ローストチキンのヒント


1.下処理

 内臓を取るなどの処理をした鶏にできる限り塩をたくさんもみ込みます。少しだけだと味が薄すぎるのです。胡椒もたっぷり。身と皮の間に手を突っ込んで隙間を開け,バターのかけらをちょっと多めに入れます。


2.スタッフ(詰物)

野菜炒めタイプ

 たまねぎのみじん切り,マッシュルームのスライス,モヤシ,ピーマン,ベーコン(あるいはソーセージ)パン粉。塩味をきかせ,醤油やチキンストックをいれるとこくがでます。カレー粉で香りをつけるのもお薦めです。伝統的なやり方では,たまねぎ,ナッツ類(クリ,ぺカーン,マツノミ),ソーセージなどをサラダオイルで炒め,セージやハーブの香りをきかせて詰物にする。


チャーハンタイプ

 バターで炒めたみじん切りのたまねぎ,マッシュルーム,ベーコンにご飯を入れて,チャーハンにし,スタッフにしても美味しいです。野菜炒めタイプと同様カレーチャーハンにしても美味しいですよ。


3.オーブン

 さて,本体の方に詰物をし,オーブンで焼き始めます。オーブンに入れる前に,脚と胴の間やてっぺんにもバターをのっけるとしっとりして,美味しくなります。190度のオーブンで鶏肉500グラムに対して30分から35分です。でも,焼いているうちに肉汁がでるので,表面に何度もかけます。私は隠し味に醤油を肉汁にすこし加えています。
 (お薦めしたいのはベーコンを鶏肉の表面に敷き詰めること。焼きあがる15分前にベーコンをはずして肉汁をかけ小麦粉をまぶすとかりっと表面が焼けます。)


4.クランベリーソース

 また,伝統的にはクランベリーソースをかけて食べます。かけなくとも充分美味しいですよ!
 このソースの作り方は,生クランベリー(2カップ)に砂糖(100g),生姜(1/2かけ),シナモンスティック(1本),クローブ(3粒),オールスパイス(小1/4)を,アップルビネガー(1/3カップ)+水(1/3カップ)の中にいれ,弱火にかけ,時々混ぜて砂糖を溶かします。その後,中火にしてぐつぐつ煮立たせ,クランベリーがやわらかくなり,つぶれるまで蓋なしで煮ます。火を消し,ポルト酒(小2)を少し加え冷まし,シナモンスティックを取り除きます。


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