OOM Object-Oriented Metrics

青木メトリクス使用方法

Magnitude以下のサブクラス群を例に取り、青木メトリクスの使い方を説明します。 まず、青木メトリクスを行なうために、ランチャーの黄ボタンメニューからAoki Metricsの項目を選択します。

次のような青木メトリクスのためのウィンドウが開きますので、 Magnitudeのクラスの全サブクラスを指定するために、黄ボタンメニューからclassesの項目を選択します。

クラスを選択するためのウィンドウが開きます。 以下のサブクラス群を指定するには、このウィンドウの黄ボタンメニューからadd all subclassesの項目を選択するのが簡便です。

クラスを尋ねるプロンプタが開きますので、Magnitudeと入力して下さい。 ワイルドカードを使って指定することも可能です。入力が終了したら、リターン・キーを押します。

すると、Magnitude以下のサブクラス群が、右側のサブウィンドウの中に移り、それらが選択されたことが分かります。

この状態で青木メトリクスのウィンドウに戻り、黄ボタンメニューからcomputeの項目を選択します。

5個の青木メトリクスが次々と計算され、次に示すように、ウィンドウの中に計測結果が表示されます。 HF, RF, PFのそれぞれの相関を黄ボタンメニューのHF-RF, RF-PF, HF-PF, HF-RF-PFを利用して見ることができます。

計測結果が表示されている状態で、マウスの位置を、プロットされている点ところに動かし、クリックしてみて下さい。 または、マウスを使ってエリアを指定してみて下さい。 該当するクラス群がクラス・リスト・ウィンドウ中に表示されます。

クラス・リスト・ウィンドウの中に表示されたクラス群のどれかを選んで、黄ボタンメニューからAcceptの項目を選択すると、階層ブラウザが現れます。 Cancelを選択すると、クラス・リスト・ウィンドウを閉じます。

以上がおおよその青木メトリクスの使用方法です。 黄ボタンメニューのsaveとloadを使って、計測結果をファイルにセーブしたり、以前にセーブされた計測結果を再度見ることができます。 セーブされた計測結果は、すべて読み出し専用になり、再計算することはできません。

また、クラスおよびメッセージの人気度を調べるためには、黄ボタンメニューのCPおよびMPを利用して下さい。 人気度のランキングと実際の人気度のグラフを得ることができます。 このグラフは簡単に両軸を対数に変換できますので、Zipfの法則が成立しているか否かを簡単に確認することができます。

なお、青木メトリクスでは、クラス群の計測をスコープを指定して行うことができます。 スコープを陽に指定しない場合は、計測されるクラス群がスコープとなります。




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