-尾崎へ・・・-
すべてを見失い，自分さえも見失っていた．
愛も，夢も，希望も・・どこかに行ってしまっていた．
でも・・・あなたは教えてくれた．
愛や夢や希望に向かってどん底から這い上がろうとする人間の美しさを・・・．
いまだに私は愛も夢も希望もつかんでいない．でもね，
生きていこうと思うんだ．
自分の背負った人生，命に負けたくないんだ．
このままどん底にいたくないんだ．まだ何もみえないけど
私は生きていく．そして，尾崎のつかめなかったものを
つかみたい．
尾崎・・・私，尾崎の分まで生きるよ・・・．
天国で見守っててね・・・．がんばるから・・・．
-でもね・・・-
尾崎が生きてた頃、尾崎の歌と共に懸命に生きたつもり。
でも、社会にでてしまうと、いつの間にか何かを忘れてる。ここに来て、思い出しているよ、その何かを。
でもね、うまくいかないんだ。社会に出ると・・・・。
学生だった頃、そんな大人が大嫌いだった。でも、自分もそうなっちゃってるんだろうな。でもね・・・・。
-きっと忘れない-
尾崎に出会うまではいじめられても学校は行かなければいけない牢獄と思っていた。
尾崎のファンとして尾崎になりたかったけど、僕は僕であり、尾崎には慣れない。
だから僕は生きていくよ。僕は尾崎豊ではなく、
僕が古谷裕紀であることを証明するために
さよなら尾崎。僕はきっと忘れない。