2000 2001 2002 2003 |
![]() |
![]() 呼吸 2001.3.29 手も足も唇も吐息も もう 馴染み過ぎてしまって 居心地が良過ぎて 一番のお気に入りの枕 引越しをするからって捨てられない 一番のお気に入りのパジャマ 季節が変わるからって捨てられない 指も胸も肌も囁きも もう 馴染み過ぎてしまって 呼吸をするように あなたを求めてる 脆さ 2001.3.29 弱さを言い訳に 自分を甘やかすのを止めなければ 寂しくて死にそうなとき あなたは飛んで来てくれるけれど もう 頼るのは止めなくては 無邪気に人を振り回せるほど もう 子供でもなく 意識的にずるく立ち回れるほど まだ 大人でもない 寂しさを口実に 自分を可愛がるのを止めなければ 幻の人 2001.3.29 弱さは人を傷つけてしまう 大切な人を守るために 強くなりたい 甘えることで 一時の安らぎに逃げ込むことで 悲しみが増幅することを知っているのに・・ また 陽だまりに逃げ込んでしまった 木陰で昼寝をしてしまった 小鳥のさえずりが聞こえる 木の葉の影が揺れる あなたは幻よりも暖かかった 君の一言 2001.3.29 君の一言で 急に元気が出てきた 笑顔が広がって 優しい気持ちになった 春の昼下がりの野花のように 風を大きく吸い込んで 太陽を浴びてキラっと光る 君の一言で 僕の一日は 幸せに包まれる 悩み 2001.3.28 あなたが自覚している以上に あなたは一人だけれど そんなに心配することもないです 死ぬ訳でもないですし あなたが想像している以上に あなたは貧乏だけれど そんなに気を揉むこともないです 餓死する訳でもないですし あなたが考えている以上に あなたの性格が悪いことに 早く気付くべきではありますが・・ 発作 2001.3.28 もう やめる 全部 やめる 飽きた 疲れた つまんない 寝る 食べる アクビする もう ヤダ 全部 ヤダ 適当に 面倒で つまんない 歩く 飲む ノビする 寝る 食べる アクビする 自己嫌悪 2001.3.28 つまらない自分の相手をするのに もう 疲れた 気まぐれな自分の世話をするのに もう 飽きた 向上させる気もしない 小さすぎて見えない 自虐 2001.3.28 傷口に涙を零して いっそ 息の出来ない痛みに耐えたい 隙を見つけてはまた逃げ込もうとする 快楽の入り口に出口はなく 混沌とした感情の沼に 足をすくわれてしまう 傷口を海に浸して いっそ 歌にならない絶望を見たい 蜜を見つけてはまた吸おうとする 希望の入り口に出口はなく 麻薬のような香りに 我を忘れてしまう 傷口に噛み付いて いっそ 傷ごと引き千切ってしまおう 想像を絶する痛みに意識を失うまで・・ 欲張り 2001.3.28 本当に大切なもの一つ 守れないのに 何をこれ以上欲しがるというのか 春の日 2001.3.25 あなたのぬくもりが残るベッドで お昼寝した いつもより 暖かいシーツに包まって 優しい陽射しを瞼に感じながら スヤスヤと小さな寝息をたてて 春の日の夢を見ながら あなたの記憶が残る体で お昼寝した いつもより なめらかな肌を包み込む 優しい匂いを懐かしく感じながら サラサラと時が過ぎて行く 春の日の夢のように きっと・・ 2001.3.25 ユラユラと風になびく花びらのように 頼りなげに見えるけど フワフワと空へ飛んでく綿毛のように 気ままに映るけれど もしかしたら 深い深い闇と 痛いほどの情熱を 隠し持っているのかもしれない 青い青い孤独と 千切れそうな寂しさと 戦っているのかもしれない 心に触れることが出来なたら その時には きっと・・ ハウス 2001.3.25 寄り道をしないでね 今は ちゃんとあなたのいる方へ 歩み寄って行きたいの 遊び疲れた子犬が あたたかな毛布を探すように お腹をすかせた子猫が ミルクを欲しがりニャ〜と鳴くみたいに あなたにキスをせがみたいの 道草をしないでね 今は まっすぐあなたのいる場所に 帰って行きたいの かき氷 2001.3.25 早く食べないと溶けちゃうよ 上に乗ったアイスがもうトロトロだもの 舌の上がヒヤッと冷たくて 喉を通るときスーと爽やかで 頭がキーンとなるのがいいのよ 一気に食べないと溶けちゃうよ 上に乗ったカラダがもうトロトロだもの 唇がツヤッと光ってて 喉を通るときほのかに甘くって 心がキューンとなるのがいいのよ 早く食べないと! 誰かに先を越される前に 期間限定 2001.3.25 冬にしか食べられないチョコレートみたいに 秋にしか食べられないモンブランみたいに 夏の間だけ素敵に見える男の子と 期間限定の恋をする? 冬にしか現れない雪だるまみたいに 春になると訪れる渡り鳥みたいに 桜みたいに素早く散る女の子と 期間限定の恋をどう? 限定品には弱いよね 誰だって・・ 善悪 2001.3.23 この地上の価値観に 誰もが寄り添って生きているけれど それにどれだけの真実があるというのか 全ては誰かが生きやすいようにと 作られたルールにすぎない この地上の価値観を 何もかも忘れ去り生きて行ったとして そこにどれだけの自由があるというのか 全ては囚われた鳥の歌のように 行き場を失い消滅してしまう 空は広く 地球もまた大きく 私たちは小さい そんな動物達のささやかな願いを 誰が聞き入れると言うのか 我侭な人間達の欲望に 振り回されるのもまた人間 壊し また再生し 続いて行くとして 残るものは何なのか 善が善であるとして 悪が悪であるとして それを裁くものは誰なのか 道 2001.3.23 後ろを振り返って どのくらい進んだのかチェックした あまりにも長い道のりを歩いてきたので 距離感がさっぱりだ 全く進んでいないような 飛躍的に進んだような そんな感じ 前を凝視して どのくらい残っているのかチェックした あまりにも遥か彼方のゴールで 距離感がさっぱりだ もう少しで終わるような 永遠に続くような そんな感じ 今まで歩いてきたので 止まる訳にもいかないよ まあ いいさ 気長にやって行きましょう 焦らずに 怠けずに 道端の花を拾って 道に迷った猫を連れて 気長にやって行きましょう 空を鷹が羽ばたいているよ ねえ そちらはどんな調子ですか? ナルシスト 2001.3.20 鏡を見るのが好きだったり 自分の癖が気に入っていたり 日常や生き方に そこそこ 満足してたりする 人のことがどうでもよかったり 自分のことだけ気になったり 趣味や仕事が そこそこ 順調だったりする ナルシスト予備軍が 私も含めてたくさんいる 車 2001.3.20 あんなに苦労して手に入れたのに もう 買い換えるの? 次から次へと目移りするのね 後で後悔しても遅いのよ 肌だって合ったじゃない? 滑りだって良かったし 次はどんなタイプをお探しですか? ローズ 2001.3.20 薔薇の香りの部屋で あなたのことを考える 美しい香り でも 少し悲しい 薔薇の香りの部屋で あなたと眠りたい 優しい香り でも 少し遠い 雲泥棒 2001.3.20 雲を盗んできて 私のために マクラにして眠るから 星を盗んできて 私のために ピアスにするから 太陽を盗んできて あなたのために 夜をあげるから ミドリガメ 2001.3.20 カメを飼おうかしら? 小さくて 臭くて 動かないカメ 抱きしめて眠ろうとしても ちょっと 無理かもね 硬くて 丸くて 冷たい甲羅 それでも カメを飼おうかしら? ミドリと名前をつけて お昼寝中・・ 2001.3.20 停止した思考回路を もう一度設定しなおして 正常に機能させないと 一度分解して ゴミを処分して 組み替えないと 頭の中をあけてみたら 何も入っていなくて どうすることも出来なかった からっぽの思考回路は ただいま お昼寝中・・ 傷 2001.3.20 少しの時間の経過で 傷は拍子抜けするほど 癒えてしまうもの 失恋なんてかすり傷みたいなものね 唾をつけて放っておけば そのうち 元通りになる しばらくは 触れないで そっと そっと しておけば・・ 未練 2001.3.20 断ち切ったはずの慰めを また 求めていた 過ぎ去ったはずの甘さを また 求めていた 残像は時に現実のように リアルに映っては薄れて行く 花を贈ろう 2001.3.20 春風に香る 春の花を 贈ろう 小さなブルーの可憐な花を 空を見上げ眩しそうに揺れる 繊細な花を 春風に香る 春の君に 贈ろう 淡いピンクの妖精の花を 風に吹かれ嬉しそうに笑う 愛らしい花を 春風に香る 君の胸に 飾ろう 地上絵 2001.3.20 約束をしようか もし 君が望むなら 誓い合おうか もし 未来が欲しいなら 砂漠の中 二人の足跡が風に消されないように 丘の上で 空を見上げ 血の盃を交わそう 君の血は僕の胸に 僕の血は君の唇に 深紅の花を咲かすだろう 手を繋ごう そして天を仰ぎ 流れ落ちた血で 永遠の絵を描こう 内面 2001.3.19 悪戯に言葉や感情を すり減らすのはやめよう 寂しさが何処かで増幅してしまうから・・ 自分のそのまんまを人に見せないで生きていると 自分のそのまんまがどんな風なのかも わからなくなってしまうよ 私にはね 気取らずに 笑わずに 見せて欲しいんだ もし 私のことが見たいなら・・ キス 2001.3.19 何度も繰返される出来事に 少し嫌気がさしているんだ 行ったり来たりのテンションに 飽き飽きしているんだ そろそろね 本物を手に入れようよ イミテーションの輝きの中で 遊ぶのにも疲れたでしょう? 抱きしめて 言葉じゃなく 私に真実を見せて ぬくもりの中に あなたの意志をしのばせてキスをして 価値観 2001.3.19 美しい人になりたいと願い 優しい人になりたいと願い でも それが どれだけの意味を持ち どれだけの幸福と繋がっているのかも わからない 金持ちになりたいと願い 虚栄心を満たしたいと願い でも それが どれほどの価値があり どれほどの幸福に繋がっているのかも わからない 喉から手が出るほど欲しいものなんて もう ないんだ だから 私たちは羊のように迷ってしまう 何が一番大切なのか 何が一番必要なのか わからないまま・・ エネルギー 2001.3.19 曖昧な感じが好きなの? 大胆に見せかけて 臆病な二人 身軽に見えて 内気な二人 情熱は何処へ行ったの? 若さに甘んじて 年寄りな二人 恋をするとね 本当は 地球の何処かからエネルギーの粒が 降って来るんだよ 居場所 2001.3.19 この部屋も 私も 小さいけれど小奇麗で それなりに居心地もよくて それなのに この部屋に帰って来るのは 私だけ 私に帰って来るのは 私だけ 小さいから きっと・・ もう誰も入らないんだね 永遠 2001.3.18 冷たい手足を隠して 君には笑顔を見せたい 憂鬱な後姿を隠して 君とは正面から向き合いたい それぞれが持っている悲しみを 持ち寄るのではなくて 跳ね返すくらいに 強くなりたい そして そして いつか 心の隅にある孤独と さよならしよう 永遠に「こんにちは!」を言おう 遠い祈り 2001.3.18 私はここで あなたはそこで 全く別の生き方をしているのに 同じことを思っているような気がする 私はここで あなたはそこで 全く別の人生を歩き始めているのに 同じように祈っているような気がする 私はあなたの幸せを あなたは私の幸せを 二人で叶えられなかった夢が いつかどこかで叶いますように・・ 鋭敏 2001.3.18 感じたいんだ どんなことでも それがたとえ痛いことでも それがたとえ惨いことでも 受け止めることが出来なくても 全部 知りたいんだ 目を背けずに ここから逃げずに たとえ 壊れることになっても 不感症 2001.3.18 愛を求めてるのは みんな同じだよ 手に入らないのも みんな同じ それはなぜか知ってる? もう 手に入っているのに 気付くことが出来ないくらいに 私たちの心はね 腐ってしまっているからだよ どうする? 一回 死んで やりなおしますか! それなりの今 2001.3.18 このままでいいのだろうか? そんな不安なんてくだらないわ このままがいいから 生きているんだもの もっと よくなるとわかってて 頑張っているんだもの 切ないからね・・ 今と自分と現実に それなりの自信を持とうよ 幸せじゃなかったら 生きてる意味なんてないでしょう? 我侭な恋 2001.3.18 寂しいからつい・・みたいな そんなシチュエーションには飽き飽きだから 一人でもね 可笑しな甘え方は抜きで きちんとした恋をしたいね 好きだからつい・・みたいな 我侭な恋をしたいね ご褒美 2001.3.18 赤ワインを飲みながら 夜が過ぎて行く 一人ぼっちの でも最高に穏やかな そんなひと時 自分にご褒美をあげてるの まあまあ 頑張ってるからね 甘やかしてあげるの 大好きな私を 少し大きくなったよね うん 大丈夫! この調子で頑張りましょうね 大丈夫? 2001.3.18 大丈夫? きっと 寂しいよね きっと 心細いよね 何もしてあげられないけど 何でもしてあげたいって思ってること 思い出してね 私がいないようでいること 思い出してね 心地いい場所 2001.3.18 膝の上に座らせてよ 居心地がいいんだもの ちょっと 重いかもしれないけど 我慢してくれるでしょう? そのかわりに 私から とっておきにチュ!を プレゼントしてあげるから 青い魚 2001.3.16 軽すぎて 宙に浮いてしまうから 何処かにこの体を縛り付けておかなくちゃ ベッドの脚とか ベランダの手すりとか あなたのお腹とか 風船みたいにね 夢に誘われてしまうんだ 雲みたいにね 風に遊ばれてしまうんだ 今 青い空を 美味しそうな魚がジャンプした ちょっと 行って見てくるね 恋人達 2001.3.16 出会いというのは不思議なもので 予言なくやってきて 乱暴に日常を脅かします 別れというのは不思議なもので 音をたててやってきて 曖昧に足跡を残して去ります 女は男が好きで 男は女が好きなのに 恋はいつも 思うようには行かないもの・・ 笑顔が上手く交差したとき 伸ばした手がちゃんと受け止められたとき 恋人同士は生まれたばかりのような 明るい眼差しで未来を見つめます どうか どうか 世界中の恋人達が 自分と相手を見失わずに 手を繋いで歩いて行けますように・・ 雲の上で 2001.3.16 雲の上でお昼寝していたら 一羽の鳥がやって来て 聴いたことのない歌を歌いました 聴いたことがないので いい歌なのかそうでもないのかわかりません でも そのメロディーが心からずっと離れません 風が 木漏れ日が 心から離れません きっと 初恋だったのでしょう 恋年齢 2001.3.16 純朴で綺麗な瞳の男の子を見て ドキッとしてしまうほど もう 私はおばさん 強く繊細な腕で抱き寄せられて ドキッとしてしまうほど まだ 私は子供 あなたには弱いんだな 幾つになっても 好きだから・・ 2001.3.16 ごめんね 我侭で それに 自分勝手で その上 甘えん坊で 君には迷惑をかけてばかりだね ごめんね 気まぐれで それに 自由奔放で その上 寂しがり屋で 君を困らせてばかりだね でも それは 君のことが好きだから・・だよ 北風さん 春風さん 2001.3.13 春風さん 優しいね おっとりとして 柔らかくて 北風さん 冷たいね きりっとして クールだね 北風さんが昨日吹いて 春風さんが今日吹いた 明日は どちらの出番でしょう? どっちも好きよ どんな風も好きよ 髪を撫でてくれる 頬に口づけしてくれる どんな風の匂いも 冷たさも 優しさも 大好きよ 一人暮らし 2001.3.13 頭が痛くても お腹が痛くても 心が痛くても 隣りに誰もいないの 電話も出来なくて 声も聞けないの 足が動かなくて 手が動かなくて 心臓が止まっても 誰にも気付かれないの 何日たっても 死体が発見されないの それって ちょっと悲しすぎない? 一人暮らしなんてするもんじゃないわ! 小動物の一日 2001.3.13 寂しくて死にそう そう思っても私は生きている ウサギだったら 死んでいるだろうに・・ 意外としぶといな そしてタフだな 虚無感も飢餓感も一瞬 だから すぐに忘れて笑顔に戻れる 幸せも同じ だから すぐに忘れて寂しさに襲われる 繰返される 太陽と月の一日 繰返される 自由と孤独の戦い 止まることがないのだから 仕方のないこと・・ 私は泣く そして笑う お金は地球を救う? 2001.3.13 1000億ドルのお金で 何百万人もの子供達の命が救われる 誰かの命をかけた愛は たった一人の命も救えない それが現実だけれど それが真実かどうかは 誰にもわからない 奈落の底に・・ 2001.3.13 媚薬を隠し入れたワインを 一思いに飲み干して 自由な手でナイフを握り 一思いに突き落として まだ知らない奈落の底を見てみたいの そこには 何があるのかしら? 暗闇に光る魔物が蠢いているはず 自由な手で首を掴み 一思いに力を込めて 奈落の底へ行ってみたいの 甘い言葉 2001.3.13 ずっと側にいようね という言葉の頼りなさを 充分すぎるほど知っていながら ずっと側にいようね と囁き合う二人 恋なんて 少しの遊び心と ほんの少しの真剣さがあれば 十分かもね 沈黙 2001.3.13 沈黙の間に 何を考えているのかしら? 私はあなたのことを あなたは私のことを 考えているのだとしたら ちょっと 素敵だね 静寂の隙間で天使が昼寝してる そして 恋が少し育つよ チョコレート 2001.3.13 甘すぎる砂糖菓子みたい 空気も 言葉も 唇も もう 溶けていい? ハートの型に流し込んで 少し冷まして 固まった頃にね・・ もう一度 舌の上で転がして Funny 2001.3.13 常識がないけれど ファンタジーはある そんな女の子 あなたはお嫌い? 聖域 2001.3.8 向かい風を追い風にして 先を急ごうか こんなところで右往左往している暇はない もう 日は暮れ始めている 空は低く大地を圧迫している 未練を強さに変えて 先を急ごうか こんなところで試行錯誤している暇はない もう 答えは見つかっている あとはそれを認めれば終わりさ さあ 行こうか 約束の地へ辿り着こう 安息の地へ眠りに行こう キスを一つ 2001.3.8 つまらない そう言ってため息が一つ 疲れた そう言ってため息が一つ 無理はよくないよ 弱虫の君に とびっきりのキスを一つ 素顔 2001.3.8 素顔を見せないクールな君 そう思い込んでいたけれど それが君の素顔だったんだね 霧の切れ間に 2001.3.8 モヤモヤとした霧の切れ間に 光が射し込む ぱっくりと割れた大地と 潔のいい空が 姿をみせる 前へ前へと進もう 後ろを振り返らずに 絶壁に佇んで全てを見渡そう 飛び降りるかどうか迷いながら 海の底で待っている 友達に手を振って 行き止り 2001.3.8 中途半端な自分に鞭を打ちたい 所詮 甘ったれの幻想ね 中途半端な過去を清算したい 所詮 弱い者の言い訳ね 今より前へ 一歩でも進まなくちゃ・・ そんなこと ずっと前からわかってた 何処か遠くへ 2001.3.2 何処かへ行きたいね 遠い遠い場所へ 森の中射し込む光に 目を細めて 草と木の匂いを 深く吸込んで 湖に素足を浸して 波紋に触れて 両手を広げ 高く天に近づけて 天使が降りて来るのを いつまでだって待っていたい 迷い 2001.3.2 一日に何百もの決断を無意識に繰返して 今ここでこうしています 行動が結果を呼び 今と未来の輪郭が形成されて行きます どんな小さなことで迷ったとしても 少しも可笑しくないんだなと 思いました 四角い空 2001.3.2 360°だった空が そのうち180°になって 今ではビルとビルに挟まれて四角いよ 手を伸ばして星を掴もうとする仕草 変わらないけど・・ なくしてしまったもの あるのかな? 地球上で一番高いビルの上からなら 空が今より近いのかな? 真昼の月 2001.3.2 17才の頃見た空と 今日見た空とでは きっと 違うのだろうな 同じようで全然違うのだろうな 午後4時 水色の空に白い三日月 春のドロップ 2001.3.2 気の早い妖精が今朝 窓から入ってきて 「春ですよ!」と微笑んだ 思い込みのはげしい私は スキップして庭へ出た 雨が降っていた とても寒かった あの妖精は嘘つきなのか それとも 本当に春なのか クシャミを一つしながら 彼女の行方を追ったけれど 跡形もなく消えていた 空から光るドロップが落ちて来る 休息の場所 2001.3.2 今まで走り続けてきた人に 「休めば?」と、言ったところで 無駄に決まってる もう 走ることでしか生きている実感を 得られなくなっているのだから 後ろから何かが迫ってくる幻想に とりつかれているのだから もし あなたが本当に疲れ果てたとき 肩を貸してあげる 未来を見れば 呑気な顔で 紅茶を飲んでいる私がいるはず 編物でもしながら待っていてあげる カランコロン 2001.3.2 女の子は素敵な男の子がいれば幸せで 男の子は惚れた女の子のために命をかける 小説の読みすぎだった子供頃の私は 真剣にそう信じていたっけ・・ 今は21世紀 現実はあまりにもサバサバで みんなの心はカランコロンと 音を立てているよ パターン 2001.3.2 ついね 電話を待ってしまうんだ もう 癖になっているのかしら? 声が聞きたくて 声を聞けば会いたくて 会えばもう離れたくない いつものパターン 欲張りだってわかってるよ でも 恋なんて得てしてそんなものでしょう? 願い事 2001.3.2 願い事は何ですか? もし アラジンがいたなら 3つのどんな願い事をしますか? アラジンも 魔法のランプも まだ 現れなくていいよ 本当に 本当に 欲しいものが何なのか もうしばらく 考え中・・ Top of Page |
はじめまして 音 詩&写真 Utatane日記 ひとりごと 詩 散文 童話 リンク BBS |