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歩こう 2000.6.30

気が遠くなるほど遠い夢でも
歩けば近づくんだね
歩けば全てに近づくんだ
両手を振って
鼻歌でも歌って
歩こう

遠いより 近い方がいい
見えないより 見えた方がいい



志し 2000.6.30

太ってもいいと思ったら
すぐにデブになる
痩せなきゃって思って
やっと 体重維持
心だって 同じだね



愛の形 2000.6.30

愛の形のバージョンが増えて
もう ついて行けそうにない
自分がバージョンアップしなくっちゃ!
誰も太刀打ち出来ないくらいに・・



告白 2000.6.30

告白をしたいんだ
全てを君に
何から話せばいい?
何から聞いてくれる?



理想と現実 2000.6.30

理想と現実の隙間を
埋められない人が多すぎる
現実が残酷な分
理想だけが大きくなる

理想だけでは生きられない
現実だけでは生きられない



キスだけ 2000.6.30

今更 キスして欲しいんじゃない
君の心が 覗きたいんだ
真実を曖昧にするために
真実をないがしろにするために
抱きしめ合うのはもう止めよう

本当は ただキスしたいけど
もう 止めないと



青い棺 2000.6.30

青いガラスの棺に入り
海の中に沈もうか
魚達や人魚は
私を不思議そうに見るだろう
棺ごと私だと思うだろう
私が動くのを待つだろう



衝動 2000.6.30

壊れそうなガラスを
叩きつけ壊したい衝動にかられる
守る方が大変だからではなく
ただ 衝動にかられるんだ
壊してしまいたい衝動に・・



刹那的 2000.6.30

疲れている時に自分で
追い討ちをかける傾向がある
危うい状況の時は自分から
破滅させてしまう傾向がある



甘い水 2000.6.30

こっちの水は甘いよ
あっちの水は苦いよ
そう言われても 一瞬迷う
この人は優しいよ
あの人は冷たいよ
そう言われても やっぱり迷う



真面目じゃない世界 2000.6.24

人間なんてみんな無茶だね
突然 世界に放り出されて
右も左もわからないのだから
そのわりには わりと強いね
暗い夜には懐中電灯で
道を切開いて行けるのだから

死んだって 負けじゃないよ
ただ 自分から死ぬ意味があるほど
この世界は真面目じゃない
軽いジョークでやり過ごしながら
笑い飛ばせば通り過ぎてく

無理なら逃げればいいのだから
いつだって 逃げられるのだから
自分以上に恐いものなんて
きっと ないよ



平泳ぎ 2000.6.24

腰までの水たまりの中を
進んでいるような
不自由さを感じてる
仕方がないので走るのは諦めて
クロールさえも諦めて
平泳ぎをするよ
手で波紋を描きながら
平泳ぎをするよ



心臓のリズム 2000.6.24

息をするのにも
食べるのにも
疲れてしまう時がある
それなのに それなのに
心臓のリズムは刻み続けてる
悲しいくらい 規則正しく

私が心臓を支配しているのか?
心臓が私を支配しているのか?

私の意思とは関係なく
心臓のリズムは刻み続ける
私の意思とは無関係に
心臓のリズムは刻むのを止める



何も起こらない夜 2000.6.24

雨の音が恐いよ
誰かにさらわれそうな気がするんだ
誰かにさらわれたい気がするんだ
何も起こらない夜
起こらな過ぎる夜



どうする? 2000.6.24

君の寝顔に
落書きをしたいよ
朝起きて 私になっていたら
どうする?



宝石 2000.6.23

裸の君が一番綺麗だよ
白い肌が宝石に見えるよ
白い心が輝いているよ
全てを脱ぎ捨てた時
残るものがある
それが君の宝石
君の中の宝石



裸の王様 2000.6.23

僕は服を着ているよ
君には見えないの?
こんなに美しい服なのに・・
それは君の心がいけないんだよ

本当は 僕にも見えないんだ
服なんて見えないんだ
でもね いつかそれが本物になるように
僕は 虚勢をはっているんだ
見せ掛けの自信でも
ないよりはマシでしょう?



君だけのいいところ 2000.6.23

人と自分を比べるのは止めよう
無理なものは無理なんだから
君はあの人にはなれないし
あの人は君にはなれないのだから
人のことを気にする前に
自分の中のいいところを
一つ探してあげようよ



椅子取りゲーム 2000.6.18

私はあの人が好きで
あの人は別の誰かが好きで
その別の誰かはまた別の誰かを好きかもしれない

恋は何処まで回れば実るのかしら?
私の番はいつだろう?
まるで椅子取りゲームだね



雨 2000.6.18

今頃になって雨が止んだ
もう 遅いよ
少し 遅いよ



恋 2000.6.18

好きにならない!
好きになってくれないなら
無理そうな恋に頑張れるほど
暇もないし 勇気もないよ

恋をすると お腹が痛いよ
だから もう忘れるの



理性的 2000.6.18

大人になると理性的になるのだろうか?
私は理性的と言うよりは
臆病になった
バカな事をしない分
小さくまとまった

それはいいこと?
つまらないこと?



霧の向こうに 2000.6.18

楽しい事ばかり追いかけていた時は
何が楽しいのかも わからなくなっていた
今だったら わかる
何が欲しくて 何が好きなのか
迷いながらだけど
ぼんやりだけど
見えなかったものが 見えている

この霧が晴れるまで
守って行けそう
この霧の向こうまで
歩いて行けそう



曲がり角 2000.6.18

これから どうする?
何か試してみる?
楽しくて恐い道と
普通で明るい道
どっちを選ぼうか?



魅力的な人 2000.6.16

人の魅力的なところを探そうと
努力した時点で
その人は 自分にとって
魅力的ではないのだろう
圧倒的に引きつけられてしまう
そんな人がいる
ただ そばにいたいと
思わせる人がいる



出生率0 2000.6.16

地球には
オスとメスの生き物がいるだけ
命がけで繁殖して
子孫を残す
子供を産まなくなった生き物が
目指すものは何だろう?
子供を欲しがらない生き物を
支えるものはなんだろう?

100年後の地球
何が生き残っているのだろう?
その中に人間は
入っているのだろうか?



猫 2000.6.16

飼い猫は 人に甘える
どら猫は 人と戦う
飼い猫は窓から外を覗いてる
どら猫は路地裏で薄汚れてる

どちらがいいというわけでもない
どちらが悪いというわけでもない

ただ 悲しいのは
選択の余地がないということ



不安感 2000.6.16

人が嫌いと言って 遮断する人も
人が恋しいと言って 群がる人も
結局は 同じだ
自分以外の人間を気にし過ぎという点で



嘘吐きな言葉 2000.6.16

しゃべりすぎると後悔する
嘘吐きになった気がして
言葉の中のどれほどを
真実と呼べるのだろう



なんとなく 2000.6.16

なんとなく
あてもなく なんとなく
素敵なことが起こりそうな気がするんだ

なんとなくだけどね



過小評価 2000.6.10

自分をダメな人間と決められるほど
まだ 君は偉くない



救い 2000.6.10

誰かが誰かを救わなければいけない
それが生まれて来た意味だろう



スケープゴート 2000.6.10

攻撃を仕掛けろ
時代に対抗するために
負けることは死を意味する
策略を考えるんだ
人間を振り回す
時代に爆弾を仕掛けろ



自分任せ 2000.6.10

好きなことを見つけるまでが大変で
その後がまた大変
モデルのない今の時代の中
子供達は大変そう
あまりにも自由で
何もかもが自分任せ

幸せも 不幸も
自分次第



孔雀 2000.6.10

何にも染まる心配のない
誰とも比べることの出来ない
そんな人に出会った
あの人は 孔雀だろう



上には上 2000.6.10

上には上がいて
下には下がいる
上に行きたいと思うのを止めたら
下へ落ちて行くだけだろう
上に行きたいと思い続けることで
人は昨日より少しよくなる



優しい動物 2000.6.10

人間は優しい動物だ
そう思える今日は いい日だね



愛情過多 2000.6.3

お腹がいっぱいだと
満たされる
食べ過ぎると逆に気持ちが悪い
愛情の受け過ぎは
心の味覚を麻痺させる



究極の自己中 2000.6.3

無理はしない
何処かでひずみが生まれるのは嫌だから
我慢もしない
意味もなくキレるのは嫌だから
自己中心的でいいよ
結局はそれが人のためになる



黄昏泣き 2000.6.3

夕暮れがもの悲しくて
つい 泣いてしまった
黄昏泣きは卒業したはずなのに・・

夜が凍り付いて
つい 泣いてしまった
夜泣きは卒業したはずなのに・・



鳥 2000.6.3

もっと 自由に
もっと しなやかに
この空を飛んでみよう
疲れた時は 人の肩で休もう
元気な時は 歌を歌ってあげよう



顔 2000.6.3

私の顔は
はたして 丸いだろうか?
四角いだろうか?
それとも
形なんてないのだろうか?




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