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![]() 2000年の抱負 2000.7.27 社会の泥水にも飲みこまれず 自分の殻にも閉じこもらず 生きていきたいね 頑なさも 寛容さも 持ち合わせながら ママのお腹 2000.7.27 ママのお腹の中にいた頃のことを 思い出したいんだ 宇宙に近かった時のことを 命になる前のことを 思い出したいんだ 無だった時のことを 全てと一体になりたいんだ 何処かへ 帰りたいんだ 笑顔 2000.7.27 僕があなたに恋をした日の あの笑顔をもう一度見たいだけなのに・・ それがこんなにも 難しい事なんて 一瞬 2000.7.27 幸せと感じる一瞬を 永遠に延長できた人に ノーベル賞をあげたい 僕に出来る事 2000.7.27 君が何処かで困っていたら フェラーリより早く駆けつけるよ 君が不安で堪らなかったら 100人の僕をプレゼントするよ 「そんなにいらない!」だって やっと 笑ってくれたね 涙 2000.7.27 夢の中で泣いていたの? この手で拭った 冷たい涙の感触が まだ 残ってる なぜ泣いていたの? 切り札 2000.7.23 切り札を握ってる それは あなたの弱み いざと言うときに さり気なくちらつかせ 怯えさせるの 大丈夫 今日の料理に 毒は入っていないわ あなたがくれたパフュームの中に 忍ばせてあるから 香りの強い日には気をつけて いい匂いの私には気をつけて あなたが私を貪るたびに あなたの寿命は縮んで行くから スタイリッシュ 2000.7.23 いつ別れてもいいよ 君が別れたいなら そのくらいの気持ちで付き合ってないと 恋愛に食われちゃう 一人になることより 惨めになることのほうが恐い 知らない 2000.7.23 昨日どんな夢を見たのか知らないし 歯磨きが何分かも知らない 昨日の寝言も聞き取れないし 何色の涙かも知らない あなたのことなんて 何も知らない 知りたいとも思わない 何が見えますか? 2000.7.23 感じれば愛は何処にでもある 同じように憎悪も何処にでもある 何を見ますか? あなたなら あなたには 何が見えますか? 人のこと 自分のこと 2000.7.23 私も気付かなかった内面を ずばりと言い当てる人がいる あなたが気付かない内面を ずばりと言い当てる私がいる 本当はわかっているのに 後ろへ隠していただけかもね 悪いところはそのままに いいところはもっとよく そんな風に生きてきた 私達だから・・ 逸脱 2000.7.23 自分の秀でたところを早く見つけて それをどう活かすかで どんな人生かは決まるもの パンドラの箱 2000.7.23 パンドラの箱を開けてみよう 何が出るかな? 何が出るかな? ポケットを覗いた瞬間に 髪をかきあげた瞬間に パンドラの箱が透明な振りをして 小さな手にこぼれ落ちてくる そのことに そっと気付いて パンドラの箱を開けてみよう 君が一番望むもの 君が一番欲しいものが 最後に飛び出してくるはずだから 君が思いにも寄らないものが 飛び出してくるはずだから 笑わない男の子 泣かない女の子 2000.7.20 笑うことが出来ない男の子がいました 泣くことが出来ない女の子がいました 二人は恋に落ちました 男の子は笑いたい時 仕方がなく 泣きました 女の子は泣きたい時 仕方がなく 笑いました いつの日か二人は 泣くことも笑うことも止めました 何があっても泣くことなく 何があっても笑うことなく それでも二人は一緒にいました 卵 2000.7.20 風が吹いてきたみたい 心に 急に冷えてきたみたい 心が 取り出して私の手で温められたらいいのに 両手でそっと抱えて撫でてあげられたらいいのに そう ちょうど卵みたいに 白く小さな卵みたいに 大切にしたいのに いつまで・・ 2000.7.20 何もしていないのに 疲れてしまう 生きていることだけで 疲れてしまう いつまで続くの? 別れ道 2000.7.20 はたしてこれでいいのだろうか この選択でいいのだろうか きっと どちらでも正しくて きっと どちらでも間違いだろう ごめんね 2000.7.20 ごめんね 君には 謝っておきたいよ 僕はいつだって いい子ではなかったね 今でもわからないんだ 君は僕の何処が好きで 僕は君の何処が好きだったのか 君が何で笑ってたのか 君が何で泣いていたのか 僕にはもうわからないんだ 誰のもの 2000.7.20 誰のものでもないけれど 誰かのものになってみたかった 君のものにだったら なってみてもよかった 君のもの 私のもの 一つになれたら よかった 普通 2000.7.15 あなたのこと嫌いじゃないよ 好きかと聞かれると わからないけれど 嫌いなままで 2000.7.14 誰かの嫌いなところを見つけたら その人を嫌いにならずに 嫌いなところだけを 嫌いなままでいればいい その足が嫌い その歯が嫌い 一つ嫌いだからって 人ごと拒絶していたら きっと 誰とも付き合えない 温度 2000.7.14 理解しようと思うから 理解出来ないんだ じゃあ どうすれば理解出来るんだろう? わからないことは 一生わからないままなのかも・・ わからない相手は 一生わからないままなのかも・・ まあ チャレンジするのはいいことだね 理解しようとせずに 理解しよう 理屈じゃなく 温度で 理由じゃなく 空気で 見え方 2000.7.14 あなたの目線と 私の目線は違うの あなたの景色と 私の景色は違うの 最初から 同じ電車に乗っていないのだから 同情 2000.7.14 同情はいらない 同情もしない 自分がされたら嫌だから 情けない 2000.7.14 左右のエレベーターが同時に開く どっちに乗ろうか迷っていたら 左右のエレベーターが同時に閉まった あ〜 情けない 宇宙人 2000.7.10 人はイメージで決まるもの でも それだけがその人ではない 目に見えないその人が 無限にいるはず 知ったような気がしているだけ わかったような気がしたいだけ 本当のところ 本当のことなんて 誰にもわからない あの人は宇宙人かもしれないし・・ 私は火星人かもしれないし・・ 隠蔽 2000.7.10 自分を守るためだけにつく嘘ほど 汚いものはないでしょうね 隠蔽を重ねて 誤魔化し続けて いつしか自分の輪郭さえも 見えなくなってしまうでしょうね 曇りガラスの汚れは いつしか拭いても拭えないほど 真っ黒になってしまうでしょうね 銀の釣り竿 2000.7.10 あなたは魚釣りを楽しんだつもり? 私はただ泳いでいただけなのに・・ 銀の釣り針が痛いのよ 喉に刺さったままとれないの 私は泡になる人魚のように 言葉を失ってしまったわ あなたの胸を凍った指で 突き刺したなら どうかしら? 私の歌声は戻るでしょうね さあ どうしましょう さあ どうしましょう この銀の釣り糸は 二人を縛る リッサの鎖 この銀の釣り針は 二人の入る リッサの柩 天の川 2000.7.8 一年間 ずっと この日を待っていたのに 可哀想に・・ 運命はいつだって 意地悪ね ヤキモチヤキの神様が すぐに雨を降らせるの でも 知ってるよ 本当は雨の上に ちゃんと橋がかかってる 誰にも見つからないように そっと 二人は 一瞬のくちづけを交わすの 永遠のくちづけを交わすの 流れ星を一つこぼして 何の音 2000.7.8 ねえ 何の音? 波の音 風の音 それとも 誰かが泣いている音? 目を閉じて 耳を澄ませて 聴いてごらん ほら 何の音? ドライブ 2000.7.6 ビルと一緒に 空を見上げた 君と一緒に 月を見上げた 車の窓から顔を出している 君はまるで 子犬だね 吹いてくる風と戯れている 君はまるで 子猫だね 君は誰 2000.7.6 ねえ 君は誰 ねえ 君は何処 手を伸ばせば触れられるはずなのに 君はいつだって 月光りのよう 朝になれば一輪の花を残して 空の彼方へ消えてしまう 僕は夜を待つ狼のように 太陽を憎んでる 僕は夜を待つ吸血鬼のように 君の血を求めてる ほんの少し 2000.7.6 ほんの少し好きかも ちょっと 食べたいかも そのくらいが 私には ちょうどいい 君と一緒に・・ 2000.7.6 ずっとずっと一緒かもしれない ずっと一緒は無理かもしれない 未来に絵を描く前に 今を色塗りしよう 君と一緒に・・ 君と一緒の今が 大好きだから 美しいもの 2000.7.3 地球に残された 最後の楽園で 美しいもの達が 舞い踊る 美しいものは それだけですばらしい 何もかも許されてしまうくらいに・・ 蛍の星 2000.7.3 蛍は瞬く星のようだった 地上に降り立つ 妖精のようだった 蛍が死んだら 星になるのかもしれない そのまま空に飛んで行って 星になるのかもしれない 希薄 2000.7.3 自分が存在している実感が希薄なのは 他の存在を感じる心が足りないからでしょう 虫 2000.7.3 自然に抱かれ生まれ生きている そのことを 忘れないようにしよう 自分と虫が変わらないことを いつも感じよう 勘違いしてはいけない 人間は何も偉くない 虫と同じくらいに すばらしいけれど 竜の住む星 2000.7.3 清流にしか住まない生き物は 清流が消えた時点で 命を絶ってしまうのだろうか? そこでしか生きれない生き物と 何処ででも生きて行ける生き物 どちらが強いのだろう? 最後に生き残るのが どちらなのかを 決め付けてしまうことは出来ない 竜の住む星が 残されているかもしれない 毒蛇 2000.7.3 邪悪に見える毒蛇でさえ 無垢な部分があるだろう 純粋に見えるモンシロチョウでさえ 残酷さがあるだろう Top of Page |
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