CARCASS



REEK OF PUTREFACTION :1988


category gore grind, death metal
お気に入り度 ★★★☆
To Amazon.co.jpイギリスのグラインド・コアバンドの1st。ホントのジャケはココ。。良く見るとヒドイジャケデス。。。元祖ゴア・グラインドとも言うべきスプラッターで悪趣味なグロテスクなサウンドデス・・・。とにかく、音質が悪イデス、その上演奏もヒドイもんデス・・・。ドラムがところどころで曲についていけずモタモタとリズムを崩しているんですよね。。あぁ・・・;;なんかドラムとギターとかがバラバラで、聴いてて歯痒いデス。ホントはカッコヨイ曲なのにもったいネィ!!そんな楽曲の上を低音で吠えるタイプのヴォーカル(BILL STEER)とギャオギャオ喚くタイプのヴォーカル(JEFF WALKER)との掛け合いが印象的ですね。ということで普通の感性の人が聴くと10秒も持たないデショウ。。。ワタシも最初は何がなんだかわからずに売っちゃいましたカラ。。。;んで買い直してからは愛聴しております。。。全体的に音質が悪いので何やってるのか良くわからなかったりするのですが、割とギターが個性的でカッコヨイところがあるんですよね。単調になりがちなこの音の中で、楽曲にフックを持たせているのではないでしょうか。あと、このバンドの特徴として、歌詞が非常に猟奇的で医学的;;;なんデス。。聴いたこともないような医学用語が頻繁に出てきます。日本盤の歌詞カードは必読モノですよ♪スプラッターの極みなグロテスクな表現で埋め尽くされています・・・・・。




SYMPHONIES OF SICKNESS :1989


category gore grind, death metal
お気に入り度 ★★★★★
To Amazon.co.jpということで2nd。演奏力の向上とともに、前作より格段に各パートの音が明確に聞こえるようになってますね。よって何をやっているのが分かる!!こんなにもカッコ良いことをやっていたなんて・・・・。ザクザクと展開する独特のギターワーク、ゴリゴリなベース、、、ん〜、、とにかく全てがカコヨイのデス!!ゲロヴォーカルもさらに低音の響くドギツイ咆哮を聴かせていてヤヴァイデス。かすれヴォーカル担当のJEFF WALKERも前作に比べて格段にカッコ良くなっていますね。そして今回もグロテスクな歌詞も健在。スプラッターなCARCASSワールドを作り上げています。




PEEL SESSIONS :1989


category gore grind, death metal
お気に入り度 ★★★★☆
To Amazon.co.jpコレ結構ナゾなアルバムです。ブックレット内にBBSとかPEEL SHOW ON RADIOとか書いてるんですが・・・・。ラジオ用の公開録音みたいなヤツ??このアルバム、結構貴重な音源なんではないでしょうか。2ndから3曲と、聴いたことない曲が1曲の計4曲収録されていますが、そのどれもが、ライブっぽくアレンジされています。やっぱり貴重・・・。聴いたことない曲ですが、これがまた初期CARCASSな音(当然デスガ;)でめちゃカッコ良いのデス!これはCARCASSマニアな人にとってはタマラナイ物件でしょうね。




NECROTICISM-DESCANTING THE INSALUBRIOUS :1991


category grind death metal
お気に入り度 ★★★★★
To Amazon.co.jp3rdデス。このアルバムから現Arch Enemy他で大活躍中のMicheal Amottが参加しています。とりあえずこのアルバムはヤヴァイくらいカッコ良いデス!!!!!100万点上げたいデス(謎)もはや初期の頃のようなコアな音楽ではなくなっているが、でもデスメタルともちょっと違うような気がする不思議なCARCASSワールド。。。非常にオリジナリティのある音であり、これ以降似ている音のバンドは多数出現したが、この特出した個性は早々真似できるハズもなくCARCASS似止まり。。。2ndよりサウンドプロダクションが更に更に良くなり、キレのある楽曲は鼻血モノのカッコ良さ。楽曲は単純ではなく、かなり複雑な展開デス。しかも独特のCARCASSリフが満載な上にAmott効果なのか、所々でメロディアスでテクニカルなギターメロディ&ギターソロが出てきます。そして前作でカッコ良かったJEFF WAKERだが、今作ではメインで歌う機会が多くなっており、更にカッコ良さがUP!!!!!!Billのゲロヴォーカルもカッコ良いが、このJeffのダミ声による、言葉運びのカッコ良いこと!!一緒に歌いたくても難しくて歌えない!デス系のヴォーカルでここまでカッコ良い歌い方をするヴォーカルは聴いたことがないデス。ん〜、カコヨクてどうしようもないので死ぬまで聞き続けマス。。。棺桶に入れてください(^^




TOOLS OF THE TRADE :1992


category grind death metal
お気に入り度 ★★★★
ミニアルバム。未発表曲が収録されている。3rd路線な曲でカコヨイデス!!!でも後のアルバムに全部収録されちゃうので、コレはマニア用アイテムですね。。。




HEARTWORK :1993


category melodic deathrash
お気に入り度 ★★★★☆
To Amazon.co.jp4th。ジャケットがなんかキレイデス。。。「エイリアン」で有名なH.R.ギーガーがデザインしたそうです。ということで日本でのメロデスブームの火付け役になったと言われる作品。だが個人的にはこのアルバムから、所謂メロデス的な印象は受けない。メタル的なギターソロのあるキャッチーなデスラッシュ、といったところか。といっても既存のカテゴリーに入れようとしても、なんかシックリこないんですよね。今作でも個性的なCARCASS流ギターワークが炸裂していてカッコ良いデス。ヴォーカルパートは残念ながらJeffのダミ声メインになってしまい、超低音ヴォイスが聴かれなくなったのは残念。だが前作と同じく、Jeffの歌うヴォーカルパート無しではこのアルバムも語れないであろう。それくらいJeffの歌い回しはカッコイイ。楽曲はメロディアスになり迫力の面では少し欠けるが、適度にスラッシーでザクザクと切り込んでくるギターは文句なくカッコ良く、全体的にメタル的な非常に耳当たりの良い、一般受けするサウンドになっていると思う。しかしこの作品を機にCARCASSを聞かなくなった人も多いだろう。ワタシは好きダガ・・・・。




DEATH'N ROLL :1994


category melodic deathrash
お気に入り度 ★★★☆
かなり音質の悪いライブアルバム。ブートかも。94年にイタリアで行われたライブの模様が納められている。音質は悪いがCARCASSのライブは見たことないので個人的には貴重なアルバム。




SWANSONG :1996


category metal
お気に入り度 ★★★★☆
To Amazon.co.jp5thにしてCARCASS最終章・・・・・・・・・。Billの脱退によって幕を閉じたようです。。このアルバムは賛否両論あるが、ワタシはそこそこ好き。クォリティの高さは過去の作品中一番なのでは?これはもうただ単に「メタル」・・・この言葉で済まされるとは思わないが、非常にメタル寄りなアルバム。でもそこはやはりCARCASS。Jeffの歌い回しはやはりカッコ良いし、独特のCarcass節も健在。よって誰も成しえない新種のメタルだと思う。楽曲はCARCASS作品中一番メロディアスでノリの良いもの。昔のグロテスクな「CARCASS=死体」なイメージはもはや皆無だが、アーティストとして成長した彼らをワタシ達は客観的に聴き、評価して上げるべきではないだろうか。音楽シーンに常に新しい風を吹かせ、多大な影響を与えてきたCARCASS・・・・。これで打ち切りデス・・・・(悲)ちなみにこの後Jeffを含めた3人はBLACK STARというバンドを発動している。このアルバムに酷似しており、CARCASSの6枚目のアルバムがあったらこうなる、というような内容。




WAKE UP AND SMELL THE CARCASS :1996


category
お気に入り度 ★★★★☆
To Amazon.co.jp5thに収録されなかった未発表曲にミニアルバム数枚をカップリングしたようなアルバムで非常にお買い得。未発表曲は5thに入れてもおかしくないような、ミドルテンポの曲でカッコ良いデス。過去のミニアルバムの曲を聴くとやはり、有無を言わせぬ強烈な勢いを感じますね。個人的には聴いたことのない「PATHOLOGICAL」っていうコンピからの曲がオイシイですね。「HEPATIC TISSUE FERMENTATION」も「TOOLS OF THE TRADE」に収録されていたものと違い、粗雑ながらも凶悪デスシ。ゲロヴォーカルが秀逸デス。。。




BEST OF CARCASS :1997


category
お気に入り度 ★★★★
To Amazon.co.jp日本限定のスペシャルベスト盤で2枚組仕様。。。スペシャルと言っても前述のアルバムを持っているなら特にスペシャルとは思えないが。。。1枚目は1st〜5thまでのベスト。2枚目は「WAKE UP AND SMELL THE CARCASS」から9曲、完全に未発表なライブバージョンが5曲、といった構成。ということで2DISK中聴くべきは、未発表なライブバージョン5曲のみ。。。以前聴いた「DEATH'N ROLL」よりは音質が良いデス。Jeffのカッコ良いMCから曲が始まるところなんか、鳥肌モノデスヨ。ということでCARCASS初心者には、うってつけなアルバムかも?CARCASSマニアさんにとっては、、、、当然買いでしょう。。




REQUIEMS OF REVULSION :A TRIBUTE TO CARCASS :2001


category gore grind, death metal
お気に入り度 ★★★★★
To Amazon.co.jp題名の通りCARCASSを愛してやまないバンド達によるトリビュートアルバム。主に1st、2ndからの楽曲をカバーしてます。有名どころではREGURGITATE、NASUM、EXHUMED、DEAD INFECTION、IMPALED、DISGORGE(MEXICO)。CARCASSフォロワーとしてはHAEMORRHAGE、GENERAL SURGERY、NECRONYなど、結構凄い面子。
流石にCARCASS命(多分)なバンド達。非常に格好良くカバーしています。オリジナルの1st、2ndがあまり良いサウンドプロダクションで録音されていないので、こうしてハッキリとした音像で聴けるのは有り難いことデス。特に1stからの曲は。「Pyosisiried」とか。
そして改めて思うのは、CARCASS以上のバンドが未だ出てきていないこと。ホントに凄いバンドでした。