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![]() 空腹 2001.2.27 小腹が減っているのに 食べ物がないような 食べなくても死なないけれど ちょっと欲しいような そんな 夜 ただ 少しだけ 声が聞きたかった あなたの中に住んでいる私を うっすらとでも ぼんやりとでも 見せて欲しかったんだ 地盤沈下 2001.2.27 道行く人が半袖を着ていて 私だけコートを着ているような そんな気分 街に 人に 付いていけない 過去と 未来を 確保できない 不安定だな 私の足元は・・ 地震でもないのにグラグラしてる 明日 2001.2.27 「こんなはずじゃなかった」 そんな台詞は聞きたくないよ 自分からも 人からも 聞きたくないよ 後悔しないために 頑張ったことがたくさんあったじゃない 今を許してあげよう 終わる訳じゃないんだから 明日を信じてあげよう 嫌でも続いて行くのだから 変化 2001.2.27 毎日の生活の中で 無理に作る笑顔とか 無理にこなす仕事とか そんな 小さなことが重なって 本当に大事なもの すりへっていってしまうのかしら? 忘れていってしまうのかしら? 私の心は私のものなのに 変わっていくことを止められない 君といて 2001.2.27 安心したいよ もう 不安なのは嫌だよ でもね 寂しさがすっぽりなくなるとも思えない 誰といても 何をしていても 付き纏ってくるんだもの 一瞬ね 忘れられた気がしたよ 君といて ずっとを肌で感じたから でもね やっぱり 気のせいだったみたい・・ 笑顔 2001.2.27 笑っているよ 君のために 少しでも歯を見せて 目を大きくしているよ 疲れちゃうけどね でも 君の方が辛いってわかるから やっぱり僕は笑っているよ 不器用な恋人 2001.2.24 不器用な恋人のために 私に出来ることは何かしら? 諦めることかしら? 見守っていることかしら? 信じていることかしら? 黙っていることかしら? あなたが笑った時に一緒に笑っているよ あなたが泣いた時に一緒に泣いているよ 本当はあなたより 不器用なのは私のほうね・・ 甘えていいよ 2001.2.24 甘えていいよ 君が虚しいと感じたら 僕の胸があるじゃない 君が眠れない夜には 僕をベッドにするといいよ 甘えていいよ 君に頼られることで 僕は自分を取り戻せるんだ そして 少しだけ 強くなれるんだから 何も・・ 2001.2.24 その手に触れて 優しく胸元へ導いて 心を見せてあげたいけれど その涙を拭い 頼りない唇を引き寄せて 囁いてあげたいけれど 今の私に出来る事は何一つなくて この距離の向こうから ただ 瞳を覗き込むほかに 込み上げる感情を押し殺して はにかんだ笑顔を見せるほかに 何も出来る事はなくて・・ 白い壁 2001.2.24 病院は死の匂いがする ヒヤッと冷たい 背中がスーッとするような 居た堪れない空気が渦巻いている ここでは 悲しみよりも諦めが 希望よりも絶望が 当たり前のように充満していて 人間が太刀打ち出来ない ブラックホールのようだ 病院に来ると思い出す 愛していた人が硬くなって もう 動かないのだと知った時の 白い壁を 優しい死神 2001.2.24 死のことばかり考えていた頃があった でもそれは 私にとって 優しい現実逃避だった いつか 終りが来るなら 生きていけそうな気がした 醜く 残酷で 悪者に見える死神の笑顔が なぜか とても魅力的だった 私がここにいること 2001.2.21 辿り着く場所がわからないまま なぜ 歩いているのだろう 息をして 遠くを見つめ 少しの間俯いて 愛したいものがわからないまま なぜ 寂しさに襲われるのだろう 恋をして 未来を見つめ 少しの間夢を見て 一つだけわかっていること それは 私がここにいること 存在の軽さに足元を見失いながら それでも 私がここにいること 幸せの隠し場所 2001.2.21 小さな頭に たくさんの疑問をかかえ 重くていつも 肩がこって 器用に歩くことが出来なくて 教えてくれない? もし よかったら 幸せが何処にあるのか・・ 自分でさがすものさ!なんて言わないで 形と色と在り処を教えて 素直に聞いて旅にでるから そして 手に入れたなら もう 二度と離れないで しっかり手を握っているから 幸せをシェアーする? 2001.2.21 幸せってシェアー出来るの? ケーキみたいに スパゲティーみたいに 綺麗にみんなで 分け合えるのかしら? 私がいっぱい持っていたら 絶対 みんなに分けてあげたい 独り占めするより みんなで食べたほうが もっと もっと 美味しくなるでしょう? 幸せがケーキみたいにシェアー出来たらいいのにね そして 笑顔がどんどん増えていったら きっと それが 幸せなのにね・・ ハートのリズム 2001.2.21 君がいないから 寂しいのか それとも ただ 寂しいのか バカな私にはわからないよ これを空虚感って言うのかしら? 孤独って言うのかしら? そんなことも わからないよ ただ 抱っこしてほしいんだ ギューッっとね キューッとね 心臓と心臓をくっつけて ハートのリズムを一緒にして 一人ぼっちだってことを 忘れさせてほしいの 一人ぼっちの戯言 2001.2.21 一人で眠る夜に慣れたくない 一人で過ごす休日に慣れたくない 一人で食べるご飯に慣れたくない 一人で見る映画に慣れたくない 一人で生きることに慣れたくない 一人じゃ何も出来ないと甘えて あなたに依存していたかった それなのに それなのに どうして 一人を選んでしまったのだろう? 二人のほうが ずっとずっと 楽しかったはずなのに・・ 期待と不安 2001.2.16 陽射しの温かさに油断して 外へ出たら 冷たい風が容赦なかった 恐いよね すぐ 思い込んでしまうから あなたが優しいのか冷たいのか まだ 私にはわからないよ ヒヨコ 2001.2.16 ダラダラ子でごめんなさい ウジウジ虫でごめんなさい 叱ってよ こんな 私のこと 卵の殻を頭に乗せて まだ 右往左往している ヒヨコなんだもの クロス 2001.2.16 あの場所であの人に出会わなかったら 今ごろ 私は何をしていたのかしら? あの瞬間同じ夢を見なかったら 今ごろ あの人は何をしていたのかしら? クロスした運命が偶然なら その奇跡に感謝して 続きをね 自分で繋げて行かなくちゃ・・ 偶然か必然か 2001.2.16 偶然がいくつも重なって 不幸が訪れることがある もちろん 幸せが訪れることもある 全部 必然なのだろうか? そんなこと 誰にもわからないけれど・・ ら・ら・ら 2001.2.15 ねえ もう泣かないの ねえ もう大丈夫だから 痛みが消えた頃に 何かいいことが起こるよ 春に花が咲くように 冬に雪が降るように 君の頭上で幸せが 笑顔で「こんにちは」を言うよ 耳元で「ら・ら・ら」と歌うよ ねえ もう泣かないで ねえ 君が好きだから 抱きしめてくれたひと 2001.2.15 あなたに襲い掛かる 痛みや悲しみが どうか すぐに 去って行きますように・・ 祈るように 守るように 抱きしめてくれたひと 私があなたに出来ることは何なのか 最後までわからずに 今になってもわからずに 祈るように 守るように 抱きしめてくれたひと 私はただそこにいて あなたはただここにいて 今より未来が 少しだけ重かった 扉を開けて 2001.2.15 扉が開かない 夢中で叩く 誰もいないと 知っていて ねえ ここから出して 扉を開けて 息が苦しくて 鼓動が煩くて 涙でもう何も見えない お願い ここから出して 扉を開けて 遠くで足音がした そんな気がして もう一度 夢中で叩く 誰もいないと 知っていて それだけで・・ 2001.2.15 それだけで頑張れる そう 言ったの? それだけで あなたは 生きていけるの? 「愛してる」 そう言った過去を信じて これから一人で 歩いて行けるの? 真っ白 2001.2.14 誰かを傷つければ 自分も傷つく そんなこと 知っている 誰かを追い込めば 自分も追い込まれる そんなこと わかってる 世界はみんなが思うより わりと平等で それなりに正しくて 人は小さくて脆い変わりに 器用な脳を持っている 忘却は神様がくれたサービス 憎しみを悲しみを忘れて いつか もう一度 真っ白になれますように・・ 守護天使 2001.2.14 ねえ そこにいるんでしょう? ずっと 見ていたのでしょう? 声をかけてくれればいいのに 涙をふいてくれればいいのに 私が我侭な泣き虫っ子だって よく 知っているでしょう 強くないよ そんなに 心細いよ 一人じゃ ねえ 隣りにいるのでしょう? 今 少し手があたたかくて あなたを感じたよ あの時と同じぬくもりで 2001.2.14 命が星になったと信じていた頃があった 天国に行けば会えると信じていた頃があった 遠いね 星も天国も・・ 会いたい そう願って叶わないことを知るまでに どれだけの歳月がかかったのだろう 見えないものを感じられる そう 今では 悲しい目で私を見つめる あたたかな息遣いが聞こえてくる 小さな私を抱いてくれた あの時と同じぬくもりで 氷の柩 2001.2.14 冷たいね そう 言われて 反論する術がない 全てを受け止めてあげられるほど まだ 強くない私は 突き放すことしか出来なくて 知らない振りしか出来なくて 冷たさは防御 自分を守るために 私は氷の柩に入る 子供大人 2001.2.8 「子供に帰れる時間が必要」 そう呟いた後 気付いた そういえば 私はもう とっくの昔に 大人だったんだ ネックレス 2001.2.8 絡まってしまったネックレス 私たちの仲みたい 複雑なのは嫌 シンプルに行きましょう 簡単に簡潔に 結論を出しましょう 物事はなるようになるもの あとは 心がどうしたいと言っているのかを 聞いてあげればいいのだわ 実行にうつせばいいのだわ 絡まってしまったネックレス 器用な私がほどいてあげるわ 無理ならドブに捨ててあげるわ 整理整頓 2001.2.8 机のどこに計算機があるのか パソコンのどこに何のファイルがあるのか もう 覚えてない 鞄のどこに口紅を入れたのか 本棚のどこに写真集を入れたのか もう わからない ぐちゃぐちゃで探せない でも 探し続けるといつも見つかる 心のどこに誰がいるのか 体のどこに跡があるのか 今 調べてみるからね・・ 整理整頓が昔から出来なかった私 元気? 2001.2.8 わけもなく元気いっぱい 意味もなく笑顔いっぱい 意味不明に盛り上がって 意識不明に盛り下がる 気まぐれな心に慣れた朝 涙が呆れ顔で去っていった ノック 2001.2.8 一人でいれるほど 強くもないけど 甘えられるほど 素直でもないの そんな女の子を見つけたら ちょっと 強引にノックしてみて 小鳥のような口づけで 「おはよう」を言ってあげて 君の声 2001.2.7 君の声を聞いた 元気そうでよかった 遠い場所で頑張っている君の声 耳元ではこんなに近いよ 心ではこんなに側だよ 私の声を聞いて 元気そうでよかった? 遠い場所で笑った私の声 耳元まですぐに行けるよ 心まですぐに行けるよ ねえ こんなに愛しいよ ねえ すぐに会いたいよ 君の声を聞いた 私の声だった 私の中に君が住んでる タマゴサンド 2001.2.7 二人でよく食べたタマゴサンドを 一人で泣きながらほおばった あの時と同じ味 あの時と同じ色 美味しいね 美味しいよ そう言って笑ったあなたは 今何処で何を食べて何をしているの? 私の知らない タマゴサンドを食べているの? 春が来る 2001.2.7 朝日が優しくて 風が柔らかくて もうすぐ 春が来るんだ 太陽が笑って 花もスキップして もうすぐ 春が来るんだ 僕はここにいるよ 冬が終わっても 君のことが好きだよ 雪が溶けても 木漏れ日の草原で 二人でお昼寝しよう もうすぐ 春が来るんだ 子守唄 2001.2.7 胸の中で眠っていて 全てを忘れて このぬくもりが私だったと 夢の中で覚えていて 胸の中で泣いていて 全てを流して あなたのための子守唄を 夢の淵へ連れて行って 私の中で死んでいって 全てを信じて この愛が私だったと 目を閉じて 思い出して 今まで通りの夢 2001.2.7 今まで通り それでいいよ 君の笑顔があって 美味しいスープがあって 嫌いな野菜とにらめっこしたり 今まで通り それがいいよ 君の涙があって 優しいお花が咲いて てんとう虫と見つめ合ったり 今まで通り ねえ そうしよう ねえ それがいいよ 夢 2001.2.7 叶わない夢を追いかけるのが 好きだったはずなのに もう それにさえ 疲れている 思い出 2001.2.2 こんなにたくさんの思い出を 一人でどうすればいいの? 二人で連れてきた思い出 一人じゃ抱えきれない 思い出に埋もれて 窒息死してしまいそう・・ 温度 2001.2.2 お風呂で少し泣いた 体から力が抜けて行く こんなに疲れているのは きっと 私たちが不器用で自分勝手で 幼くて寂しがり屋だからね 鏡の前で少し笑った 心の温度を取り戻したい こんなに凍えているのは きっと 私たちが不誠実で自分本位で 弱くて恋しがり屋だからね 似たもの同士だったね だから 側にいるだけで温まったよ 旅 2001.2.2 ねえ 信じているよ そう 信じていたいよ 僕たちは大丈夫さ 何があっても大丈夫さ もし 運命の二人なら もう一度 出会えるだろう だから今は 涙を見せずに ちゃんと一人で歩き出すよ ねえ 信じていておくれ ずっと 信じていておくれ 僕たちは大丈夫さ 何があっても変わらないさ だから今は 君に背を向けて ちゃんと一人で歩き出すよ もっともっとカッコよくなって 君のことを迎えに行くよ 不器用な愛 2001.2.2 「こんにちは」と言って出会って 「さよなら」と言ってお別れ 最初からわかっていたはずなのに いつかは 「さよなら」が来ることを・・ でもね 楽しくて 暖かくて すっかり 油断していたのだよ 「おはよう」と言ってキスをして 「おやすみ」と言って手を繋ぐ 最初からわかっていたはずなのに いつかは 「さよなら」が来ることを・・ でもね 優しくて 可愛くて すっかり 夢中になっていたのだよ もう一度 チャンスをくれないかい? もう一度抱きしめてくれないかい? 今度はもっと上手に 今度はもっともっと大事に 君のことを幸せにするから 僕が幸せにするから バイバイ 2001.2.2 知っていたよ 君が僕の支えだって わかってるよ 君が僕の全てだって それなのに それなのに 行ってしまうんだね あんなに何度もキスをして 飽きるほど愛を誓い合ったのに 言葉なんて氷のように 溶けて見えなくなってしまったよ 恋なんて虹のように 偶然に生まれては唐突に消えていくよ 大好きで 大好きで 笑顔も 怒り顔も 寝顔も イビキでさえ 愛しくて仕方なかったのに 老人になっても 幽霊になっても 生まれ変わっても ずっと 一緒にいるって約束したのに それなのに それなのに 君は行ってしまうんだね バイバイと手を振るんだね 赤い糸 2001.2.2 見えない糸を 断ち切ることが出来ないように あなたと私の運命を 断ち切ることは出来ないわ 見えない糸を 手繰り寄せることが出来ないように あなたと私の未来を 手繰り寄せることは出来ないわ 私があなたへと導かれて行くように・・ 隣りで眠るあなたの小指に 赤い糸を探してる Top of Page |
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