あ行
- アラビカ種
- コーヒーの3大原種のひとつ(あと2つはリベリカ種とロブスタ種)。
原産地は現在のエチオピア辺りで、主に高地で栽培される。
品質は3種の中で最も良いとされている。
- エスプレッソ
- エスプレッソはイタリア語。英語風に発音するとエクスプレスとなる。19世紀始めにイタリアで発明される。蒸気圧を利用した熱湯噴射式のコーヒー(または抽出器具)のことを指す。一般に深煎りの豆を利用した苦いコーヒーである。ミルクを入れたカフェ・ラ・テや、それにシナモンの香りをつけたカプチーノなどのバリエーションがある。
か行
- カフェイン
- いわずと知れたコーヒーの代表的な成分。
興奮、強心、脂肪の分解、利尿作用、ほか、といった多くの作用がある。
コーヒー豆には豆の重さの1〜2%のカフェインが含まれている。
- コーヒー飲料
- 一般に"缶コーヒー"と呼ばれる飲物は、含まれるコーヒー成分によって"コーヒー"または"コーヒー飲料"と表示される。コーヒー成分が、100gあたり生豆換算2.5g〜5gのものはコーヒー飲料と表示され、生豆換算5g以上のものはコーヒーと表示される。
さ行
- サイジング
- 豆の大きさによる等級分類法のこと。ふるいを使って豆を大きさで分ける。
スクリーンナンバーが大きいほど大粒の豆ということになる。
スクリーンナンバーとは、ふるいのことをスクリーンと呼ぶことに由来する。
た行
- ダッチコーヒー
- オランダ人が考案した「水だしコーヒー」(ウォータードリップコーヒー)
とされている。しかし実はオランダ人は改良をしただけで、
もともとは旧オランダ領東インドで古から行なわれていたらしい。
- タンニン
- コーヒーの苦みの元となるタンニン酸のこと。主体はクロロゲン酸。豆の種類によって異なるが生豆中に約10%ほど含まれている。が、コーヒーに含まれるタンニンの量は、焙煎や抽出法によって変化する。
- ドリッパー
- 主にペーパードリップに使用する瀘過器のこと。角度や抽出孔の数、それに材質などに違いがあり、種類が豊富である。現在代表的なのは、メリタ社の一つ穴のものと、カリタ社の三つ穴のものがある。材料は軽くて壊れにくいプラスチック製がほとんどだが、銅や陶器製のものも存在する。
- ドリップ
コーヒーの抽出法の一つ。ドリッパーに入ったコーヒーの粉に熱湯を注ぎ、瀘過することでコーヒー液を抽出する最も基本的な方法。しかし豆の蒸らし時間、お湯の注ぎ方などに決まりはなく、おいしいコーヒーを得るには熟練が必要である。
な行
- 軟水
- 水にとけているカルシウムやマグネシウムの含有量が少ない水のこと。
コーヒーには軟水がよい。
日本の水は水道水をはじめ、ほとんどが軟水である。
は行
- 焙煎
- 生豆に火力を作用させ成分の化学変化を起こし、香り・味・色をつける作業。
焙煎の刻々で香り・味・色が変わるので、
適切な時期を見分ける焙煎技術が必要となる。
焙煎の度合は軽い方からライト、シナモン、ミディアム、ハイ、シティ、
フルシティ、フレンチ、イタリアンの8段階に分けられる。
またはおおざっぱに浅煎り、中煎り、深煎りと3段階に分けることもある。
- ピーベリー
- 普通は一つの珈琲の実の中に二粒の豆が出来るが、何らかの原因で一粒になった豆で、丸い豆となる。枝の先端部分にできることが多い。味は普通の豆と変わらないが、数量が全体の10%程度しか取れないため、珍重されている。
ま行
- ミル
- 珈琲豆をひく道具。構造的には大きく2種類に分類され、臼歯で珈琲豆を砕いてひいていくグラインドミルと、鋭い歯で珈琲豆をカットしてひいていくカッティングミルとにわけられる。どちらが優れているというわけでもなく、使う人の好みでよい。
や行
ら行
- リベリカ種
- アフリカ(リベリア)が原産地である。アラビカ種より栽培の歴史は浅く、現在ではリベリア・スリナムなどで栽培されている。比較的苦みが強く、香りが少ない豆である。ほとんどがヨーロッパへ送られており、日本人には馴染みが薄い豆である。
- ロブスタ種
アフリカ(コンゴ)が原産地で、アラビカ種よりも品質は若干落ちるが、病害虫に強く栽培しやすいことから近年は広く栽培されている。全世界生産量の約30%を占めている。味が強いのでインスタントコーヒーの材料に使われることが多い。
わ行
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