演奏会本番まであと2週間 (2007年09月01日)

 今日は会社の行事があったので、オケに行く前に全く練習できなかった(朝にちょっと音だししたくらい)。内心、今日は絶対アカンやろなと思っていたが、弾き始めてみると意外と調子がよい。先週弓の毛替をしたせいか、「グレート」4楽章の執拗な一弓スタッカートが弾きやすい。D線も替えてノイズがなくなった。
 帰ってすぐにしばらく替えていないE線を変えた。これは、今日の「グレート」の練習中に同じ1stヴァイオリン・パートの2名の方の弦が相次いで切れたこともある。誰しも本番中に自分の楽器の弦が切れることを想像したくはない。
 内心E線はあんまり傷んでいないだろうと思っていたが、古い弦を外して光にかざしてみると、ボロボロだ。やはりグレートは弓にも弦にも酷な曲なんだろう。
 あと演奏会当日まで練習は2回しかない。これまで「グレート」の練習を優先してきたので、「未完成」が練習不足で弾き間違いが多い。勢いでなんとかなる曲ではないので、明日は音程、表情に気をつけて練習しよう。


トロンボーンの威力 (2007年09月08日)
 アンサンブル・フロイントの演奏会まで1週間あまり。今日の練習では、はじめて”全種類の楽器”が揃った。
トロンボーン(3本)はすべてエキストラの方なのだが、今日の練習が初参加。やはりトロンボーン3本の音は迫力がある。とくに、「グレート」の1楽章では、トロンボーンが主役を演じる部分があるだけに、これまでと曲が全く違って聴こえた。
 でも、弦楽器陣にとって、金管楽器は”集団”でかからなければ音量的に太刀打ちできない手強い存在。負けないよう本番では頑張って弾かねば…。


泥縄? (2007年09月12日)
 今日は定時に即退社、まっすぐ帰宅。すぐに練習開始。1時間ほどさらう。演奏会は16日だというのに、うまく弾けないところがあちこちある。はぁ〜。今更努力してみても・・・と思う一方で、本番で少しでも上手く弾きたいと思うのも事実。
 水泳選手、マラソン選手の話ではないが、本番をピークにするような練習の仕方、モチベーションの上げ方をしないと、ダレて以前よりかえって下手になったりするので難しい。
 兎にも角にも、全曲を通す練習は15日夕が最後。あとはゆっくり寝て疲労回復し、当日に備えるしかなさそうだ。


いよいよ明日は演奏会 (2007年09月15日)
 今日は最後の通し練習だった。泣いても笑っても明日は演奏会。どうせだから、最後はミスは気にせず楽しく弾けたらいいな。


アンサンブル・フロイント演奏会 (2007年09月17日)
 2007年9月16日、ついに演奏会当日を迎えた。演奏会の曲目であるシューベルトの「未完成」、「グレート」三昧だったこの3ヶ月は長いようであり、短いようであり…。
 午前中は音響を確かめつつ通しの練習。本番前に疲れてはいけないので、6割くらいの力で弾く。といっても盛り上がるところではついつい力が入ってしまう。
 14時開演。お客さんは結構入っているようだ。最前列近くに家族の姿が。目が合って思わず苦笑い。コンマスNさんの合図でチューニング。そして指揮者登場。1曲目の「未完成」。やっぱり緊張する。2楽章は少しリラックスして弾けた。
 休憩後「グレート」。50分以上の長大な曲なので最初から全力で弾くと4楽章弾ききるのがしんどくなるのは分かっている。でも今日が最後だと思うと力を抑えて弾くのはもったいない。4楽章のコーダは上がらない腕を無理やり上げて何とか弾ききったという感じだった。
 2曲ともミスはいっぱいしたが、とりあえず全力は尽くしたという満足感はあった。皆集中していたせいか、昨日の練習のときよりずっと出来がよかったと思う。
 アマチュアの特権で、演奏していていちばん楽しいのは自分たちなのだが、お客さんにも「よかった」と思ってもらえるところがあって、さらに「オケって楽しそうだな。やってみたいな。」と思ってもらえたらとても嬉しいことだ。うちの息子たちはどうだろうか…


フロイント「京橋経済新聞」に載る (2007年09月18日)
 2007年9月16日のアンサンブル・フロイントの演奏会の記事がWeb新聞「京橋経済新聞」に写真つきで掲載された。こういう新聞があること自体、団長の連絡がなかったら知らなかったけれど…。

http://kyobashi.keizai.biz/headline/45/index.html

 身内褒めになってしまうが、さすがは団長。フロイントの特徴を的確に紹介してるなぁ。一点だけ、アンコールが「第2楽章…」というのは新聞の間違いで、「第3楽章…」が正確。ちなみに演奏会前にも、団の紹介記事を載せていただいた。

http://kyobashi.keizai.biz/headline/35/index.html

 演奏会をやる(やった)以上、全く話題にならないよりは、やはり話題にしていただいた方が嬉しいのは、人情というものです。


いつものフロイントに戻って… (2007年09月30日)
 先週は海外出張だったので、私にとっては演奏会後初めてのフロイント練習参加。シューベルトの「未完成」と「グレート」以外の曲をやるのは本当に久しぶりの気がする。
 まずは指揮者のKさんが最近購入したスメタナ「わが祖国」から、第4曲「ボヘミアの森と草原から」と第6曲「ブラニーク」。うぅ、良い曲だけど、ヴァイオリンには何とキツイ曲。ハイポジションと臨時記号の嵐!これは家でさらわないととても弾けそうにない。
 あとは、いつものフロイントの慣例通り、メンバーのリクエスト、挙手で演奏曲を選ぶ。メンデルスゾーンの「イタリア」とメンコン、チャイコフスキーの「悲愴」が選ばれ、時間を見ながら一部の楽章だけをやる。
 演奏会が終わって、みながやりたい曲をやりたいようにやる、いつもの自由なフロイントが戻ってきた。
 もうすぐ秋合宿。今年は新曲があるのだろうか。楽しみ!


松本「榑木野」の蕎麦と演奏会評 (2007年10月01日)
 今日は松本出張。ここに出張するときの楽しみは何と言っても蕎麦。今回は午後からの訪問なのでお昼に蕎麦を食べる時間はなし。
 生憎というべきかラッキーと言うべきか、用事が終わって松本駅に来ると、特急(しなの)が行ったばかりで、次の電車まで1時間近くある。もう夕方なので、早めの夕食ということで駅近くの蕎麦屋に行くことにした。
 今日行ったのは、駅のすぐ近くにある「榑木野」松本駅舎店。値段はちょっと高めだが、蕎麦もつゆも美味しかった。蕎麦湯はあっさり。

 帰りの電車中では、下記の演奏評を読みつつ、フロイントの演奏録音を聴く。

http://www.h3.dion.ne.jp:80/~yasuda/bqcla/concert/20070916.htm

 当たり前のことだが、演奏中オケの個々のプレーヤーには、「出てくる音楽が全体として、お客さんにどのように聴こえているか」はわからない。だから、家族・知人の感想や、このような音楽ファンの方の詳細な演奏評はとてもありがたい。