Vomit Remnants



INDEFENSIBLE VEHEMENCE : 2002


category brutal death metal
お気に入り度 ★★★★★
2001年に出ていて入手困難だったMCDを日本のMMRさんが再発してくれました。ということで彼らは日本のバンドなんデスガ、いわゆるNew School系と呼ばれるブルデスをやってくれてオリマス。んで、コレがまた凄いんデスワ。音圧、テク、縦のりフック感、クリアな音像、全てを最高の状態で聞かせてくれる強烈な一枚。ブラストは割と控え目で、タラララ、タスタスタスタス、ドコドコドコドコといった固め打ちを要所要所で使いノリ重視で飽きの来ない作りになってマス。ズンズン、ゴリゴリとしたNew Schoolサウンドをこれ以上ない完成度でブチカマシテマス。更にヴォーカルは私の大好きなタイプ。ヴォゴゴゴォ、ヴォゴォゴゴゴヴォゴッ。極端にローで野太くて、キレの良い水っぽくないデス声。これも文句無しにカッコイイ。非常にテクニカルで非の打ち所がないんですがテクに溺れることなく聞かせることに重点を置いたフックのある曲調はメリハリがあって聴いててすこぶる気持ちイイ。何かデス的な物をギュッと濃縮してさらに圧縮したような高密度でビルドアップされたサウンドです。極端にオールドスクールなサウンドからはかけ離れてイマすので、今時の若者にも受け入られ易いと思います。ということで良く同じNxSx系のDying Fetus辺りと比較されるんデスガ、個人的にこのアルバムを聴くと彼らが遠くに霞みますネ。。。しかも録音したのが2000年4月ということデスから、かなり早い時期からこのサウンドを確立していた模様デス。この後彼らは活動を停止するのですが、そのまま続けていたら、と思うと残念でなりません(最近、復活しましたガ)。音楽はノリだっ、みたいな人にオススメ。