TE VAKA



TE VAKA :1997


category Polynesia, contemporary
お気に入り度 ★★★★☆
Opetaia Foa'iを中心としたポリネシアンなコンテンポラリーグループの1st。ニュージーランドを中心に活動しているようですが、メンバーはポリネシアに点在する小さい島々をルーツに持つ人が多いようです。リーダーのOpetaia Foa'iも例外ではなく、彼のルーツはツバル、トケラウなどの島々。このアルバムはそれらの島々の伝統音楽にインスパイアされて作られたようです。よってほとんどの曲がトケラウ語で歌われています。民族的な打楽器などのリズムに、男女ヴォーカルが歌う展開の曲が大半を占めています。民族的な打楽器とは、ログドラムや、山羊の皮を張った太鼓など。ログドラムはコンコンと堅めの音が特徴で、特に#3は、打楽器を強調したポリ・リズムが強烈な展開を魅せる曲。リズムにのって島民が踊っているのが想像できますね。かけ声とかも聞こえてくるので実際そうなのかも。カッコいい曲です。リードヴォーカルはOpetaia Foa'i(男性)ですが、たまにバッキングヴォーカルや、エスニック・コーラスとして、女性voが入ってきます。全体的に、リズムや打楽器の音が個性的というか、今まで聴いたことのない感じに響いているのが新鮮ですね。これが太平洋な音なんでしょうか?このコンテンポラリーなポリネシアン・サウンドは、聴きやすく結構クセになりそうですね。。