釣行記

常磐道後半は ・対面2車線道路なので抜けない ・SAやPAが少なく休息し難い ・放射線量を示す看板が各所に在る ・2輪は通れないエリアがある ・緑のシートに覆われた汚染土 ・居住禁止区域上を通る 分岐ルートで 東北道を選択する車が多かったのが 良く分かりました。 交通事情として 遅い車に捕まると 遅いペースで進むので 片側3車線有る東北道を選択する方が ゆっくり進む人 早く進みたい人 どちらにとっても優しいですね。 そして 放射能関連が・・・ そんな常磐道を通るので 原発エリア周辺も通りました。 常磐道は山側に通っています。 谷を超える場所では 下方の集落エリアが望めます。 原発エリアを越えてから 緑のシートに覆われている 汚染土と思われる個所を 目にする頻度が上がりました。 この土 いつ、どう処理するのだろう？ と原発問題の不安が募るなか 徐々に放射線量を示す表示の 線量数値が上がっていくのが分かる。 全く大丈夫そうに見えない。 そうこうしていると 浪江町双葉町に近づいて来た。 福島に詳しくも無い人間でも 浪江町や双葉町の名前は分かる。 あっ。あの場所だ。 雨雲が残る夕方4時半ぐらい 暗くなっている中 浪江町が見える場所を通る。 人や車といった生命感は皆無 暗くなっているのに 照明の光が全く無い。 雨上がりの夕刻 人が外に居ないだけで 家の中では 夕食の用意などで 光が灯っていたりしてれば 生活感や 生命感を感じられるのですが 一つとして無い。 光が閉ざされたエリア ゴーストタウンという ニュアンスでは甘く 死んでいる町 と言っていい怖さを感じました。 まだ居住禁止エリアとの事で 当たり前なのですが 人が居ない町って こんなに寂しく見えるのかと・・・ 今回のポケモンイベントは 復興イベントとの事で 2chでは 石巻を元気に！ 石巻に経済を！ と謳って煽っているコメを よく見ましたが 結果 石巻に行けば分かりますが 沿岸部はまだ更地で スーパー堤防も作成中ですが しっかりとした町で人口も多く 次々と新しい建物が建てられ 前に進んでいる町 と 復興進行中を感じれますが 福島の浪江町周辺を見ると これいつ復興するの？ と言う事の大きさを感じます。 正直 神奈川県民で 地方に在る原発がどうなろうが 電力供給が必要なので 原発必要でしょう。 と他人事で思っていましたが 現地を通ると これはダメだな。 と感じます。 小さな町や一部のエリアの問題で 人口減、都心集中の時代を 踏まえれば 地方に原発を設けて 問題が起きても 切り捨てる。 分からなくもないのですが 街が消滅するとなると なかなかのハイリスクハイリターン という気がしてならない。 勿論 大災害が100年や300年に1度と言う 期間的なローリスクであり・・・ 原発のエネルギーで 都心の多くの人の電力源になっていて リターンの恩恵を取れている。 問題が起きても 少人数の田舎町が困るだけだと・・・ 何とも言えない感が残ります。 今回の遠征で 浪江町を通った時が 一番の衝撃的な映像として 頭に残っています。 そんな常磐道でした・・・。 釣行記