第1回 「メガネ人誕生」2001.01.22

 メガネを作りました。赤い細いフレームで、すごく軽いです。

 メガネ先輩のmisty_rainと一緒に店に行って、相談しながら買ったんですが、できあがってきたのを見てmistyは、「こんな細いフレームだったのか、こういうのはメガネ取扱上級者じゃないと、すぐヘニョヘニョになっちゃうんだよな」と言いました。うーん、メガネ取扱主任者試験初級者(←そんな資格はナイ)には難しいメガネだったのか。

 それまでも、メガネを作っては、いつのまにか掛けなくなったり、コンタクトを作ったものの眼球に合わなかったのか、涙ぼろぼろ状態が続いて泣く泣くあきらめたりとかしていたんですが、最近とみに視力の衰えを感じてきたこともあり、ようやく重い腰を上げたというわけです。

 私の視力が落ちている理由の主たるところは、乱視にあります。この乱視の大半は、人間の眼球の「角膜」が、きれいなカーブを描いていないことから起こります。しかし、角膜が完全に丸いひとは稀なので、大抵の人は弱い乱視を持っているのですが、その程度がひどいと、物がダブって見えたりするのです。

 おかげで、ひろひこの見る夜景はとってもキレイです。マンガのお星さまみたいに、街灯やら街の明かりやら、ヘッドライトやら全てのモノにツノが生えて見えます。物心ついてからずっとそういう景色だったので、別段気にしていなかったのですが、ふと写真でみた景色にはツノが生えていなかったので、「ああ、もしかしたら、私の見ている景色は普通は見えないのかもしれない」と思ったのでした。そして、「最初に星にツノをはやして描いたひとは、乱視だったのかもしれん」と思ったり。

 そんなわけで今回、数年ぶりに作ったメガネということで、まずは乱視の矯正のみのメガネと相成りました。いきなり視力を上げてしまうと、レンズで補正されて見える景色が視神経に負担を与えてよくないそうなので。でも、いままでいくら目を近付けても細めても、ちっとも見えるようにならなかったモノどもが、ハッキリ見えるようになって快適快適♪ ※近視じゃないから、いくら目を近付けたところではっきり見えるようにはならんのです。

 ところで乱視のほとんどを占める「角膜性乱視」ですが、先天性のものと後天性のものがあるそうです。

 先天性の乱視を持って産まれてきてしまうと、物のすがたを映す「網膜」に、ぼんやりした映像しか映せないため、視力の発達に大きな影響をおよぼし、いくらがんばっても視力が向上しなくなってしまうそうです。そのため、早期にコンタクトレンズやメガネなどで、視力を出してやらないといけないそうです。

 後天性の乱視は、たとえば近視などで、目を細めて物を見ることをずっと続けていると、成長期の角膜がまぶたによって押しつぶされてしまい、結果的に角膜が歪んで成長してしまうのだそうです。そのため、近視をきちんと矯正して、無理に目を細めてものを見ないようにしないといけないそうです。幼少期の肥満によって遠視性の角膜乱視が起こることもあるそうです。

 それから、長時間のパソコン使用などによって起こる「水晶体のゆがみ」による乱視もあるそうです。

 小学生のころは、視力が左右ともに0.9くらいでしたが、その後それ以上視力が出ることはありませんでした。夜更かしを叱られるのを恐れて、こっそり手元のライトだけで本を照らして、布団の中で小説を読みふけったりしていたのが、いけなかったのでしょうね。

 就職したらしたで、DTPなんてものを生業とした結果、1日中ディスプレイにかじりついて作業しているのですから、これで目が悪くならなかったら相当ラッキーでしょう。

 てなわけで、VDT作業に従事する皆さんその他、「目は大事にしませう」。

 眼球をぐるぐる回して、眼球まわりの筋肉をほぐすことによって、水晶体の歪みをもとに戻してやることができるそうです。さあて、コレを打ち込み終わったら、ひと休みしようっと。

今回の参考リンク

おメガネにはかなわない乱視のページ

視力相談室アイランド乱視について

Mark Grasses Consulting乱視について

HOYA メガネ・コンタクトのFAQ

兵庫労働基準局 VDT作業のための労働衛生上の指針

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