(笑)、バカウケ、座布団一枚などのありきたりな慣用的表現を極力排し、
より正確な感想を作者に伝えるための資料としてご使用頂ければ幸いです。

 

文化庁笑度階級関連解説表
 
資料は神奈川県警察本部 県警本部だより 


文化庁笑度階級関連解説表〜微笑、爆笑などの表現やめる
(平成7年11月29日 文化庁虚偽報告問題検討会最終報告案)

1 笑 度
笑いの規模、エネルギーの大きさを示すマグニチュード(M)に対し、笑度は、ギャグを感じた場所での影響の程度を表すもの。

2 笑度基準の改訂
現行の笑度階級は、0から7までの8階級。このたび笑度の基準や見直しが行われ、新たな基準による改訂案が示された。
従来、幅がありすぎると指摘のあった笑度5(強笑)と笑度6(烈笑)をそれぞれ「強」「弱」に2分割するとともに、人の体感や被害程度を基準にしていた笑度階級は、地震計の計測値を新たな基準とする。




文化庁笑度階級関連解説表
USO800


 笑 度   人間への影響         屋内の状況(※1)    屋外の状況(※2)    旧表記
    おかしさを感じない。  変化なし    変化なし   無感
    屋内の一部の人が
 僅かな笑いを感じる。
 変化なし    変化なし   微笑
 2   屋内の人の多くが
 笑いを感じる。寝て
 いる人の一部が目を
 覚ます。
 電灯などのつりも
 のが僅かに揺れる。
 変化なし 軽笑
    屋内のほとんどの
 人が笑いを感じる。
 恐怖感を感じる人
 も。
 棚の食器類が音を
 たてることも。
 電線が少し揺れ
 る。
弱笑
    かなりの高揚感。
 寝ている人のほと
 んどが目を覚ます。
 つり物が大きく揺
 れ、食器類は音をた
 て、置物が倒れるこ
 とも。
 電線が大揺れ、歩
 行者が揺れを感じ、
 揺れを感じる運転者
 も。
中笑
  

(弱)
 爆笑。多くの人の
 行動に支障。
 つり物は激しく振
 動。置物の多くは倒
 れる。
 窓ガラスが割れ落
 ち、電柱の揺れがわ
 かる。ブロック塀が
 倒れたり、道路に被
 害も。
強笑
  

(強)
 多くの人が身の安
 全を図ろうとする。
 食器類、本の多く
 が落ち、テレビが落
 ちたり、タンスが倒
 れることも。
 補強のないブロッ
 ク塀の多くは崩れ、
 自販機や墓石が倒れ
 ることも。車の運転
 は困難に。
  
(弱)
 立つのが困難。多数
 が翌日に腹筋の痛み。
 未固定の重い家具
 の多くが移動転倒。
 開かないドア多し。
 かなりの建物で、
 壁のタイルや窓ガラ
 スが破損、落下。
裂笑
  
(強)
 這わないと動けな
 い。
 未固定の重い家具
 のほとんどが転倒。
 戸がはずれる。
 補強されていない
 ほとんどのブロック
 塀が壊れる。
    自分の意思で動け
 ない。
 ほとんどの家具が
 大きく移動、飛ぶ
 ことも。
 補強のあるブロッ
 ク塀の破損も。
激笑

※1、2は主に関西地区での状況を参考にしました 

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(2000/5/29)