第44回 「 不快のタネ 」2001.03.01

 今回はまた別の意味で「ロバ耳らしく」吠えますよ。がうがう。


 残業を終え、バスに揺られて吐きそうになりながら、フラフラと帰宅した。玄関の電燈をつけ、靴をぬぐとすぐに電話が鳴った。
 今週は遅番になっているmisty_rainからの連絡かと思い受話器をとったが、ここから今日にまで続く不快感が始まってしまったのだった。いまだにやりとりを思い出すとむかっ腹がたってしかたがない。以下、そのやりとり。

私 「もしもし」(一人暮らし時代からの習慣で、自分からは名乗らないことにしている)
相手「××さんのお宅でしょうか」(相手:若い男。がんばっても20代後半と推測)
私 「はいそうです」(<ここでホントは「失礼ですがどなたですか」と聞くべきであった。うかつに「そうです」なんて言ってはいけなかったのだ。ともだちや親兄弟ならここで「××です」と名乗るのだから。人の名を聞く前に手前が名乗れぃ!)
相手「××テレビのアンケートなんですが、まだお答えいただいていないようなのでお電話したのですが」
私 「なんですか、それ」
相手「ご連絡が行っていませんでしたか。失礼しました。それでですね、アンケートにお答え願いたいのですが」
私 「それって答えなくちゃいけないんですか」(気分が悪いところにもってきて、そんなくだらない用件だったので、相当むかっ腹たてている)
相手「そうですね」
私 「なんで私がそんな知りもしないアンケートに答えなくちゃいけないんですか」
相手「なんで怒ってるんですか?」
私 「そんなわけのわからないものに答えなくちゃならない義理はありません」
相手「強制ではなくてですね」
私 「強制ではないっていうけど、あなたさっき私が『答えなくちゃいけないんですか』って言ったら『そうですね』って言ったでしょう。それって強制ってことじゃないの」
相手「そうではなくて、みなさん答えていただいてるので」
私 「みんなが答えてるからって私まで答えなくちゃいけないってもんじゃないでしょう」
相手「あなたそう言いますけどね」
私 「なにその言葉遣い。それで人になにか頼んでるつもりなの。あなた、言ってることがヘン。言葉遣いもなってない」(口応えされたのでさらにむかっ腹度が加速した)
相手「あなたの言ってることのほうがヘンでしょう」
私 「どうでもいいけど忙しい時間に電話して来ないでください。答えるつもりもありませんっ!」ガチャッ!

 こうして、ぐったりきていたところに追い討ちをかけるようなやりとりは終わった。しかし相手もしつこく再度かけてきたので、留守電モードのまま放置プレイにしておいた。すぐ切れたけど。

 それにしても、夜の9時すぎになって「アンケート」もへったくれもないだろう。今になって悔やんでいるのが、もうすこし冷静になって、「あなたの名前は」「所属は」「会社の連絡先は」「上司を出せ」とか追い詰めてやればよかったなということ。「やりとりを録音するからそれから話せ」っていうのもよかったな。

 まだフルタイムで働いているから、このテの迷惑電話はほとんど受けずにすんでいるけれど、これが平日昼間とかだったら、不動産セールスだのあやしい在宅ワークの勧誘だのの電話がかかってきてるのかなぁなんて考えると、かなりイヤーな気分になる。いっそこれからは「お手伝いさん」風を装って電話に出ようかななどと考えてみたり、ともだちからの電話と勘違いしたとみせかけて、一方的に関係ない話をたてつづけに話し続けるなんてのもどうかなぁなんて考えたりもします。
 けれど、いざそういう電話がかかってくると、よほど周到にロールプレイングしておかないと、とっさに反応できないのよねぇ。

 ともだちのみんな、もし、これからウチに電話をかけてきたとき、変な応対でも気を悪くしないでね。


ちなみに今回かかってきたアンケートは「●ェブTV」とか聞き取れました。あの「Web●V」のことだったら、もうサービス停止して会社も清算するんだから、いまさらアンケートなんていらんと思うんだけど。やっぱりアンケートを装った売り込みだったんだろうか。

 今回の参考リンク

悪徳商法?マニアックス
「もしかして、騙されてる?」「これって怪しい?」と思ったら、ここの「悪徳サーチ」ですぐ検索! 掲示板で相談もできます。自衛しよう。

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