慢性閉塞性肺疾患のことです。
患者さんの９０％は喫煙者で徐々に肺機能が低下していき、別名『たばこ病』と呼ばれています
５３０万人以上の潜在患者がいると推定されていて死亡原因の３位になるとも言われている怖病気です。
慢性的な症状に息切れ、咳、痰があり本人が非喫煙者でも家族にヘビースモーカーがいたら
発症する可能性はぐんと上がり主流煙も副流煙もリスクは同じです。
予防法、治療法ともにまずは禁煙からはじまり、早めの治療が大変重要です。
ＣＯＰＤを根本的に改善する治療法はなく、軽症から重症へと病気はゆっくり、しかし確実に進行していきます。
１秒量が１２００ｍＬを切ると屋外で動くことが難しくなり、７００ｍＬを切ると室内で過ごすのも大変になって在宅酸素療法が必要になり、
４００ｍＬを切ると生命の維持が 難しくなります。
早期診断がその後の経過を大きく左右しますので４０歳以上で喫煙されている方は肺機能検査を受けることをお勧めします。
知られざる肺の生活習慣病-より