浪合村役場で村内の史跡について教えてもらったところ村の観光パンフレットをもらいました。それによると平谷村との境の蛇峠山というところに信玄の狼煙台というものがあることを知りました。役場の方の話によれば、治部坂高原から更に別荘地を通過して馬の背というところまで車で行けるとのことでした。しかしそこから先は道路はあるもののNTTや電力、国土交通省などの設備のための専用道路なので一般車は入れず、歩くと1時間くらいかかるとのことでした。悩みましたがせっかくここまで来ているのでとりあえず馬の背まで行ってみることにしました。
馬の背にはGPS用の施設もあってここからの景色もなかなかのものでした。ここから更に歩いて狼煙台に行く決心をし、柵を乗り越えて歩き始めました。約45分くらいで大きな鉄塔などの施設があるところに到着。ここで作業をしていた人に狼煙台について聞きましたが狼煙台は更にそこから先に歩いていったところであると教えてもらい更に15分程度歩いてやっと到着。そこが蛇峠山でNHKの施設と古い展望台がありました。しかし役場でもらった史跡パンフレットにのっていた狼煙台の写真のような所を発見することはできませんでした。
しばらく周辺を散策しましたが断念して先ほどの鉄塔の作業員の方の所まで戻ってきてまたお話を聞きましたが、先ほどの古い展望台のところが狼煙台だったとのことでした。
とにかくここには通信や放送関連の設備や雨量計などの大きな設備が乱立しており、現代でもよほど地理的に好都合な場所なんだなぁと感心し、更に400年以上前に既に武田信玄が目をつけていて狼煙台を設置していたことにもっと感心してしまいました。