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References: Readings
Updated: Sep 24, 1999.
- トム・デマルコ, "デッドライン" ソフト開発を成功に導く 101 の法則, 伊豆原弓 訳, 日経 BP, 1999., ISBN4-8222-8053-5 C3055 \2200E
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Tom DeMarco, "The Deadline", 1997 の翻訳書。
上記のような邦題なんだけれど、『ソフトウェアの不思議の国のトムキンス』と言った方が佳いような。『ソフトウェアってなんでこんなにゼニがかかるの?』はエッセイだけど、こちらは創作 (少なくとも体裁上は) です。
もしかして、同姓同名のデマルコさんかと思いましたが、そうでもないようです。各章末にトムキンスの日記があって、そこだけ読むと要点を得ることができます。この辺りは、さすがと言うか、したたかと言うか。
でも、なんでこういった虚構の世界を用意する必要があったんでしょうか。そこまでせんと判ってもらえんから?
物語中、トムキンスを助ける、いろんなウィザードやグールーが出てくるんですが、彼らの名前を読むと、思わず爆笑してしまいます。
そうそう、「機能ポイント」って、ちょっと判りにくいです。たぶん、ファンクション・ポイントのことでしょうけど、そのまま片仮名書きの方が通りやすい。
- トム・デマルコ, "デマルコ大いに語る" ソフトウェア 24 の閃きと冴え, 大野とし郎 監訳, 日科技連, 1998., ISBN4-8171-6057-8 C3030 \2800E
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Tom DeMarco, "Why does software cost so mach?: and other puzzles of the Information Age", 1995 の翻訳書。
縦書きなんだけど、どう思います? 読みやすい?
まぁ、思ったより読みやすかったですけど、長めの (5 文字以上) の英単語は、縦書きのまま混じると、ひどく読み難いです。誤植 2 箇所発見。ま、こんなことはどうでもエエですね。とにかく、面白いです。縦書きにした理由もうなずけます。内容が要請しているんですね。ソフトウェアにまつわる話って、工学系と社会学系とどちらの比重が高いんでしょうか。いや、むしろ「心狸学・社怪学」と言った方が佳いのか。
監訳の大野とし郎さんは、共立出版からワインバーグ本の翻訳を各種出しておられます。「とし」の字は人偏に旁が「旬」で、これまた漢字が出ません。
こういう本を読んでもらいたい人って、なかなか読んでない or 読まないんだよな。
- John Lions, "Lions' Commentary on UNIX", 岩本信一 訳, アスキー出版局, 1998.
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John Lions, "Lions' Commentary on UNIX 6th Edition with Source Code", 1996 の翻訳書。
あの、ライオンズ本が 20 数年の歳月を経て公開された! (遅すぎた?)
"UNIX Operating System Source Code Level Six",
"A Commentary on the UNIX Operating System",
の 2 本立て。UNIX ハッカーのバイブルだった。
- 木下恂, "プログラマ、石をみがく", 中央公論社, 1998.
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"ソフトウェアの法則", 中央公論社, 1995. の著者のセカンド。
著者のページは
Knuhs の書斎。
ちなみに、"Knuhs" は D.E. Knuth とは関係なくて、著者の名前の逆さ読みなんだそうである。いや、確かにそうだわ。
- エドワード・ヨードン, "デスマーチ" なぜソフトウェア・プロジェクトは混乱するのか, 松原友夫, 山浦恒央 訳, トッパン, 1998.
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Edward Yourdon, "Death March" The Complete Software Developer's Guide to Surviving "Mission Impossible" Projects, 1997 の翻訳書。
- マイケル・ジャクソン, "ソフトウェア博物誌" 世界と機械の記述, 玉井哲雄, 酒匂寛 訳, トッパン, 1997.
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Michael Jackson, "Software Requirements & Specifications" a lexicon of practice, pricipals and prejudices, 1995 の翻訳書。
- エドワード・ヨードン, "プログラマの復権" 情報ビジネスの展望, 松原友夫 訳, トッパン, 1997.
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Edward Yourdon, "Rise & Resurrection of the American Programmer", 1996 の翻訳書。
- Jim McCarthy, "ソフトウェア開発のダイナミズム", 三浦明美, 福崎俊博 訳, アスキー, 1997.
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Jim McCarthy, "Dynamics of Software Development", 1995 の翻訳書。
- Capers Jones, "ソフトウェアの成功と失敗", 伊土誠一, 富野壽 監訳, 共立出版, 1997.
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Capers Jones, "Patterns of Software Systems Failure and Success", 1996 の翻訳書。
- E. ヨードン, "ソフトウェア管理の落とし穴" アメリカの事例に学ぶ, 松原友夫 訳, トッパン, 1996.
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Edward Yourdon, "Decline & Fall of the American Programmer", 1992 の翻訳書。
- 木下恂, "ソフトウェアの法則", 中央公論社, 1995.
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『マーフィーの法則』よりも生活感があります。著者は UNIX 関連、 C のテキスト、 C++ 本等の著作があるのですが、気にしていると、けっこう目に入りますね。
かの藤原博文さんのページに書評がありました。
ソフトウェアの法則
著者は東芝でコンパイラ開発などを長年してこられた、知る人ぞ知る技術者です。
(中略)
エッセイ部分から滲み出ている、著者の人物像が、なんというか、非常に真 面目な感じがして、良識のある大人の雰囲気にあふれています。
とのことですが、けっこう茶目っ気がある方のような感じもします。
- Eric S. Raymond, "ハッカーズ大辞典", 福崎俊博 訳, アスキー, 1995.
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Eric S. Raymond, "The New Hacker's Dictionary", 1993 の翻訳書。挿絵は Guy L. Steele Jr. である。
- ジェラルド M. ワインバーグ, "プログラミングの心理学" またはハイテクノロジーの人間学, 木村泉, 角田博保, 久野靖, 白濱律雄 訳, 技術評論社, 1994.
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Gerald M. Weinberg, "The Psychology of Computer Programming", 1988 の翻訳書。
- Larry Wall, Randal L. Schwartz, "Perl プログラミング", 近藤嘉雪 訳, ソフトバンク, 1993.
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Larry Wall, Randal L. Schwartz, "Programming perl", 1990, の翻訳書。
少しハマッたけど、けっきょく Perl ではたいしたことできないまま……。
まぁ、当時 Mac Perl Interface があれば、変わっていたか知れんけど。
ちなみに、原題は Jon Louis Bentley, "Programming Pearls", 1986, (訳本は 野下浩平 訳『プログラム設計の着想』, 近代科学社, 1989) のもじり。
- 藤原博文, "C プログラミング診断室", 技術評論社, 1993.
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Software Design 誌の連載を加筆修正して単行本化。絶版の後増刷。走れ!
- 落水浩一郎, "ソフトウェア工学実践の基礎" -- 分析・設計・プログラミング, 日科技連, 1993
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実践ソフトウェア開発工学シリーズ #3
- 米澤明憲, 柴山悦哉, "モデルと表現", 岩波書店, 1992, 1995.
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岩波講座ソフトウェア科学 #17。
- 黒川利明, "ソフトウェアの話", 岩波書店, 1992.
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Lisp の話は、とくにありません (笑)。
- J. Craig Cleaveland, "データ型序説", 小林光夫 訳, 共立出版, 1990.
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J. Craig Cleaveland, "An Introduction to Data TYPES", 1986 の翻訳書。
- Don Libes, Sandy Ressler, "Life with UNIX" UNIX を愛するすべての人に, 坂本文 監訳, 福崎俊博 訳, アスキー, 1990, 1998.
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Don Libes, Sandy Ressler, "Life with UNIX®" A Guide For Everyone, 1989 の翻訳書。
最適化された副題『UNIX だよ人生は!』。
Smalltalk コミュニティを体感するのに役立つ (?)。
- A. V. エイホ, B. W. カーニハン, P. J. ワインバーガー, "プログラミング言語 AWK", 足立高徳 訳, トッパン, 1989, 1990.
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Alfred V. Aho, Brian W. Kernighan, Peter J. Weinberger, "The AWK Programming Language", 1988 の翻訳書。
Perl より気楽に使える。
GNU 版 awk を田中良知さんが漢字対応し、山下巌さんが Mac に移植した jgawk と JGAwk Interface をいまだに使っている。後者はいわゆるコマンドラインを Mac という環境でどう実現するかという問いの一つの答えになっていると思う。
訳者の足立高徳さんの「徳」の字は、心の上に横一が入るのだが、漢字が出ない。
- Andrew S. Tanenbaum, "MINIX オペレーティング・システム", 坂本文 監修, 大西照代 訳, アスキー, 1989, 1990.
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Andrew S. Tanenbaum, "Operating Systems: Design and Implementation", 1987 の翻訳書。
みんなこれを読んで大きくなった (?)。
Linux も、もともとはここが発祥の地なんだっけ。
- トム・デマルコ, ティモシー・リスター, "ピーブルウェア", 働きやすい職場をつくる人間関係の極意 日立ソフトウェアエンジニアリング生産性研究会 訳, 日経 BP 出版センター, 1989, 1994.
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Tom DeMarco, Timothy Lister "Peopleware: Prosuctive Projects and Teams", 1987 の翻訳書。
すでに古典である。なかなかお目にかかれなかったのだが、新装版をやっと入手。
- シーモア・パパート, "マインドストーム", 子供, コンピューター, そして強力なアイデア 奥村貴世子 訳, 未來社, 1982, 1995 (新装版).
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Seymour Papert, "Mindstorms", Children, Computers, and Powerful Ideas 1980 の翻訳書。
ピアジェの認識論 + コンピュータ + 教育 -> Logo
- トム・デマルコ, "構造化分析とシステム仕様", 高梨智弘, 黒田純一郎監 訳, 日経 BP 出版センター, 1986, 1994.
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Tom DeMarco, "Structured Analysis and System Specification", 1979 の翻訳書。
- Brian W. Kernighan, Rob Pike, "UNIX プログラミング環境", 石田晴久 監訳, 野中浩一 訳, アスキー, 1985, 1990.
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Brian W. Kernighan, Rob Pike, "The UNIX Programming Environment", 1984 の翻訳書。
この本は、とある電算写植組版機のセミナーで勧められたものであった。そりゃどーでもええのだが、まぁ、B-Shel に関してはこれ以上の本はないのでは。
本書は、単に UNIX の使い方を読者に示すだけでなく、うまく使うにはどうしたらよいか、ツールを最大限に使いこなすにはどうしたらよいか、どうしたらツールを組み合わせて大きな力を発揮させられるか、といったことを読者に知ってほしいという願いで書かれている。
p. iii.
まぁ、ある意味、魔道書、もしくは魔道への手引き書ではある。それに、この辺りの本は、 UNIX が健在な限り永久に古びることはないのではなかろうか。
- 木村泉, 米澤明憲, "算法表現論", 岩波書店, 1982.
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岩波講座情報科学 #12。
やっと見つけた!
3 人の月報執筆者のうち一人が大西赤人なんで仰天。
- Brian W. Kernighan, P. J. Plauger, "ソフトウェア作法", 木村泉 訳, 共立出版, 1981.
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Brian W. Kernighan, P. J. Plauger, "Software Tools", 1976 の翻訳書。
- Brian W. Kernighan, P. J. Plauger, "プログラム書法" 第 2 版, 木村泉 訳, 共立出版, 1976, 1982, 1989.
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Brian W. Kernighan, P. J. Plauger, "The Elements of Programming Style" second edition, 1974, 1978 の翻訳書。
- フレデリック・P・ブルックス Jr, "人月の神話" 狼人間を撃つ銀の弾はない, 滝沢徹, 牧野祐子, 富澤昇 訳, アジソン・ウェスレイ・パブリッシャーズ・ジャパン, 星雲社, 1996.
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Frederick Phillips Brooks Jr, "The Mythical man-month: essays on software engineering" Anniversary edition, 1995 の翻訳書。
初版は 1975 年。
Created: Aug 17, 1996
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