土屋惣蔵の墓には以前来たことがあります。今回の目的地は長盛寺だったのですが、せっかく近くまで来たので今回立ち寄ってみることにしました。道路沿いの紅葉とともに最近お参りされた方がおられたようできれいな花が供えられていました。

土屋惣蔵公の遺蹟
ここは武田の忠臣土屋惣蔵公の生まれ、また葬られている所である。金丸伊賀守光信は約450年前この地の館(城)の内に長盛院を建てた。
惣蔵公は光信の孫の筑前守虎義の五男に生まれ、駿州土屋氏を嗣ぎ、少時より勝頼公に親しく仕え、長篠の役に奮戦し、天正10(1582)年3月11日田野(通称天目山)の戦いにおいて「片手千人斬り」の偉勲を樹て、勝頼公一族に従容として自刃する時を与え、自らも27才にして自害して果てた。
(看板資料より)

史跡を案内する本などの資料では紹介されているものを見たことがないのですが、私が持っている山梨県の地図に「土屋惣蔵の墓」と小さく書かれておりいつかは行きたいと思っていましたが今回近くまで来たので寄ってみることにしました。私の地図では八田村となっていますが、市町村合併により現在では南アルプス市となっています。地図上の場所に車を止めて近所の方に聞いたところもう少し南側にありました。思ったより立派な史跡でした。場所を教えてくれた方のお話ではこの地方は土屋氏の領地であったのでこの地に墓があるのではないかとのことでした。

→土屋惣蔵片手切
→鳥居畑古戦場
→景徳院
→光明寺
→赤坂稲荷社