先週末、ひさしぶりに実家へ帰りました。いや、先々週末も帰っているのだけれど、夜に帰って早朝には出発してしまうという、ほとんど「寝るだけ」の素泊まり宿状態だったもので、あまり帰ったという実感がなかったのです。 ともあれ、今回の帰省の目的は、母方の祖母の米寿のお祝い。ひさかたぶりに親戚たちと顔を合わせ、いつのまにか増えていた姪っ子、甥っ子どもを、人間とは別の生き物であるかのように観察していたのでした。パワフルだったなあいつら。(なにしろヒロヒコのいとこは、母方だけで12人いるので、増えるペースが速い) 久々にきつい塩味の食事をしつつ(mistyに言わせるとフツーらしいが)会合も終えて、私はかねてから母に聞こうと思っていたことを口にしたのでした。 「ねえ、使ったあとのお茶碗を水につけるのって、『冷やす』っていうよね?」 misty_rainには、「そんなの言わない、絶対変だ、そんなふうに言うのはおまえのウチだけだろう」と強硬に主張されてやまなかったのですが、どうがんばられても、私の故郷では、食器は使ったあと「冷やす」のです。 「なんで『冷やす』なんだよー? 冷やすのは温度を下げる、でしょー?」と、mistyはあくまで食い下がりますが、わたくしの見解としては、「すいかやきゅうり、トマトも水につけて『冷やす』。よって、食器を水につける行為を『冷やす』と呼び習わしてもよいではないか」というものなんですが、どーにも納得しないようすです。あまつさえ「そんなふうに言うのはおまえのウチだけだろう」と言われては。 というわけで、あとかたづけをするとき、私はいつもアタマのなかで、『冷やす−>水につける』と変換してから、「さて、お茶碗を水につけなくちゃ」と口にだすのです。ああ面倒なこと。いやいちいち言わなくてもいいんですけど、なんとなくね。 しかしあまりにもmisty_rainに「そんなの絶対言わない」と言われるので、一部の間で超有名な「医療人のための群馬弁講座」サイトにて、疑問をぶつけてみたところ、やはり私の実家がある地域では、「冷やす」は一般的でした。ワーイ! これでウチの勝手な造語じゃないことははっきりしただろう! どうだー!>misty_rain こんどからロバ耳は群馬弁で書いてみようかな。といっても、口語と文語の違いもあるし、内容の性質上、群馬弁の特徴が出るといっても語尾変化が主になるだろうから、あんまり意味はないかな。なにより、耳で聞かないと、発音の違いがわからないからねー。 どうしても群馬弁が聞いてみたい、という方は、「医療人のための群馬弁講座」で音声ファイルを聞くか、レース会場でヒロヒコをさがすかしてください(笑)
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