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群馬県安中市

蔵人城

2009年09月05日

本城は蔵人城(くらんど城)という梯郭式の山城である。南部の主郭部は北半分より10m以上高い。主郭部は南北50m、幅20mの本丸と、その南に掘切りを隔てた方20mのささ郭から成り、ささ郭南側掘切りが城の南限である。本丸北下10mには幅8m、総長50mの弧状の腰郭がつきこれと同じ高さの尾根が東北に向ってのびてそこに4個の郭がならぶ。
西南端の郭は方20m、二筋の堀切りに挟まれ、その他の三郭は東北下りに三段となる。
下郭の北側には東西150m、南北100mの三角形の地域に北段下りに数段の郭があり、東北面に追手虎口が開く。秋間7騎の一人、島崎蔵人忠国の城で、永禄6年武田勢の先方那波無理之助に攻略されたという。忠国は吾妻郡岩下の士であると伝える。
(看板資料より)

秋間地域城東部内側にある堡塁で、島崎忠国が守り、武田信玄侵攻のおり、那波無理之助に攻略されたという。
 南から北に突出する尾根の先端に250m×60mの本丸があり、南に堀切を界して方20mの第二郭が並ぶ。本丸の北10m下に三日月形の腰郭が付き、東北140mの所まで三段の郭が延びる。その西北に数段の腰郭が重なり、北に追手虎口を構えている。
(日本城郭大系より)

周辺までたどり着いて地元の方に蔵人城の場所について聞きました。群馬県の人達は親切で助かりました。日本城郭大系には蔵人城はくろうず城とふり仮名があったのでくろうず城はどこですか?と聞いていたのですが、「くらんど」という地名や橋の名前はあるとのことでした。「くらんど」は昔は「くろうず」と言っていたことも教えてくれました。そしてやっと場所を知っている人に会うことができ、城跡はローズベイカントリークラブの中にあるはずであるとのことでした。ゴルフ場のクラブハウスで城跡のことについて訪ねてみると社長が対応してくださり、7番ホールのティーグランドに城跡の記念碑のようなものがあると教えてくれました。写真を撮りたい旨伝えると、カートで7番ホールまで連れて行ってくれました。城跡の面影を見つけることはできませんでしたがゴルフ場の中に城址の碑が残されていて驚きました。

 

 
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