<「CMの後もまだまだ続くよ!」>

このテロップが出てまだまだ続いた試しは一度も無い。残すはエンディングのみである。


<ジーンズメイト>

ジーンズの他、カジュアルなトレンドデザインの衣服をとてもお手軽な価格で購入出来る衣料チェーン店。10代20代のビンボーな若者に支持を得ているらしい。
かなりショボい物もあるが、なんちゃってファッションリーダーを気取るには十分な品揃えが用意されている。

42にもなろうかと言うオッサンがたまにここで買い物をするが何か文句あるだろうか。
しかし「良いね、それ。何処で買ったの?」と聞かれて「うん。ジーンズメイト」と即答出来ない辺りは42のオッサンのプライドか。


<J−WAVE>

AMラジオからはそろそろ卒業したい。しかしFM東京は何かヤボったい。NHK−FMなぞ以ての外。
そんな時、やたら低くて響きのあるクリス・ペプラーを始めとした外人DJのトークや、凝ったCM前後のジングル「エイティワ〜ンポイントゥリー(81.3)♪ジェ〜イウェ〜〜ブ♪」・「ジェジェジェジェイウェーブ」等が特徴的だったJ−WAVEの放送がスタートした。
当時流行に敏感だった大学生のカーステレオから流れるラジオは必ずと言って良い程このJ−WAVEだった。
デザイナーズブランドのスーツに身を包み、トヨタのカリーナEDや日産のシルビアk’s、はたまた最強のデートカーと謳われたホンダのプレリュードに乗りながらJ−WAVEを流す。これが'80s後半のバブリーな大学生の定番だったのだ。
今考えると何をやってんだか、と言った風情である。


<「ジオンはあと10年は戦える」(byマ・クベ)>

負け惜しみを言う事。


<死して屍拾う者無し>

時代劇「大江戸捜査網」のクライマックス時に流れるナレーションとしては最も有名なフレーズ。
一人の死によって組織の足が付きその存在を明るみにされる事を避ける為、密偵のメンバーがどんな形で死亡したとしても、その理由の如何を問わず組織は一切関知しないと言う事。
いわゆるトカゲの尻尾切りで、現在に例えると愚行を重ねた船場吉兆の元社長と、囁き戦術で有名な元社長の妻である現社長との関係がこれに近い。


<失礼発言>

事実であっても世間一般の常識からは外れてしまう発言の事。
冬場に「暑い暑い」と言ってウチワで仰いでいる女性に対して「デブだからだよ」と言ってはいけない。例え彼女が好きなものを好きなだけ食べ不摂生極まりない生活をしていたとしても然り。よしんばそんな彼女からこちらの食生活についてあーだこーだと注意をされた際に「その体型のキサマに言われたないわ!」と思うのも最もだがここも堪えなくてはならない。


<紫電改>

大東亜戦争時、零式の後継機として配備された旧日本軍の戦闘機。元々「紫電」と言う機体が存在し、その改良型が当機であるので正式名は「紫電」。
開発がもっと早まり零式並みに大量配備されれば戦局も変わっていたと言われる程の高性能な戦闘機だった。総生産機数が零式より遥かに少なかった為さほど注目をされていなかったが、零式のプロペラが3枚であるのに対し紫電は4枚付いていた事から旋回能力を始めとした機動性が零式より優れていた。またコクピットや燃料タンク周りが防弾化され防御力についても零式を上回っていた。零式の後継機候補としてはこの紫電の他に中島飛行機(だったと思う)の「疾風」と言う機体もあげられており、空気抵抗や最高速度においては紫電の上を行っていたが、信頼性の低さと実用化が遅れていた事が要因で主力機とはなれなかったらしい。
トータルバランス的に優れる紫電改こそが俺は日本が誇れる最高の戦闘機の代名詞だと思っている。
ところが、今から20年ほど前に「薬用 紫電改」なる育毛剤が発売され話題を呼び、紫電改は日本が誇れる最高の育毛剤の代名詞となってしまった。
今でこそ薬用の方はその存在が明らかでないほどにマイナーと化したが、俺達の世代はどうしても「紫電改」と聞くと育毛剤かガンダムに登場するカイ・シデンをまず思い浮かべてしまう。
悲しいけど、これ戦争なのよね(byスレッガー)


<自動ドア>

人が近付くとセンサーが感知して開くドア。
前に立っても開いてくれない、と文句を言う人間をたまに見かけるが、それは自身が既にこの世の者ではない事に気付いていないだけの事なのだ。


<社交辞令>

場が盛り上がりさえすれば後はどうなろうと知ったこっちゃない挨拶で、その際に取り交わされる約束は実現率が3%にも満たない。
ただし、これは子供には絶対通用しない。
とある会社の家族参加型レクリエーションにおいて「俺もモンハンやってんねん。むっちゃ得意やから今度遊びに来たらええ」と課長の子供と話題を合わす為に調子こいて発言したばっかりに、その数日後に課長家族を一斉に家に招待する羽目になった人間を知っている。
ところが当日、ことゲームとなると我を忘れる習性のある彼は子供相手にムキになり、会社ではその片鱗すら見せないガキっぷりを課長に露呈してしまった。
非情であっても子供には毅然とした態度と発言を行わなくてはならない。


<シャツ・イン>

男性がトランクスやブリーフの中に下着のシャツを入れる行為の事。
多少動いてもお腹が丸出しにならない為、理に適った行為であるにもかかわらず思春期を境にした少年少女たちの多くから嫌悪的に思われている着衣方法。
女性にとって「恋が冷める要因ベスト10」に入るとかそうでないとか。
例え合理的であっても見た目のマヌケ感を認めたくはない若さ故の心情と言ったところか。


<習性>

トイレにて大きな用を足す際に、ズボンやパンツをヒザまで下ろすだけでなく、完全に脱いで体と分離させなくては事足りない人が結構居る。中には
タレント「加藤茶」の様に全裸にならないと出来ない人も居るらしい。
そんな人にとって汚れた駅の個室トイレで用を足す作業は、地雷原における爆弾処理並みに細心の注意が必要であり、迫り来る便意への対処も相俟ってとてもストレスの溜まる行為と言えるだろう。
「トイレは戦場」とは良く言ったものだ。


<シュミレーション>

シミュレーションの誤り。
この間違いに気付かず平然としている者は、どんな理路整然とした説明を行なっていたとしても俺にとっては信用に足る人物とはなり得ない。


<瞬間物質移送機>

アニメ「宇宙戦艦ヤマト」の敵方ドメル将軍発案による、外部からのレーザー投射によって物体を強制ワープさせる兵器。これでドメルは七色星団区域におけるヤマトとの決戦で、戦闘機・爆撃機・雷撃機を瞬間的にヤマトの近くにワープさせ大損害を与える事に成功した。ヤマトの沖田艦長が策士と認めるドメル将軍の素晴らしい功績と言える兵器である。
ところが続編の「さらば宇宙戦艦ヤマト」でヤマトの戦闘班長「古代進」はワープしてヤマト近辺に続々と現れる敵艦の様子を見て「デスラー戦法だ!」と言っていた。
部下のアイデアをかっさらっては自分の戦法にしてしまう辺り、さすがデスラーは狡猾である。
「ヒス機雷」の逆パターンと言ったところか(は行:パロディ同人誌(宇宙戦艦ヤマト編)Aヒス機雷参照


<紹介>

得てして期待を超える人物は現れない。
紹介者の心得として主観・客観の評価にかかわらず「頭悪いよ」・「ブサイクだよ」と言っておき、予めハードルを下げておく事が大切である。だのに自身のプライドがそれを許さないのか決して事実を語らない紹介者は多い。


<情報発進基地>

情報発信基地の誤り。そう言いたくなる気持ちは分かるが。


<女性アニメオタク>

1970年代終わりから日本はアニメブームに突入したのだが、まだその頃は女性アニメファンが堂々と「アニメ好き」を公言出来る時代ではなかった。
しかし、そんな時に放送された「六神合体ゴッドマーズ」と言う作品は、これまでの世の女性アニメファンの溜まったものを一気に噴出させるかの勢いで爆発的にヒットし、多くの女性アニメファンがその素性をカミングアウトするきっかけともなった。
特に敵味方に分かれる美少年の兄弟「マーズ」と「マーグ」への狂熱ぶりは異常で、マーグが死去した際はナント公式葬儀がとある会場で行われたほどだった(当時アニメにどっぷり浸かっていた俺でも、その葬儀で号泣する女子の写真をアニメ雑誌で目にした時は呆然としたものだった)。
この六神合体ゴッドマーズ。その名の通り6機のメカが合体するロボットアニメなのだが、女性ファンにとってはロボットの存在なぞオマケに過ぎず、登場人物が如何に素敵に描かれているかがポイントだった。
その女性支持者の要望に応えるかの様に、後に公開された映画では主役のマーズとマーグの人間模様が中心に描かれる内容となり、ロボットのゴッドマーズはこの時点で完全に脇へと追いやられる格好となった。合体ロボットと言う定番の設定さえも陳腐に思えてしまうほどの悲しい扱いだった。
そんな生ぬるい設定に同調する気なぞ全く無かった硬派な俺は、難解なストーリーだった裏番組である「太陽の牙 ダグラム」を理解に苦しみながらも観ていた。あれだけ人気のあるゴッドマーズに興味津々ながらも今更方向性なぞ変えられるか、と言う男の意地とプライドで観ていた。


<女性専用車両>

痴漢や暴漢から女性を守る為としてフェミニストの鉄道会社が設けた男子禁制の車両。
俺の愛用している男気あふれたギャンブル鉄道の京浜急行電鉄にはそんな生ぬるい車両は存在しない。
彼から言わせれば「文句があるなら乗るな」である。


<初対面>

どう見ても自分より年上で格上に見えたものだから敬語で話を始めたところ、1週間後くらいに彼が年下だった事に気付き、敬語をやめるタイミングが掴めずにそのままのスタンスが構築されてしまう事が往々にして起こり得るのでとっても注意が必要。


<進化>

生物は環境に適合する為に変態を繰り返すと言われている。よって水泳選手のトップ同士の夫婦から生まれて来る子が更に別の優秀な水泳選手と結婚し子供を授かり更に更に・・・と繰り返していくうち、10代目辺りには手足の指と指の間にヒレらしきものが確認出来る子供が誕生するに違いない。


<心外>

敢えてそういう髪型にセットしたつもりだったのだが「素敵な寝グセですね」と言われた時の気持ち。


<ジンクス>

験担ぎの事。
アニメーション監督の富野由悠季は、タイトルに「ん」の一文字が入る事が作品をヒットさせるジンクスであると言う事を外部から聞き、以降自身の作品タイトルの多くに「ん」を入れている。「ザンボット3」、「ガンダム」、「ザブングル」、「ブレンパワード」等、確かに「ん」の入っている作品はヒットしている。
同じ理由だが、スタジオジブリの場合は作品のタイトルに「の」の一文字を入れる事が多い。「天空の城ラピュタ」、「火垂の墓」、「千と千尋の神隠し」、「もののけ姫」、「崖の上のポニョ」等。
しかしジブリの場合「となりの山田くん」の不発によってこのジンクスが崩れた。


<心象風景>

個体の客観的評価に基づく必ずしも事実とは言えない観念の事。
世間は「こうであって欲しい」と言う願望を兼ねたものを人であれ物であれ第三者に当て込む傾向がある。
それに対して例えば「ちびまる子ちゃん」や「ガチャピン」は、自身に良いイメージが付いて世間から高評価を受けたりすると、その後の行動や発言が当初とは大幅に変わってきてしまう事がある。他で言うと今の「ゆうこりん」がコリン星に行く前の彼女に戻る事が出来ないのもまた然り。
そういう意味でビートたけしは、巨匠と謳われ世界的にも認知される存在であり且つ還暦を越えた年齢でありながらも自身のバラエティ番組における被り物のギャグは欠かさないし、先般放送された某テレビ局の27時間テレビにおいても往年のおちゃらけでボートから海に転落すると言う台本に無いボケをやってのけた。例え売れてもそれに甘んじる事なく自身のスタンスを決して変えないまさにお笑い界の鑑と言える芸術的タレントと言える。
今から数十年前、「戦場のメリークリスマス」と言う映画に出演した際もラジオ番組で彼は「今後どういう仕事をしていく事になろうとも自分の基盤はお笑いにある」と言う言葉を今も貫いている事に感動すら覚える。
ビートたけしは現在活躍する他のお笑いタレント(明石家さんま、タモリ、とんねるず、ダウンタウン等)とは一線を画する今も昔も変わらぬ心象を持てる稀有な存在である。


<人工知能(AI)>

人間と同様の知識や行動形成が組み込まれた電子頭脳。家電製品や自動車のパーツ等に搭載される事が多い。
しかしこれは最終目標であり、ボケに対して腹を立てたりツッコミを寄越さない現代の電子頭脳については、俺は人工知能のそれとは決して認めない。
例:電子レンジの時間を「30時間」に設定してスタートさせた場合「そら有り得へんわ!ご飯カラッカラになるで!?」と言う返しが欲しい。


<新造人間キャシャーンの体>

弾丸を体の表面で跳ね返す。


前のページへ