あらゆる意味におけるコメントを強く強く希望します。
Concurrent Clean : Tutorial introduction にもありますが、まずは Hello World プログラムから。
あらかじめ、これから何を作ろうとしているのか、どういう名前を付けるのかを考えておかねばなりません。泥縄でやってもエエですが、要らん時間を浪費しないためにも、ここで決めておきます。
Clean の環境は、デフォルトのまま、と仮定します。
IDE (Clean 1.3.2 (PPC)) を起動します。
ファイル・メニューから "New..." を選択します。 保存するファイル名を尋ねてくるので、ファイル名 (モジュール名 + 拡張子 = (HelloWorld.icl)) を入力します。 拡張子は必要です。拡張子がないと IDE はソースファイルだと認識しないので、コンパイルできません。
ウィンドウが開いたら、ソースを入力します。
module HelloWorld
import StdEnv
Start :: String
Start = "Hello World!"
こう書いても動きます。
module HelloWorld
Start = "Hello World!"
さすがに、モジュール名を省略することはできません。
Commands メニューから "Run 'HelloWorld'" を選択します (またはキーボードから "cmd + r")。 コンパイル、リンクして、アプリケーションを生成したあとに、実行されます。 コンソール代わりのドでかいウィンドウが開いて、そこに "Hello World!" と表示してあるはずです。
このとき、カレント・ディレクトリにアプリケーションと Clean System Files というディレクトリが生成されます。中には、 abc ファイルとオブジェクト・ファイルが生成されています。アプリケーションは 49,000 バイトほどのサイズでした。
コンソール代わりのドでかいウィンドウが開かない場合は、 Options メニューから "Applications..." を選択し、 "Show Constructors" オプションをチェックします。
ここをいろいろ変更しても、実行ファイルに反映されないぞ、バグだっ! という場合は、カレント・ディレクトリにある Clean System Files ディレクトリを削除してみてください。
ソースファイルの Creator が 3PRM
, Type が TEXT
になっていれば、下のようなアイコンで表示されているはずで、その場合はダブル・クリックで IDE が立ち上がります。
そうでなければ or 慣れ親しんだエディタでゴリゴリ書いた場合は、 IDE にドロップ・インしてやれば立ち上がります。むろん Type が TEXT
でなければなりません。