわかってくるような気がするんです。

難民について、多くの人は「彼らは苦しんでいる」という事は知っているでしょう。しかし、その苦しみがどういうも
のなのかほとんど知らないから、私達は彼らの事を理解できないのだと思います。私ははじめ、アフガニスタン難民を
含め、難民のことを、「食べ物がほとんどない栄養失調の状態」「学校に行けない」「医療が不十分」っという事だけ
だと思っていました。(学校で教えられたことはそれくらいでしたから・・・)

しかし、彼らのことを調べていくうちに、そして金子さんの話を聞くうちに、彼らの苦しみはそれだけでなく、干ば
つ、戦争、地雷など、本当に心も体もボロボロになるくらい苦しめられていました。知ったことによって得られた「彼
らの苦しみのすごさ」だけど、それは私の想像する苦しみであって、本当の苦しみではないんですよね。

私はその苦しみというのを少しでも理解したくて、今彼らのことを調べていますが、答えが見つかるのか、わたしにも
わかりません。ですが、私は少しでも彼らの苦しみを知り、多くの人に伝えたいと思っています。ひとりで、そのこと
を閉じ込めていたってもったいない気がするし、、、。私が伝えたことで、難民に対する意識が少しでも高まってくれ
ればうれしいですからね♪彼らの事を助けたいって思う人が増えるかもしれないし・・・。

今日も微妙な文でごめんなさい。意味不明な部分があると思うんですけど、ご想像にお任せします。


                                                   
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