またも変化をした4th。まずヴォーカルのタネリヤルヴァが脱退し、Ville
Laihialaが加入している。このヴォーカルが何とも気怠く、押し殺したような歌声を聴かせており、今回の楽曲にマッチしているのだ。今作では前作のちょっと暗いヘヴィメタルな路線から若干変化しており、SISTERS
OF MERCYなどのゴシックロックや、PARADISE
LOSTのようなゴシックメタルに接近している。が、ただのゴシックメタルとは違い、ずっとエモーショナルなのだ。この胸を締め付け、息苦しささえ感じさせるメロディが今後続く作品群に共通するSENTENCEDの個性であり、真骨頂であり、他のどのバンドの追従も許さない確固たる音楽性なのだ。この暗く、とても一人で聴くに堪えないような悲痛な楽曲、それに今回加入したVilleのややゴシック調な雰囲気のある伸びのある歌声がとても合っていて、ワタシを感動の渦に落としにかかるのである。まさしくDOWN・・・・。 |