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山梨県甲斐市

竜地の楊枝梅

2009年12月29日

山梨県指定天然記念物
竜地の楊子梅
「ウメ」といわれているが「アンズ」である。
武田信玄が信濃へ出陣の際、この地で休息し、梅干を楊子に刺して食べ、その種子から発芽したという言い伝えがある。そして実った果実の種子には楊子で刺したような小さな穴があいていることから楊子梅といわれるようになったという。
この種子は、外部を形成する種皮の厚さが普通のものより薄く、一番薄い部分が形成されないために穴があいてしまうのではないかと思われている。
昭和39年9月9日山梨県の天然記念物に指定、平成7年3月樹木医により樹勢回復のための治療が行われた。
 高さ 3.90m
 根回り 3.13m
 目通り 1.04m
 平成10年12月
 山梨県教育委員会
(看板資料より)

永禄年間(1558〜70、天文年間=1532〜55ともいう)、武田信玄が信州へ出陣の時にこの地で休息をした。その時、梅に楊子をさして献じた者があった。その残りの一個を捨てておいたところ、発芽して生育したものと伝えられている。
(山梨県の武田氏伝説より)

竜地の井上氏の屋敷内に「楊子梅」と呼ばれる「あんず」の古木がある。天文年間(1532〜55)に武田信玄が信州行軍の途中、この地に休息し食事をとった。信玄は梅ぼしを楊子の先に刺し、食べ終えた種子を地に捨てた。後この梅ぼしの種子は発芽し実をつけるに至ったが、どの種子にも楊子で刺した穴があいているという。里人はいつしか「楊子梅」と呼ぶようになった。
(山梨県の武田氏伝説より)


場所が分かり難く探すのに苦労しました。黄梅院跡の近くでした。個人宅の門の中に案内板がありました。隣のお宅で見かけた人に楊枝梅のことについて尋ねてみると親切に現場まで案内しれくれました。向って左側の木が親で右側の木が新しい木なのだそうです。実が成ると楊枝が1本入るほどの穴ができるのだそうです。

 

 
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