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4日目(その1)

昼過ぎに起床する。ブリーフ姿で手を腰にやってマンゴジュース
をゴクゴクと飲み干すと元気が戻ってきます。なんたってフィリ
ピンにいるんだから二日酔いなんかしてる暇は無いのです^^

マオちゃんとシャワーを浴びてからプールに行く。今日も他の客
は居なくて貸切状態です。


腹が減ったのでプールサイドでブランチを食べることにする。プ
ールの監視員のオヤジにメニューを見せてもらうと内容はルーム
サービスと全く同じでした。ワシはサンドイッチとオムレツ、マ
オちゃんはビーフンとチキンをオーダーする。全部で500ペソ
位だったと思います。


マオちゃんと一緒にプールに入ります。ワシは背泳ぎで行ったり
来たりしますがマオちゃんは全然泳げないので浅い所ばかりで遊
んでます。たぶんワシの背泳ぎを見て「うらやましいナマ〜ン」
と思ったと思う(笑)

部屋に戻ってからドラゴンフルーツを食べる。ベトナムからの輸
入品です。マオちゃんも食べるのは初めてと言ってました。



マオちゃんは「ワラン テイスト ナ。バケ〜?」(なんで味が無
いの?)なんて言ってます。たしかにワランテイストで味があり
ません。ワシは塩をかけてみましたがスイカのように甘みが出る
わけでもありませんでした。見た目は胡麻塩オニギリみたいで面
白いんですが味はイマイチでしたねぇ。

ベッドで寝転んでいるとマオちゃんがやって来てペタペタとワシ
の体を触ってきます。ワシはそろそろ弾切れ状態で休息したいん
ですけど・・・頑張ることにします。(明日は帰国日ですしね)
そしてまたタガログ語の勉強会に突入するのでした。


トロピカーナホテル

このホテルは高級感はありませんが部屋は広くてキッチンもあり
女の子とマッタリするには良いと思います。プールは貸切状態な
ことが多くて気楽に利用できます。スタッフはやや年配者が多く
て感じが良いです。バスタブが無いのが残念ですがお湯の出は悪
くありません。ワシ的にはお勧めできるホテルだと思います。


しかしワシの泊まった部屋にはひとつだけ問題がありました。
このクローゼットがすんげー臭いんです! 外人のワキガみたいな
臭いです。スーツケースに臭いがうつるんじゃないかと思うほど
強烈でした。扉を開けるたびにウッ!(ー_ー;)となります。

たぶん他の部屋は大丈夫だと思いますけどね・・・^^;


4日目(その2)

ドラゴンフルーツも食べたし運動もしたのでワシはソファに寝転
んでテレビを見ながらウトウトします。疲労の溜まったワシはい
つのまにか寝てしまいました。なんとなく体が重くて寝苦しいの
で目を開けるとマオちゃんの顔がドアップで現れます。マオちゃ
んはニコニコしながら「マハルコー!^^」なんて言いながらキ
スしてきます。「うーんむ」とか唸りつつ彼女の体に手をやると
マオちゃんはスッポンポンです。さっき服着てたのになんでまた
裸になっちゃったの?^^;

ワシは手がすごく長いんです。身長も高いですがそれ以上に手が
長くて洋服には苦労します。ワシのオランウータン並みのゴッド
ハンドでマオちゃんをまさぐろうとしますが、彼女は手で触られ
るのをすごく嫌がります。(ワシの爪はもちろん綺麗に切ってあ
って彼女も確認済みですが、それでも嫌がります。)ワシは手を
極限まで伸ばしつつまさぐろうとしますが、マオちゃんは微妙に
後退してそれを阻止します。ワシが手を緩めるとまた近くに戻っ
てきますが、手を伸ばすとまた後退します。

そんなことをしてるうちにまた寝てしまいました。


4日目(その3)

30分ほど寝てから起きる。マオちゃんの欲しがっているMP3
コピー用のパソコンをパラニャーケまで買いに行こうかと思って
いたが面倒くさくなってきた。渋滞の中、エルミタかららパラニ
ャーケまで行くのは時間が勿体無い。明日、金だけ渡して自分で
買いに行くように言おう。(←あとで後悔することに・汗)

ペソが無いのでマオちゃんと歩いて両替しに行く。またEDZEN前の
SHEEHAで両替する。ここは混んでないのでよく使いますが、今の
ところ問題はありません。(たまにEDZENよりレートが良いです)

マオちゃんにマッサージしたい?と聞くと「オオ グストコ^^」
と言うのでMTOマッサージに行く。店長がマオちゃん用の会員
カードを作らないかと薦めてくるが、マオちゃんは家が遠いので
いらないと言う。500ペソ払って会員カードを作り、料金が半
額になったとしても1時間250ペソします。普通のフィリピン
人はそんなお金を払ってまでマッサージには来ないでしょうね。

とりあえずマオちゃんにチップ用の50ペソを渡しておきます。
全身マッサージ開始です。マオちゃんは隣の部屋にいます。部屋
といってもカーテンで仕切られてるだけです。カーテンは1/3
くらい開いていてマオちゃんの顔がワシから見えます。どんな顔
してマッサージされるのか見てましたが目をつぶったまま無表情
で寝てるみたいです。見ててもつまらないのでワシも目をつぶる
ことにします・・・(−_−)zzZ

マッサージが終わってソファに座ってお茶を飲んでるとマオちゃ
んが怒ってます。「マハルコー、すごい下手よー、たぶん彼女は
アコが初めてのお客なの、さっきそう言ってるの聞いちゃったん
だから。マハルコがくれたからチップあげたけど、本当はあげた
くなかったの。だってSMのマッサージにいるブラインドローロ
(目の見えないお爺さん)の方がずっと上手くて気持ちいいんだ
から。しかも100ペソだけなのよ。」なんてことを言っている。
よーし、ワシも次回はブラインドローロを試してみようかなー。

ロビンソンにおみやげを買いに行く。自分用のマルボロ、コーン
ビッツ等のスナック類、タンドゥアイ・ラム、友人用にはドライ
マンゴー、トヨ(魚)などなど。


ロビンソンで売ってるマルボロにはローカル(フィリピン製)と
インポート(輸入品)があります。インポートはローカルの倍位
の値段です。特に指定しないとインポートの高いほうが出てくる
と思うので、ローカルが欲しい人はちゃんと指定したほうがいい
と思います。ちなみにワシはローカルのほうが旨いと思います。

マオちゃんは今夜は何処にも行かないで部屋で飲みたいらしい。
最後の夜はマオちゃんと酔っぱらいながらマッタリするかな。


4日目(その4)

ホテルに戻って一緒にシャワーを浴びてからマオちゃんが料理を
作り始める。今夜はムンゴ(緑豆)とティラピアを作るらしい。
あとチキンとライスをルームサービスで頼むことにする。


ムンゴは挽肉とか玉ねぎを一緒に入れていたと思う。素朴な味で
なかなか美味しかったです。体にも良さそう。

↓真ん中左がムンゴ

ビールとテキーラで酔っ払いながらマオちゃんとお話する。
「アコはもてるのよ。誕生日のときなんかバランガイ(町内)の
男達がいっぱい来てすごいんだから。でもフィリピン人の男は嫌
なの。仕事しないしパロパロばかりだから。アコの夢はビックフ
ァミリーなの。5人くらい子供が欲しいな。最初はお金持ちじゃ
なくてもいいの。でも将来は子供達からお金が入るから、もしか
してアコはリッチになってるかも^^」

学歴とコネ社会のフィリピンで低学歴の子供を量産しても貧乏に
なるだけですよマオちゃん。自分で身にしみて分かってるでしょ
うに。(と思うが言わない・笑)

マオちゃんがテキーラをクイッと飲み干す。
「このまえタタイ(父親)が死んだって言ったでしょう。あれは
嘘なの。ゴメンナサイ。でもアコはタタイが嫌いなの。タタイは
ひどいのよ。ナナイ(母親)がいるのに女つくって出て行っちゃ
ったんだから。アコはナナイはタタイと別れればいいと思ってる
の。でも最近、またタタイが家に戻って来ちゃったの。ナナイが
呼んだのよ。ナナイったらまったくもー。」

もしやタタイは金が切れて女に捨てられたのでは^^;

他にもいろいろお話しましたが酔っぱらっていたのであまり憶え
ていません。 最後の晩は2人とも飲みすぎてしまってタガログの
勉強会をしないで寝てしまいました。(−_−)(−_−)zzZ


帰国日(その1)

9時頃に起床。マオちゃんと一緒にシャワーする。毎度のことな
がら、ワシの帰国日のマオちゃんは元気が無くなってあまり喋ら
なくなります。あー日本に帰りたくないなぁ・・・

最後のタガログの勉強会をします。終わってからマオちゃんが
「今度来たときはアウトサイドじゃなくて全部インサイドにして
ね、マハルコ」なんて言ってます。嬉しいんだけどそういう訳に
はいきませんよねぇ・・・^^;


まだ時間があるのでホテルのプールに行きます。プールには白人
のオバサンが3人居てチェアーに寝そべって本を読んでます。マ
オちゃんは恥ずかしがってなかなかプールに入ろうとしません。
「大丈夫だよ、一緒に入ろうよ」と言うと「アヨコー、アコ泳げ
ないから恥ずかしい。ママヤ ナラン(後でね)」なんて言ってま
す。しょうがないので泳ぐ前にプールサイドでブランチを食べる
ことにしました。


しばらくしてオバサン達が帰るとマオちゃんは待ってましたとば
かりに立ち上がりペタペタと歩いてプールに向かいます。しかし
全然泳げないってのもちょっとアレですねぇ^^;


11時45分頃までプールですごしてから部屋に戻り、チェック
アウトの準備をします。あー日本に帰りたくないなぁ・・・


帰国日(その2)

部屋を出る時にマオちゃんにおこづかいを渡します。初日に彼女
はパソコン購入とCDコピーの費用として20000ペソ欲しい
と言っていましたが、ワシは言われたまま全額渡すのはちょっと
なぁと考え、14000ペソをあげることにしました。マオちゃ
んは「マハルコ、サラマーッ(ありがとう)^^」と嬉しそうに
してます。結婚をエサにすればお金を渡さなくても良いかもしれ
ませんがワシはどうもそういうやり方は好きじゃありませんし、
恋愛なんだからお金はいらないでしょ?と彼女に突きつけるのも
なんかなぁ、と思います。彼女は生活費に困っているわけで多少
はヘルプしてやりたいなぁというワシの「気持ち」なのです。

チェックアウトしてからホテルタクシーで空港に向かいます。こ
のタクシー(ワゴン)の運転手、どうもタクシーライセンスを持
っていないようで「もし空港ポリスに声をかけられたら私は親戚
だと言ってください」なんて言っている。「トロピカーナホテル
はどうでしたか。とても良いホテルでしょう。ここはリピーター
が多いんですよ。是非また来てくださいね」なんてことも言って
たので、たぶんホテルの従業員なんだろう。

NAIA2に着く。マルボロを吸いながら、あぁ日本に帰りたく
ないなぁ、、、なんて考える。マオちゃんと最後のキスをしてか
らワシはチェックインに向かう。彼女はワシが見えなくなるまで
ずっと見送ってくれました。

↓画面中央に注目

飛行機の中で赤ワインを飲みながらウトウトします。やっぱフィ
リピンに来ると楽しいよなぁ、、、若くて可愛い女の子がいっぱ
いいるし、、、もう止められないよなぁ、、、なんて考えながら
寝てしまうのでした。


−おわり−


マオちゃん その後

帰国の翌日、ワシはさっそくマオちゃんにメールします。しかし
返信がありません。プリペイドが無いのかな?と思い、パサロー
ドで彼女の携帯にペソをロードしてあげましたが、それでも返信
がありません。翌日も、その翌日も返信がありません。うーん。

そして一週間たちました。もしや空港から帰るときに事故にでも
あったのか?まさかセットアップ強盗!?なんて不安もよぎりま
したがワシにはだいたいの想像がついてます・・・

いいかげんワシは切れてきたので
「もう君とは会いたくありません。二度とメールも電話もしませ
ん。私は新しい恋人をさがしますよ。あとで携帯からあなたのナ
ンバーを消しますからね」
とメールします。これはかなり効くので、ほとんどの女の子は何
らかの反応を示すはずです。(過去の経験による・笑)
するとマオちゃんからメールが来ました。

「ごめんなさいマハルコ・・・あなたに貰ったお金は全部タタイ
が持って逃げちゃったの・・・本当にごめんなさい・・・アコは
恥ずかしいです・・・」

やっぱりな(−_−)
こうなるんじゃないかと思ってましたよ・・・
どうもマオちゃんは都合の悪いことは全部タタイのせいにする癖
があります。タタイのことは本当に嫌いなんでしょうね。たぶん
14000ペソでパソコンを買うつもりが、生活費やら何やらで
すぐに無くなっちゃったんでしょう。ワシがパソコンのことを忘
れるまでバックレようという魂胆だったに違いない(ー_ー)

その後は毎日メールが来てます。マニラにはマオちゃんより可愛
い子はいっぱいいますが、それでもやっぱりワシにとってはマオ
ちゃんが一番のお気に入りなのです。たぶん次回の渡比でもまた
彼女と会うことになると思います。


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