今日のオケは、アンサンブル・フロイントと縁の深い梶岡 肇さんをお迎えしてのシューマン「ピアノ協奏曲」イ短調 作品54の初合わせ。梶岡さんの素晴らしいピアノを聴かせたくて、ピアノを習っている次男を連れて行く。
 梶岡さんが弾くと、ホールのあまり立派とは言えないアップライトピアノから、まるでコンサート・グランドピアノのような朗々とした力強い音色が響いてくる。「弘法筆を選ばず」とはこのことだろう。
 シューマン「ピアノ協奏曲」は3楽章のヘミオラのリズムがとてもややこしくて、オケがピアノと合わせるのが難しい。それでも2回目に合わせたときは、1回目より合っていたように思える。
 それにしてもシューマンの「ピアノ協奏曲」のピアノ・パートは何と素晴らしいのだろう。弾きながら梶岡さんの演奏を聴いてあらためて感動していた。ブラームスの協奏曲もラフマニノフの協奏曲もよいが、彼らとはまた違うシューマンならではのファンタジーがある。次回も合わせるのが楽しみである。

(2007.12.15)