3日目:
山岳ステージとなる第13ステージは、勝負所となるポルドイ峠にて観戦。
ここは峠を2回登ってくるコース設定になっていて、観戦するにはおいしいポイントだった。
峠は標高2200mを超える高所の為、風が吹くととても寒い。
しっかりと着込んで峠の手前250m地点で選手が来るのを待つ。
やはり山岳ステージとあって観衆も多く、盛り上がりがすごい。
キャラバン隊が通り過ぎてしばらくして、ようやく選手がつづら折れの坂道を登ってきた。
観衆も大歓声で選手を応援し始めて一気に盛り上がった。
最初に登ってきたのは山岳賞の緑色のジャージを着た選手を含む小さな集団で、そのあとにマリア・ローザのいる大集団。
最後の選手と救急車が通り過ぎると周りは落ち着きを取り戻しつつあったが、こちらはまだ興奮状態。
レース前に思い描いていたとおりだった、選手が登ってくる時のナマの迫力ってすごいぞ!
何ていうか、日本のレースとは何から何までスケールが違いすぎる。
そしてなんといってもイタリア人の熱狂振り。
レースを見る為にフェンスによじ登るというちょっとマナーの悪いことをしたけど、それくらいしないと見れないのだ。
画像をクリックすると大きな写真が出ます(重いよー)
ポルドイ峠を登ってくる、マリアローザを含む集団。 |
2時間半が過ぎて再び選手が登ってきた。
今度は集団から2人が抜け出してのトップ争いに。
その後は1回目とは違って、選手はまばらになって登ってきた。
やっぱりポルドイ峠を2度登るのはキツイって事だな。
パンターニが登ってくると、周りは一斉に「マルコ!マルコ!」の大合唱。
で、パンターニが通り過ぎたら帰る人もちらほら。
おいおい、アンタらの目当ては本当にパンターニだけなのかい?
実際、その後のステージでも同様だったからイタリア人は目当ての選手が通り過ぎるともういいみたいだ。
トップが通過してから30分程経って、ようやく最後の集団がやってきた。
今日の結果でマリア・ローザはフリーゴからシモーニの手に渡ることになった。
4日目:
今日の第14ステージも山岳ステージ。
予定では山岳ポイントとゴールの街での観戦だったが、山は雨模様という事で急きょゴールでの観戦のみとなってしまった。
あぁ、またやってしまった〜。
ただ、ゴールの街に昨日同様2回来るというのがせめてもの救い。
昼食はレストランで食べたんだけど、ちょっとしたハプニングもあった。
メニューを見てパスタを注文、そこまではよかった。
他にサラダを食べようという事でメニューの中からそれらしき物を注文。
でも、実際には生肉にスライスしたパルメザンチーズがのっかっている物がきてしまった。
いやー、笑った。
美味しかったから良かったけど、メニューはさっぱり分らん。
あ、水も炭酸ガス入りが出てきた。
レースの方は観戦していたところでは1、2回目とも大きな動きはなかった。
しかし、実際にはレース中に驚くべき出来事があった。
最後の峠を登っている時、シモーニの後ろを走っていたベッリが、観客を殴ったというのだ。
どうやらランプレのジャージを着たシモーニのファンがベッリに近付いて、何か言われたベッリが怒ってそいつを殴ったというわけだ。
ホテルに帰ってきてからレースの模様を見てたら、ちゃんと放送されていた。
ベッリが「グ−」で思いっきり殴っていて、観客はのけぞっていた。
実況のアナウンサーは大ウケだった。
画像をクリックすると大きな写真が出ます(重いよー)
マリアローザのシモーニ |
画像をクリックすると大きな写真が出ます(重いよー)
パンターニを含む集団 |
|