Frederick Delius: Works: Orchestral

Updated: Jul 7, 1996

Orchestral:

  1. 2 Pieces (二つの小品)
    RT
    compose
    1887 - 1888
    first performance
    memo
    1. Schlittenfahrt (そり乗り)
    2. March caprice (マルシュ・カプリース)
    井上和男編著『クラシック音楽作品名辞典』三省堂刊では, 2曲の順番が逆, タイトルは『奇想行進曲』(仏)『そりすべり』(独)となっている。作曲は 1888年, 初演は 1946年ウェストミンスター。
    1889年5月に着手。 1890年完成。 1890年改訂した『管弦楽のための3つの性格的な小品 (Suite de 3 Morceaux Caractéristiques pour orchestra) 』 (RT VI/6(a)) の第3曲 Marche Caprice, 1990年の『三つの小音詩 (3 Small Tone Poems) 』(RT IX/7) の第 2 曲 Sleigh Ride (Winter Night [from Schlittenfahrt] ) をあわせたもの。

  2. 2 Pieces for Small Orchestra (小管弦楽のための二つの小品)
    RT
    RT 06/19
    compose
    1911 - 1912
    first performance
    Oct 23, 1913, Arthur Nikish, Leipzig, Gewandhaus
    memo
    1. On Hearing the First Cuckoo in Spring 『春初めてのカッコB$rD0$$$F!Y (RT VI/19)
    2. Summer Night on the River 『河の上の夏の夜』 (RT VI/19)
    1911年『河の上の夏の夜』作曲
    1912年『春初めてのカッコB$rD0$$$F!Y:n6J
    三浦淳史のライナー・ノートによれば, 1935年5月26日, リンプスフィールドの教会墓地で音楽葬。ビーチャムが子飼いの LPO を振って故人に手向ける(本作と『ハッサン (Hassan) 』のセレナード)。以上 Ph-30CD-3015より。
    春初めてのカッコーを聴いて』は北国の春の訪れを描いた一幅の名画。作曲者の名声を高めた小傑作。曲は2つの主題に築かれ, 1つはイギリス的, もう一つの第2主題には, グリーグがピアノのために書いたノールウェイ民謡『オーラの谷で』(I Ola-Dalom)[19のノールウェイ民謡op.66-14]がとり上げられている。ディーリアスはライプツィヒでグリーグと知り合い, 終生親交を結んだ。カッコウの声(クラリネット)もほのかにきかれるノスタルジックな名曲。以上 Te-25CT-3より。
    音楽之友社版『最新名曲解説全集』(三浦淳史解説)によれば, ライプツィヒ初演のパーソネルは不明 (Carley書簡集では初演を振ったのはニキシュ)。ライプツィヒ以外では, 1914年1月20日, ロンドンのフィルハーモニック・コンサートがイギリス初演。指揮はヴィレム・メンゲルベルク (Wilem Mengelberg 1871〜1951年) 。スコアにはバルフォア・ガーディナー (Balfour Gardiner 1877〜1950) への献辞がある。初演を聴いたディーリアスのイェルカへの手紙の中でのニキシュ評「ビューティフルな演奏」「 1 曲目のニキシュのテンポはいくぶん遅すぎる--聴衆は 1 曲目の方を好んだようだが, わたし自身は 2 曲目の方が佳い」。 1914年3月3日, Fritz Stein が Cologne で再演。 1914年3月10日, Charles Kennedy Scott の指揮, Thorpe Bates の独唱で, Oriana Madrigal Society にて On Hearing the First Cuckoo in Spring を再演。1914年4月16日の Torquay Festival で On Hearing the First Cuckoo in Spring が再演される。 1914年6月8日, ビーチャムの指揮する all-Delius Concert で, Duke's Hall, Royal Academy of Music で On Hearing the First Cuckoo in Spring が再演。 1915年11月28日, ニューヨーク・シンフォニー協会のコンサート, エオリアン・ホールでアメリカ初演。 Geoffrey Toye の指揮, LSOの録音あり (1.) 。 Geoffrey Toye の指揮, New Symphony Orch の録音あり (2.) 。 1928年1月12日〜30日のアメリカ・ツアーでビーチャムが再演。ニューヨーク, ボストン, ボルチモア (1.) 。1929年2月8日, ビーチャム指揮のラジオ放送 (1.2.) 。 1933年, メニューインを連れて行ったヨーロッパ・ツアーでエルガーは 1. を振ったか。

  3. 3 Pieces for string orchestra (弦楽合奏のための3つの小品)
    RT
    RT 06/04
    compose
    1888
    first performance
    memo

  4. 3 Small Tone Poems (三つの小音詩)
    RT
    RT 06/07
    compose
    1890
    first performance
    Jan 2, 1949, Summer Evening, RPO, cond. Beecham, London
    memo
    1. Summer Evening (夏の夕べ)
    2. Winter Night [from Schlittenfahrt] (冬の夜(そり乗り))
    3. Spring Morning (春の朝)
    井上和男編著『クラシック音楽作品名辞典』三省堂刊に記載なし。 2. はライプツィヒ時代のピアノ曲『ノールウェイのそり乗り (Norwegian Sleigh Ride) 』をオーケストレイションしたもの。

  5. Air and Dance (エアーとダンス)
    RT
    RT 06/21
    compose
    1915
    first performance
    1915, cond. Beecham, London
    memo
    str.
    弦楽のための。
    井上和男編著『クラシック音楽作品名辞典』三省堂刊によれば, 作曲は 1925年。初演は 1929年。タイトルは『歌と踊り』とある。 National Institute for the Blind に献呈。

  6. Appalachia, American Rhapsody for orchestra (アメリカ狂詩曲アパラチア)
    RT
    RT 06/12
    compose
    1896
    first performance
    Sep 8, 1909, LSO, cond. Delius, Shire Hall, Hereford, 3 Choirs Festival
    memo
    後年の合唱ヴァージョンは, はじめ管弦楽曲として構想された。近年 (1988年頃の話) スケッチ・シートがいくつか発見されたが, Nigger Rhapsody, A Southern Night などのタイトルがつけられている。 (Carley書簡集)

  7. Brigg Fair (イングランド狂詩曲『ブリッグの市』)
    RT
    RT 06/16
    compose
    1907
    first performance
    1907, cond. Hermann Suter, Basel
    memo
    An English Rhapsodhy
    井上和男編著『クラシック音楽作品名辞典』三省堂刊によれば, タイトルは「イギリス狂詩曲『ブリッグの定期市』」。初演地はバーゼル。内容は「ブリッグで聞いたリンカーンシャーの民謡により作曲。 P. グレインジャーに献呈」。
    音楽之友社版『最新名曲解説全集』(三浦淳史解説)によれば初演の指揮者はヘルマン・ズウタア。
    1906年 Forsyth から出版された Grainger の Unto Brigg Fair の編曲 (無伴奏の合唱のための) にインスパイアされて 1907年作曲。 1908年1月11日, Granville Bantock が Philharmonic Hall, Liverpool で Beecham とともに再演。これがイギリス初演か?
    1908年3月6日, Hans Richter が Bradford で再演。 1910年5月28日, チューリヒで開催された第 47 回 Allgemeine Deutsche Musikverein (全ドイツ音楽協会) のコンサートで, The Grosser Tonhallesaal で再演。この時, 同時にコダーイの弦楽四重奏曲作品 1, バルトークの狂詩曲作品 1のコンチェルト形式版 (独奏パートはバルトーク自身) も演奏された。自作を聴きに来ていた 2 人は以後ディーリアスと親交を結ぶ。 1910年10月(?), Ludwig Rottenberg の指揮で Frankfurt で再演。これを, Roger Quilter が聴いて大いに気に入る。 1911年1月10日, Fritz Steinbach の指揮, Cologne で再演。1911年ニキシュ (Nikisch) の指揮で, Berlinで再演。
    1911年2月15日, István Kerner がハンガリー・フィルハーモニク協会のオーケストラを振って, Budapest で再演。これを聴いたバルトークの評「驚嘆すべき素晴らしいテクスチュアの色彩, 民話の魔法のようなトーンは, それを聴くものに大きな印象を与える」。 1911年11月24日, Coblenzで再演。これを Philip Haseltine が聴いてた "it is absolutely marvellous!"。 1912年12月16日, ビーチャムのベルリン・デビューで再演。この時の演目は他に『ダンス・ラプソディー第1番 (Dance Rhapsodhy No.1) 』。1912年12月21日には『パリ (Paris: The Song of a Great City) 』と『楽園への道 (The Walk to the Paradise Garden) 』。 1914年6月8日, ビーチャムの指揮する all-Delius Concert で, Duke's Hall, Royal Academy of Music で再演。 1915年2月19日, シカゴで Frederick Stock が再演。 1918年9月, プロムナード・コンサートで Henry Wood が再演。 Geoffrey Toye の指揮, LSO の録音あり。 1931年3月21日, Albert Wolff がパリで再演 (Lamoureuxコンサート) 。 1932年2月21日, Adrian Boult の指揮, ラジオ放送。 1933年2月2日, ビーチャムのラジオ放送。

  8. Caprice and Elegy (カプリースとエレジー)
    RT
    RT 07/08
    compose
    1930
    first performance
    memo
    vc orch
    チェロと管弦楽のための。
    Beatrice Harrison に献呈。
    井上和男編著『クラシック音楽作品名辞典』三省堂刊によれば, タイトルは『奇想曲と悲歌』。「作曲者失明後 E.フェンビーが口述筆記。」との但し書き。 1930年に Beatrice Harrison のソロ, Fenby の指揮で録音。 1932年に再演。

  9. Cello concerto (チェロ協奏曲)
    RT
    RT 07/07
    compose
    1921
    first performance
    Jan 31, 1923, Alexandre Barjansky, Ferdinand Löwe, Frankfurt
    memo
    イギリス初演は, 1923年7月3日, Beatrice Harrison のソロ, Eugene Goossens の指揮, ロンドン。 1925年1月18日, Beatrice Harrison のソロ, Adrian Boult の指揮で, Birmingham で再演。 1925年秋, Alexandre Barjansky, Wiesbaden で再演。指揮は Schuricht か。 1925年12月29日, Herman Sandby のソロ, Grainger の指揮で, ニューヨークの Aeolian Hall で再演。 1926年, Alexandre Barjansky, Wiesbaden で再演。1927年11月23日, 25日, Beatrice Harrison のソロ, Willem Mengelberg の指揮でカーネギー・ホールのニューヨーク・フィルハーモニク協会のコンサートで再演。
    レント――コン・モート・トランクィロ――レント――コン・モート・トランクィロ――アレグラメンテ。単一楽章形式。三浦淳史のライナー・ノートによれば, 初演は1924年, フランクフルト, アレクサンドル・バルヤンスキー独奏。人口に膾炙したのは, ビアトリス・ハリスンによる。復活はジャクリーヌ・デュ・プレによる。「協奏曲と銘うたれているにもかかわらず, ディーリアスは伝統的な協奏曲形式を拒否し, 五つの楽章をきれめなく演奏するよう書いている。休止も, カデンツァもないチェロと管弦楽のためのイディル(田園曲)と呼んだほうがよいかも知れない。最初の<コン・モート・トランクィロ>で独奏チェロが歌う旋律にしても主題というよりはディーリアス好みのバルカロールのリズムをうみだす手がかりにすぎない。ヴィルトゥオーゾによってのみ演奏可能なチェロの独奏パートを除いては協奏曲の書法に従わず, むしろ交響詩を思わせるものがある。ディーリアスは長い旋律によって抒情的な音楽の線を展開させる意図をいだいていたという。彼自身は自作の他の協奏曲よりもチェロ協奏曲を愛していたが, その理由は『旋律情の創意』にあったといわれる。曲はラプソディックな夢想をたたえつつディーリアスの愛した日没へ沈んでゆく。」以上EMI-To-CE33-5172より。
    井上和男編著『クラシック音楽作品名辞典』三省堂刊によれば, 作曲, 初演年はグロウブに従う。

  10. Dance Rhapsodhy No.1 (ダンス・ラプソディー第1番)
    RT
    RT 06/18
    compose
    1908, spring
    first performance
    Sep 8, 1909, LSO, cond. Delius, Shire Hall, Hereford, 3 Choirs Festival
    memo
    井上和男編著『クラシック音楽作品名辞典』三省堂刊によれば, 初演はヘアフォート音楽祭。
    2 台のピアノのための編曲は 1922 年, Grainger の手による。この版は翌 1923 年出版。
    1911年6月16日, ビーチャム主催のオール・ディーリアス・コンサートで再演。 1912年10月6日, Beecham がロンドンのサンデイ・コンサートで再演。 1912年12月16日, ビーチャムのベルリン・デビューで再演。この時の演目は他に『ブリッグの市 (Brigg Fair) 』。1912年12月21日には『パリ (Paris: The Song of a Great City) 』と『楽園への道 (The Walk to the Paradise Garden) 』。ピアノ編曲は Philip Haseltine 。 1914年2月14日, Henry Wood の指揮で再演。これを Balfour Gardiner, Philip Haseltine が聴いていた。 1914年4月16日の Torquay Festival で再演される。 1914年, Queen's Hallでこの曲を聴いたのが, バルビローリのディーリアス初体験 (今まで聴いた中でもっとも美しい音楽) 。 1915年11月5日, Grainger の指揮でミネアポリスでアメリカ初演。 1918年9月, プロムナード・コンサートで Henry Wood が再演(第2番?)。

  11. Dance Rhapsodhy No.2 (ダンス・ラプソディー第2番)
    RT
    RT 06/22
    compose
    1916
    first performance
    Oct 20, 1923, Henry Wood
    memo
    井上和男編著『クラシック音楽作品名辞典』三省堂刊によれば, タイトルは『舞踏狂詩曲』
    Carley 書簡集によれば, 1916年6月初頭に着手。オリジナル・スコアには, 1916年春グレ・シュール・ロアンとある。 1918年9月, プロムナード・コンサートで Henry Wood が再演(第1番?)。 1929年2月8日, ビーチャム指揮のラジオ放送。

  12. Double concerto (ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲)
    RT
    RT 07/05
    compose
    1915 - 1916
    first performance
    Feb 21, 1920, May and Beatrice Harrison, New Queen's Hall Orch, cond. Wood, Queen's Hall
    memo
    vln vlc orch
    井上和男編著『クラシック音楽作品名辞典』三省堂刊によれば, 作曲は1915年。 Carley 書簡集では 1915年4月〜。ピアノ・スコア作成は Philip Haseltine 。

  13. Draft orchestral piece (管弦楽曲草稿)
    RT
    RT 10(ii)3
    compose
    Aug 1889
    first performance
    memo
    Aug. 1889, Leirungs Hytte, Jotunheim, Norge.
    未完。

  14. Eventyr (Once Upon a Time) (エヴェンティエール(むかしむかし))
    RT
    RT 06/23
    compose
    1917
    first performance
    Jan 11, 1919, Queen's Hall Orch, cond. Wood, Queen's Hall
    memo
    ballad after Asbjørnsen
    井上和男編著『クラシック音楽作品名辞典』三省堂刊によれば, タイトルは『おとぎ話(昔ある時)』。サブ・タイトルも交響詩 (Tone-poem) 。
    Carley 書簡集によれば, 1915年にスケッチ。 1917年春に完成。 1929年2月8日, ビーチャム指揮のラジオ放送。 1933年11月22日, Queen's Hall でのビーチャム指揮の BBC コンサートで再演。同時にラジオ放送。このコンサートでは Boult が Lebenstanz を振り (曰く, 今までで最低), エルガーのチェロ協奏曲も演奏された。ディーリアス自身のコメントは残っていないが, イェルカは「美しい」。1934年3月1日, ビーチャムの All Delius コンサートで, マンチェスターで再演 (Hallé orch)。ラジオ放送。

  15. Fantastic Dance (幻想舞曲)
    RT
    RT 06/28
    compose
    1931
    first performance
    Jan 12, 1934, BBC SO, cond Adrian Boult, Queen's Hall
    memo
    Carley 書簡集によれば, 1924年にスケッチ? 1931年に完成。出版は 1933年 (Boosey & Hawkes)。
    井上和男編著『クラシック音楽作品名辞典』三省堂刊に記載なし。

  16. Flolida suite (フロリダ組曲)
    RT
    RT 06/01
    compose
    1886 - 1887
    first performance
    1888, Leipzig
    memo
    ライプツィヒ時代の作品。
    井上和男編著『クラシック音楽作品名辞典』三省堂刊によれば, 作曲は 1886 - 1887 年。改訂版 1889 年。初演は 1937 年ロンドン。4曲。
    内容は
    1. Daybreak--Dance
    2. By the River
    3. Sunset--Near the Plantation
    4. At Night
    初演は 1888 年初頭。 Rosenthal Park, Bonorand's restraurant か。 指揮は Hans Sitt 。聴衆は作曲者, Grieg, Sinding 。楽員にビール一樽をおごって演奏してもらったという伝説あり。
    1889年, 2つの章を改作。

  17. Hiawatha (音詩『ハイアワサ』)
    RT
    RT 06/02
    compose
    1887 - 1888
    first performance
    memo
    tone poem
    井上和男編著『クラシック音楽作品名辞典』三省堂刊によれば, H. ロングフェローの詩による。
    ライプツィヒ時代の作品。
    作曲 1887年-。完成 1888年1月。スコアは散逸した (Carley書簡集) 。

  18. Idylle de Printemps (春の詩曲)
    RT
    RT 06/05
    compose
    1889
    first performance
    memo
    井上和男編著『クラシック音楽作品名辞典』三省堂刊に記載なし。

  19. In a Summer Garden (狂詩曲『夏の庭園にて』)
    RT
    RT 06/17
    compose
    1908, spring
    first performance
    Dec 11, 1909, Philharmonic Society of London, cond. Delius, Queen's Hall
    memo
    rhapsodhy
    井上和男編著『クラシック音楽作品名辞典』三省堂刊によれば, サブは幻想曲。初演は 1908 年ロンドン。「作曲者の妻に献呈」。
    音楽之友社版『最新名曲解説全集』(三浦淳史解説)によれば, 「初演後何回も細部に手を加え, 1913年に決定稿ができ上がった。」初校の初演は 1908年12月11日。決定稿の初演は 1913年, エディンバラ, スコティッシュ・オーケストラの公演, 指揮はエミール・ムリナルスキ (Emil Mlynarski 1870 - 1935) 。 1913年6月, Fritz Stein の指揮で Jena で再演。 1913年6月4日-8日, Jena で開催された, Tonkünstlerfest of the Allgemeine Deutsch Musikverein にて。ロンドン初演は, 1914年3月27日, Geoffrey Toye の指揮, Queen's Hall Orch の演奏。この時の版はすでに改訂版。 1914年6月8日, ビーチャムの指揮する all-Delius Concer tで, Duke's Hall, Royal Academy of Music で再演。1918年1月11日, Josef Stransky がフィルハーモニク協会のコンサートでニューヨークで再演。 1926年1月, ビーチャムが再演。 Geoffrey Toye の指揮, LSO の録音あり。

  20. Irmelin Prelude (イルメリン前奏曲)
    RT
    RT 06/27
    compose
    1931
    first performance
    memo
    Carley 書簡集によれば, 1931年秋に完成。
    三浦淳史のライナー・ノートによれば, 最初の, そして未出版のオペラの前奏曲, 改作。主要主題は, 最初フルートとクラリネットに, 次いでオーボエとクラリネット, その後バス・クラリネットとバスーンへ受けつがれてゆき, 小管弦楽編成のための美しい抒情詩となっている。以上 Te-25CT-3 より。
    井上和男編著『クラシック音楽作品名辞典』三省堂刊によれば, 作曲は 1932年。「同名の歌劇『イルメリン (Irmelin) 』の前奏曲の改訂版」。

  21. A l'Aurore (曙光)
    RT
    RT 06/08
    compose
    1890?
    first performance
    memo
    管弦楽曲断片。

  22. Lebenstanz (生命の踊り)
    RT
    RT 06/15
    compose
    1901
    first performance
    Jan 21, 1904, cond. Buths, Düsseldolf
    1912年11月15日改訂版, cond. Oskar Fried, Berlin, Philharmonie
    memo
    symphonic poem
    1901 年 Life's Dance として完成。(原曲は La ronde se déroule)
    1912 年改訂。
    井上和男編著『クラシック音楽作品名辞典』三省堂刊に記載なし。
    1904年11月24日, Haym, Elberfeld でピアノ協奏曲 (Piano Concerto), 『パリ (Paris: The Song of a Great City) 』とともに再演。 1908年1月19日 Enrique Fernández Arbós が LSO を振ってAlbert Hall, London で再演。 1913年2月25日, Balfour Gardiner が NewSymphonyOrch を振って改訂版のイギリス初演。 1913年11月7日, Frederick Stock 指揮の CSO が改訂版のアメリカ初演。 1915年4月9日, シカゴで Frederick Stock が再演。 1918年12月12日と13日, Josef Stransky がフィルハーモニク協会のコンサートでニューヨークで再演。 1921年8月, Henry Wood が再演。 1932年2月25日, Hamilton Harty の指揮でラジオ放送(Hallé Orch)。

  23. Lyse Naetter (orchestral) (夏の夜)
    RT
    RT 06/09?
    compose
    1891
    first performance
    memo
    Holger Drachman による?
    交響詩のスケッチ。同じ時期に, 同タイトルの歌曲『夏の夜』が存在するが, 素材に関連性はない。
    『三つの小音詩 (3 Small Tone Poems) 』 (RT VI/7) の第1曲 Summer Evening (夏の夕べ) との関係は不明。

  24. Légende (ヴァイオリンと管弦楽のための『伝説曲』)
    RT
    RT 07/03
    compose
    1895
    first performance
    memo
    1892年, ヴァイオリンとピアノのための。
    1895年, ヴァイオリンと管弦楽のための。改作。
    三浦淳史のライナー・ノートによれば, 初演は 1899年5月30日 (例のディーリアス管弦楽コンサート), ジョン・ダン独奏, アルフレッド・ヘルツ指揮, セント・ジェイムズ・ホール, ロンドン。「パリでボヘミアンな生活を送っていた時代」の作品。「冒頭からディーリアスらしい豊かな旋律に溢れている作品で, 世紀末的なロマンティシズムの流れに身を浸している」。以上 DMS-9 より。
    井上和男編著『クラシック音楽作品名辞典』三省堂刊によれば, 作曲は 1893年。タイトルも『Legend』。
    第3楽章は草稿に Elegie と記されてあった。
    1908年1月11日, Philharmonic Hall, Liverpool, Beecham の指揮で再演, 独奏はなんと!エルマン (Mischa Elman) 。

  25. Légendes (Sagen) (ピアノと管弦楽のための『伝説曲』)
    RT
    RT 07/02
    compose
    1890 inc.
    first performance
    memo
    ピアノと管弦楽のための。
    井上和男編著『クラシック音楽作品名辞典』三省堂刊に記載なし。
    草稿のまま, 未完。

  26. Marche Française (フランス行進曲)
    RT
    RT 06/06(b)
    compose
    1890
    first performance
    memo
    未完。

  27. North Country Sketches (北国のスケッチ)
    RT
    RT 06/20
    compose
    1913 - 1914
    first performance
    May 10, 1915, LSO, cond. Beecham, Queen's Hall
    memo
    井上和男編著『クラシック音楽作品名辞典』三省堂刊によれば, 内容は
    1. Autumn--the wind soughts in the trees (秋−−風が梢を渡る)
    2. Winter Landscape (冬の風景)
    3. Dance (踊り)
    4. The March of spring--Woodlands Meadows and silent moors(春のおとずれ -- 森と牧場と静かな荒地)
    1913年着手。 1914年, 3.4.完成。 (Carley書簡集)
    1914年11月24日, ビーチャムの指揮で, New York のフィルハーモニク・コンサートで, 『市の舞踏』 (『村のロミオとジュリエット(A Village Romeo and Juliet)』第5場) と『楽園への道 (The Walk to the Paradise Garden)』とともに, 3.を演奏。 1924年4月30日, ニューヨーク, カーネギー・ホール, New York Philharmonic Orch, Grainger の指揮で再演(2章のみ。どれかは不明)。

  28. Norwegian Bridal Procession, Orchestration (ノールウェイの花嫁の行列の管弦楽編曲)
    RT
    RT 10(i)2
    compose
    1889
    first performance
    memo
    グリーグの作品の管弦楽編曲。
    原曲は 1872年作曲の『民俗生活の情景』作品 19の2曲目, 「花嫁の行列の通過」か。菅野浩和のグリーグ伝(音楽之友社, 1984)にはハルヴォルセンの編曲とある。

  29. Norwegian Suite (ノールウェイ組曲)
    RT
    compose
    1897
    first performance
    memo
    原曲はヘイベルイの『人民議会 (Foldkeraadet) 』への付随音楽 (RT I/5) 。
    序曲, 第2幕への前奏曲, 第3幕への前奏曲, 第5幕への前奏曲, メロドラマの音楽の 5 曲。組曲に仕立て上げたのがいつ頃かは不明。 1901年, 『パリ (Paris: The Song of a Great City) 』の代わりに演奏された模様(アイゼナハからイェルカに宛てた手紙)。『ノールウェイ組曲』という名称が出てくるのは, 1907年のビーチャムの手紙。

  30. Nuit en Florida, or Rhapsody Floridienne (フロリダの夜)
    RT
    compose
    1888
    first performance
    memo
    DT reference TB/10/1
    最近 (と言っても1988年頃の話)発見された草稿の断片。1889年の La Quadroone (RT VI/6(a)) 『管弦楽のための3つの性格的な小品 (Suite de 3 Morceaux Caractéristiques pour orchestra) 』第 1 曲とは関連がない。

  31. Over the Hills and Far Away (幻想序曲『丘を越えて遥かに』)
    RT
    RT 06/11
    compose
    1895 - 1897
    first performance
    Nov 13, 1897, cond. Hans Haym, Elberfeld
    memo
    fantasy overture
    井上和男編著『クラシック音楽作品名辞典』三省堂刊によれば, 初演は 1897 年エルバーフェルト。内容は, 作曲者の生地ヨークシャーの原野と高地の印象をつづった。とある。ジャンルも交響詩 (Tone-poem) 。
    1893年着手? 1897年完成? (Carley書簡集)。
    1899年5月30日, London, St. Jame's Hall で A. Hertz が再演。

  32. Paa Vidderne (頂にて)
    RT
    RT 03/01
    compose
    Jun - Oct 1888
    first performance
    memo
    reciter orch
    Ibsen によるメロドラマ。
    語り手と管弦楽。
    井上和男編著『クラシック音楽作品名辞典』三省堂刊に記載なし。
    翌年の交響詩『頂にて (Paa Vidderne (Sur les cimes)) 』とは別物か?

  33. Paa Vidderne (Sur les cimes) (交響詩『頂にて』)
    RT
    RT 06/10
    compose
    1890 - 1892
    first performance
    Oct 10, 1891, Christiania Musical Society, cond. Iver Holter
    memo
    symphonic poem
    Ibsen
    symhonic poem
    イプセンの詩による。
    井上和男編著『クラシック音楽作品名辞典』三省堂刊によれば, 作曲は 1890年, 改訂が 1892年。初演は 1891年オスロ。 H. イプセンの詩による。 1888年のメロドラマ版『頂にて (Paa Vidderne) 』とは別物か。 1891,92年改訂。 1892年完成。
    1894年2月25日, モンテカルロの第7回 international concert で再演。

  34. Paris: The Song of a Great City (パリ, 大都会の歌)
    RT
    RT 06/14
    compose
    1899
    first performance
    Dec 14, 1901, cond. Hans Haym, Elberfeld
    memo
    井上和男編著『クラシック音楽作品名辞典』三省堂刊によれば, 作曲は 1898年。夜想曲 (Nocturne) のサブタイトルがある。
    音楽之友社版『最新名曲解説全集』(三浦淳史解説)によれば, 1909 年に原版権を取得したライプツィヒの F. E. C. ロイカート版には「神秘の都, 勧楽と踊りの都, 絵画と美女の都−−夜もすがら時を過ごし, 明け方の街路の物音と, 曙の光に家路につく者のみにその姿を現わす不思議な都」という序がつけられていたが, 1937年に版権を取得したウニヴェルザル版では取り除かれている。
    Carley 書簡集。
    1899年10月着手。 1900年2月完成。 1900年11月, Haym のリハーサルを聴いて改訂。 Ida Gerhardi の助力。1902年11月15日, ベルリン, Beethoven-Saal で Busoni 指揮による演奏の記録。 Busoniはオーケストレイションに当惑した模様。 1903年2月12日 Buths が Düsseldorf で再演。 1904年11月24日, Haym, Elberfeld で『生命の踊り (Lebenstanz) 』, ピアノ協奏曲 (Piano Concerto) とともに再演。 1908年1月11日 Philharmonic Hall, Liverpool, 1908年2月26日 Queen's Hallで Beecham が New Symphony Orch を振って再演。 1911年4月, ロンドン, バーミンガムで再演。 1911年6月16日, ビーチャム主催のオール・ディーリアス・コンサートで再演。 1912年12月21日, ビーチャムがベルリンで再演。 1926年, なんと, Knappertsbusch がウィーンで再演。 1928年1月12日〜30日のアメリカ・ツアーでビーチャムが再演。ニューヨーク, ボストン, ボルチモア。 1929年2月8日, ビーチャム指揮のラジオ放送。 1933年11月, ビーチャムが会長, グランヴィル・バントック, ヘンリー・ウッドを副会長にすえたディーリアス協会 (初代名誉幹事はソラノ・グロウヴで喧嘩別れした Charles Stuart Douglas の甥 (eith Douglas) の第 1 弾録音として, ビーチャムが Queen's Hall で LPO を振って, 1934年4月8日, 9日, 21日(22日?)に録音。 Walter Legge がプロデュースした 3 枚組のディスクは 5月21日発送されたが, フランスの税関に留め置かれ, 死の床のディーリアスには間に合わなかった。以下, ビーチャムのディーリアス伝 (Frederick Delius (Beecham)) より。
    1935年に世に出た第 1 集は, 他に『コアンガ (Koanga) 』の終景, 『エヴェンティエール (Eventyr (Once Upon a Time)) 』, 『ハッサン (Hassan) 』間奏曲とセレナード, 3つのシェリーの歌 (3 Shelley Songs) から『わが心の女王に』, 『愛の哲理』を収録。 1939年, 第 2 集, 第 3 集の 2 組みが発表された。第 2 集には, 『海流 (Sea Drift) 』, 『丘を越えて遥かに (Over the Hills and Far Away) 』, 『夏の庭園にて (In a Summer Garden) 』, 『フェニモアとゲルダ (Fennimore and Gerda) 』間奏曲を収録。第 3 集には, 『アパラチア (Appalachia) 』, 『ハッサン (Hassan) 』(『コアンガ (Koanga) 』の間違い?)から『ラ・カリンダ』(終景?), イルメリン前奏曲 (Irmelin Prelude) が収録された。

  35. Petite Suite d'Orchestra (管弦楽のための小組曲)
    RT
    RT 06/06
    compose
    1889 - 1890
    first performance
    Nev 18, 1946, March caprice, RPO, cond. Beecham, Westminster, Central Hall
    memo
    including revised "quot;March caprice"quot;
    マルシュ・カプリースの改訂版含む。
    井上和男編著『クラシック音楽作品名辞典』三省堂刊に記載なし。

  36. Piano Concerto (ピアノ協奏曲)
    RT
    RT 07/04
    compose
    1897
    first performance
    Nov 24, 1904, J.Buths, cond. H.Haym, Elberfeld (3楽章版)
    Oct 22, 1907, T. Szántó Queen's Hall Orch, cond. Wood, Queen's Hall
    memo
    ハ短調。3楽章。
    1897年春フロリダで着手。 1897年末パリで完成。原題は, Fantasy for Orchestra and pianofortr (管弦楽とピアノのための幻想曲)。
    1906年1楽章版に改作。1907年1月2月改作。
    井上和男編著『クラシック音楽作品名辞典』三省堂刊によれば, エルバーフェルト初演は記載なし。
    1904年11月24日, Haym, Elberfeld で『生命の踊り (Lebenstanz) 』, 『パリ (Paris: The Song of a Great City) 』とともに再演。 1913年3月18日, Henry Wood がプロムナード・コンサートで再演。独奏は御存知, Theodor Szántó で『大成功(Henry Wood)』。これを Parcy Grainger が聴いていた。 1914年4月16日の Torquay Festival では Parcy Grainger 自身がピアノ独奏を受け持った。 1915年2月8日, ビーチャムの指揮, Moiseiwitschの 独奏で再演 (Queen's Hall) 。大成功を収める。 1915年3月, R. J. Forbes の独奏で, Hallé コンサートで再演。 1915年5月13日, Evlyn Howard-Jones の独奏で, ロンドンの The British Music Festival で再演 (Queen's Hall) 。 1915年11月26日, Grainger のピアノ, Josef Stransky の指揮でカーネギー・ホールのフィルハーモニク協会のコンサートでアメリカ初演。 1922年1月8日, Grainger のソロで, New York Symphony Society で再演。 1925年1月, Hans Levy Diem のソロ, Carl Schuricht の指揮で, Wiesbaden で再演。 1931年9月17日, Katharine Goodson のソロで, ラジオ放送?  1933年2月8日, パリで, Albert Wolff の指揮, Maud Randle のソロのラジオ放送。オーケストラはラムルー管弦楽団。ディーリアス曰く, 「話にならない」。ソロは「女学生のようだ」。そこまで言わんでもよろしいがな, なんともはや。

  37. A Poem of Life and Love (生命と愛の詩)
    RT
    RT 06/25
    compose
    1918
    first performance
    memo
    inc. lost.
    散逸。
    井上和男編著『クラシック音楽作品名辞典』三省堂刊によれば, 作曲は 1918から19年。未出版, 散逸等の記載なし。
    Carley 書簡集によれば, 1918年3月に着手, 6月末に完成。 1921年の8月〜10月の間, スコアの半分をなくしたらしい。 1928年, Balfour Gadiner のピアノ連弾用編曲を完成させたのが, Eric Fenby の初仕事。その後, 1929年〜1930年にかけて改訂され, 『夏の歌 (A Song of Summer) 』となって生まれ変わる。

  38. Rhapsodic Variation (狂詩的変奏曲)
    RT
    RT 06/03
    compose
    1888
    first performance
    memo
    井上和男編著『クラシック音楽作品名辞典』三省堂刊に記載なし。
    1888年9月。未完。 (Carley書簡集)

  39. Rhapsody for Piano and Orchestra (ピアノと管弦楽のための狂詩曲)
    RT
    RT 07/04(a)
    compose
    1900s?
    first performance
    memo
    草稿のまま未完。 1900年代初頭?

  40. La ronde se déroule (繰り広げるロンド)
    RT
    RT 06/13
    compose
    1898
    first performance
    May 30, 1899, cond. Hertz, St. James Hall
    Feb 1904, Life's Dance として,cond. Buths, Düsseldolf
    1912年改訂版, cond. O. Fried, Berlin
    memo
    symphonic poem
    Helge Rode の劇 Dansen gaar (The Dance Goes On) にインスパイアされる。
    1898年着手。 1899年完成。 1900年しつこく改訂。 1901年 Life's Dance (『生命の踊り (Lebenstanz) 』)として改作。
    1912年改訂。
    井上和男編著『クラシック音楽作品名辞典』三省堂刊に記載なし。

  41. Small piece (小品)
    RT
    RT 10(i)3
    compose
    Aug 1889
    first performance
    memo
    グリーグ, シンディングとの合作。 Jotunheim で作曲。

  42. A Song before Sunrise (夜明け前の歌)
    RT
    RT 06/24
    compose
    1918
    first performance
    memo
    A small orch
    小管弦楽のための。
    井上和男編著『クラシック音楽作品名辞典』三省堂刊によれば, タイトルは『日の出前の歌』。
    Carley 書簡集によれば, 1918年6月末には完成。

  43. A Song of Summer (夏の歌)
    RT
    RT 06/26
    compose
    1929 - 1930
    first performance
    Sep 17, 1931, BBC SO, cond Wood, Queen's Hall, Promenade Concert
    memo
    [from A Poem of Life and Love]
    ご存知『生命と愛の詩 (A Poem of Life and Love) 』の改訂版。ケン・ラッセルの名作 "Song of Summer" のクライマックスを形作る作品でもある。
    井上和男編著『クラシック音楽作品名辞典』三省堂刊によれば, 内容「『生命と愛の詩 (A Poem of Life and Love) 』を素材に用いた。失明後 E. フェンビーが口述筆記。
    1932年9月17日, Henry Wood が BBCSO を振って再演 (Queen's Hall) 。

  44. Suite de 3 Morceaux Caractéristiques pour orchestra (管弦楽のための3つの性格的な小品)
    RT
    RT 06/06(a)
    compose
    1889
    first performance
    memo
    1889年5月に着手。 1890年完成。 1890年 Marche Caprice 改訂。 La Quadroone (Une Rhapsodie Floridienne) が第 1 曲で, これには1889年の日付がある。しかし, このタイトル何語?どういう意味?
    2曲目は Skerzo, 3曲目は Marche Caprice で, この 2 曲には 1900 年の日付がある。

  45. Suite for violin and orchestra (ヴァイオリンと管弦楽のための組曲)
    RT
    RT 07/01
    compose
    1888
    first performance
    memo
    vln orch.
    incl. Pastorale
    三浦淳史のライナー・ノートによれば, 初演は1984年3月24日, Ralph Holmes (vln), ジェイムズ・ブレア指揮 YMSO の公演にて。 Ralph Holmes の演奏は CD でも残されている。合掌。
    構成は
    1. Pastorale (Andante quasi allegretto) (グリーグの影響を偲ばせる牧歌)
    2. Intermezzo(Allegro molto vivace) (常動曲風の音型に基づく舞曲)
    3. Elegie(Adagio cantabile) (鼓動する弦楽の和音によって伴奏されるディーリアス風な旋律が美しい)
    4. Finale(Allegro moderato) (グリーグというよりはメンデルスゾーン風な華麗な終曲)
    以上DMS-9より。
    1888年夏? (Carley書簡集)

  46. Violin concerto (ヴァイオリン協奏曲)
    RT
    RT 07/06
    compose
    1916
    first performance
    Jan 30, 1919, Sammonds, cond. Boult, Queen's Hall
    memo
    Carley書簡集によれば, 作曲は 1915年。 Albert Sammonds に献呈。 1919年12月18日, Albert Sammonds のソロ, Hamilton Harty の指揮で再演(Hallé Orch)。 1928年1月6日, Albert Sammonds のソロ, バルビローリの指揮で再演。 BBCのラジオ放送か。 1931年9月17日, Orrea Pernel のソロでラジオ放送か。 Bronislaw Hubermann が, プラハ, ウィーンで再演。
    三浦淳史のライナー・ノートによれば, 初演は 1920年1月29日, ロンドンのフィルハーモニック・コンサート, アルバート・サモンズ独奏, エイドリアーン・ボールト指揮。単一楽章形式。
    1914年8月末, 戦乱を避けるためにロンドンへ渡った折り, メイ (vln) &ビアトリス (vlc) ・ハリスン姉妹の演奏を聴いて感銘を受け, 本作ほか, チェロ協奏曲 (Cello concerto) (1921年), 二重協奏曲 (Double Concerto) (1916年) を書くことになった。楽器編成はディーリアスとしては規模の大きいほうではなく, フルート 2 (ピッコロ持替え), オーボエ 1, コール・アングレ 1, クラリネット 2, バスーン 2, ホルン 4, トランペット 2, トロンボーン 3, テューバ 1, ハープ 1, 弦楽 5 部。
    「ほとんど途切れることのないラプソディックな旋律の流れとして受けとめられてきたが, その根底には, しっかりとした構想のあることを初めて指摘したのは, (中略)デリック・クックだった。クックによれば, 次のような図式になる。
    1. 中庸のテンポで (ソナタ提示部) 93 小節。
    2. 緩やかに (緩徐楽章=展開部) 73 小節。
    3. 伴奏付きの緩いカデンツァ, 30小節。
    4. テンポ I (ソナタ再現部) 61小節。
    5. アレグレット (スケルツォ/フィナーレ→冒頭1のvln主題によるコーダ) 83小節。
    更に詳細なアナリーゼは『ミュージカル・タイムズ』誌 1962年6&7 各号参照。この論考はクリストファー・レッドウット編『ア・ディーリアス・コンパニオン』 (A Delius Companion) (コールダー社, 1976年) に収録」。以上DMS-9より。

  47. The Walk to the Paradise Garden (楽園への道)
    RT
    compose
    1910
    first performance
    memo
    間奏曲『楽園への道』
    三浦淳史のライナー・ノートによれば, 3幕6場のオペラ『村のロミオとジュリエット (A Village Romeo and Juliet) 』の間奏曲 (5場と6場の間) は 1910年イギリス初演に際してビーチャムの要請で書き加えられた。間奏曲『楽園への道』の作曲は, 推定 1914-15年ごろ。単独初演はビーチャムだろうが, 時期は不明。 1911年6月16日, ビーチャム主催のオール・ディーリアス・コンサートで間奏曲を演奏。 3 管編成の原曲を 2 管編成用にアレンジしたのはビーチャム。 1912年12月21日, ビーチャムがベルリンで再演。スコアの出版は Harmonie 。 1914年6月8日, ビーチャムの指揮する all-Delius Concert で, Duke's Hall, Royal Academy of Music で再演。 1914年11月24日, ビーチャムの指揮で, New York のフィルハーモニク・コンサートで, 『市の舞踏』(『村のロミオとジュリエット (A Village Romeo and Juliet) 』第5場) と『楽園への道』を再演。 1914年12月3日, ビーチャムの指揮で Manchester のHallé コンサートで再演。この直後 Samuel Langford が Beatrice and May のハリスン姉妹をディーリアスに紹介。ディーリアスは二重協奏曲 (Double Concerto) を書くことを約束した。 Geoffrey Toye の指揮, New Symphony Orch の録音あり。 1928年1月12日〜30日のアメリカ・ツアーでビーチャムが再演。ニューヨーク, ボストン, ボルチモア。 1929年2月8日, ビーチャム指揮のラジオ放送。 1934年3月1日, ビーチャムの All Delius コンサートで, マンチェスターで再演 (Hallé orch) 。ラジオ放送。


NISHIHARA Satoshi, < mail me >
Created: Jul 7, 1996