インストールの方法は、MacintoshのSqueak(Smalltalk)2.2を例にして行ないますが、Windows95上のSqueakでもほぼ同様です。
Unixなどの他のプラットフォームのSqueakでもほぼ同様と思われます。
- まず、インストールを行なうためのフォルダを用意して下さい。
これ以後、このフォルダをインストールフォルダと呼びます。
- 次に、インストールを行なうためのSmalltalk仮想イメージに関するファイル群を、インストールフォルダの中に用意します。
仮想イメージ(Squeak2.2.image)とチェンジファイル(Squeak2.2.changes)は、オリジナルを使うのではなく、必ずコピーを取って使用して下さい。
一方、仮想マシン(Squeak VM)およびソースファイル(SqueakV2.sources)は、コピーでもかまいませんし、エリアス(シンボリックリンクやショートカット)でもかまいません。
ただし、無用のトラブルを避けるためにも、仮想マシン(Squeak VM)とソースファイル(SqueakV2.sources)は同じディレクトリに置き、エリアスを使用する場合は、その2つのファイルのエリアスを使用してください。
インストールフォルダの中は以下のようになります。
注) Macintosh 版の Squeak は 2.3 がリリースされた 1999 年 1 月現在、オリジナルのアイコン・リソースを持っていないので、Finder 上ではジェネリック・アイコンで表示されます。
ここでは Squeak Desktop Icon Resource Kit for Macintosh を用いてアイコン・リソースを付加しています。
- アーカイヴを解凍し展開すると Oom010, OomDoc という2つのフォルダ(ディレクトリ)が作成されます。
- インストールフォルダの中に、先に展開した2つのフォルダを移動します。
- オブジェクト指向メトリクスプログラムを組み込んで走行する仮想マシンは、約10Mバイトのメモリを加算する必要がありますので、仮想マシンのアプリケーション
メモリサイズを(Get Info...などで)適切な値に設定して下さい。
(MacintoshおよびPowerMacintoshの場合のみ)
- Squeakを立ち上げます。仮想イメージを仮想マシンの上にドラッグ&ドロップするのが簡便です(それぞれのプラットフォームでの適切な立ち上げ方に則って行なって下さい)。
- Squeakが立ち上がったら、まず、プロジェクトを決めましょう。
バックグラウンド・メニューからopen...を選び、サブ・メニューからopen project (mvc)を選んでプロジェクトを開きます。
青ボタンメニューからedit labelを選択し、開いたプロンプタにOOMと入力しリターン・キーを押します。
赤ボタンメニューからenterを選び、今作成したプロジェクトを開きます。
新しいプロジェクトに入室したら、バックグラウンド・メニューからopen...を選び、サブ・メニューからopen transcriptを選んでトランスクリプト・ウィンドウを開いておきましょう。
- バックグラウンド・メニューからopen...を選び、サブ・メニューからopen file listを選んでFileListを開きます。
- FileListの右上のリストに「Oom010」のフォルダ(ディレトリ)がありますので、選択してください。
「Oom010」のフォルダが開かれると、右上のリストもOom010」のフォルダ内のリストに変更されます。
このリストから「Install.st」を選択して、黄ボタンメニューからfile inを選んで下さい。
- 必要なソースファイル群が次々に読み込まれ、適切な初期化が行なわれます。
読み込みと初期化が終了すると、「OomLauncher open」を評価するようにと書かれたプロンプタが開きます。
マウスをクリックすると閉じますが、同じ内容がトランスクリプトにも書かれていますので、赤ボタンで「OomLauncher open」という文字列を選択して、黄ボタンメニューからdo itを選びます。
OOMというロゴの入ったランチャーが現れます。
- 最後に、バックグラウンド・メニューからsaveを選んで、必ず仮想イメージのセーブを行なって下さい。