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![]() 満月 2002.1,31 月はあんなに綺麗なのに どうして 私は醜いのかしら 月はあんなに丸いのに どうして 私は四角いのかしら 空はあんなに澄んでいるのに どうして 私は霞んでいるのかしら 空はあんなに大きいのに どうして 私はちっぽけなのかしら どうして 私はいつも こんなんなのかしら 今日は満月なのに・・ お月様 2002.1,31 お月様が笑った 泣き虫女の子を笑った お月様が怒った 弱虫女の子を怒った お月様は見てた 迷子の女の子を見てた お月様が光った 夜道で女の子が転ばぬように お月様が泣いた 笑った女の子を見て泣いた ふ〜ん 2002.1,31 泣いてるの? ふ〜ん、可愛らしいね もう 笑ってるの? ふ〜ん、相変わらずだね 今更 君に何をされても驚かないよ 君はそういう子だもの げんなり 2002.1,31 若くて可愛いだけの女を見ると 嫌気がさす 自惚れやで生意気な女を見ると 吐き気がする 昔の自分を思い出してげんなりする 美しい女 2002.1,30 美しくて魅力的な女は 誰よりも自分を愛しているものよ 美しくて魅力的なものを 愛さない女なんていないもの 美しくて魅力的な女は 誰よりも自分に忠実なものよ 美しくて魅力的なものに 惹かれない女なんていないもの 美しくて魅力的な女は 誰よりも自分に翻弄されるものよ 美しくて魅力的なものに 振り回されない女なんていないもの 欲張りな女 2002.1,30 あんたは欲張りな女なの? だったら 欲しいもの一つ 手に入れてご覧なさいよ あれもこれも欲しがるのは 欲張りな女じゃなくて バカな女 あんたは強欲な女なの? だったら 一本のバラのために 命をかけてご覧なさいよ あれもこれも欲しがるのは 強欲な女じゃなくて チープな女 何もかもを失う前に 何か一つ選んでごらんよ 女の役目 2002.1,30 産みましょう あなたの子を お腹を痛め 涙を堪え 育てましょう あなたの子を 笑顔を絶やさず 幸福を願い 殺しましょう あなたを 永遠を誓い 愛を弔い 新しい命の餌にしましょう 男を産み育て殺すのが 女の役目 上手 2002.1,30 抱いたつもりでいたのでしょうが 抱かれていたのよ 守ってきたつもりでいたのでしょうが 守られていたのよ いつだって女は 男より少し上手(うわて) 更新 2002.1,30 アパートに越して来てもう2年 更新しようか 他を探そうか 迷っているの あなたと出会ってもう1年 更新しようか 他を探そうか 迷ってるいるの どう思います? まるごと 2002.1,30 まるごとのあなたが欲しいの 声だけとか体だけとか気持ちだけじゃなくて 上から下まで 中から外まで ぜんぶ ぜんぶ 欲しいの まるごとのあなたが好きなの 皮だけとか実だけとか種だけじゃなくて 甘いのも苦いのも 固いのも柔らかいのも ぜんぶ ぜんぶ 好きなの 信じる 2002.1.29 信じるってなあに? 電話が留守電でも浮気してないとか 前の恋人と仲良くてもただの友達とか そういう 身も蓋もないことを 何の根拠もなく決め付けること? 信じるってなあに? 犬が喋るのを聞いたとか 宇宙人が信号を送ってくるとか そういう 恥も外聞も無いことを 何の証拠もなく受け入れること? 信じるってなあに? この世の終りには君と一緒に この世の始まりには君と一緒に そういう 夢うつつの戯言を 何の疑いもなく誓い合うこと? 信じるってなあに? 信じたいって思うこと 恋歌 2002.1.29 今すぐに抱きしめてしまえば それで上手く行くのに 好きと囁いてキスをすれば それでどうにかなるのに もう 誤魔化したくないほど 愛してしまった もう 曖昧ではいれないほど 未来が欲しかった 唇を重ねれば 愛しくて 体に触れれば 麗しくて この世の何もかもが 吸込まれてしまうと 知っているから 今 君を手に眠れない代わりに もう一度 君の夢を見て歌うよ 君が僕のものになるのなら その全てを 奪い去ってあげよう 答え 2002.1.29 疑えば限がないから 君を信じるよ 問題なのは 君を信じられない事ではなくて 自分を信じられない事 君を幸せに出来るかどうか 僕にはわからないんだ チョイス 2002.1.29 何かを選ぶことで 何かを失うだろう でも それは 何かを選ばないことで 何かを失うよりは良いだろう あなたを選ばないことで あなたを失うよりは まだ ましだろう カラス 2002.1.29 逞しいカラスになりたいわ 嫌われても 嫌われても 餌を食べにやって来る 獰猛で図々しいカラスになりたいわ ハンガーを盗んでは巣を作り ゴミを荒らしては身を肥やし 怪盗ルパンのようなカラスになりたいわ 勇敢なカラスになりたいわ 嫌われても 嫌われても 欲しいものは手に入れる 傲慢で煩わしいカラスになりたいわ 黒いマントで風を切り 青い目で睨んでは飛び去る 逃げ足の早いカラスになりたいわ 絶滅 2002.1.29 動物たちの逆襲が始まった 人間は皆 共犯者 今更 知らぬ顔をしても助からない 狂牛病 オウム病 増え続ける新種のウィルス 動物たちの復讐だ 人間は そろそろ 絶滅だ 地球が守られて行くために 生命が守られて行くために 守りたい 2002.1.29 あなたが大変な時だから 少しでも側にいてあげたい 大丈夫よ、頑張ってね と、優しい言葉をかけてあげたい 髪を撫でて 良い子ね と、おでこにキスをしてあげたい あなたが大変な時だから 私はいつもより強くなるわ せめて 笑顔で力付けてあげたいから 勇気で守り通してみせるから 悪循環 2002.1.29 どうして私はいつも あなたを傷つけてしまうのだろう 好きと言えばよかったのに 一緒にいたいと言えばよかったのに ごめんなさい 私は あなたを傷つけてばかりいて そのことで 自分を嫌いになってばかりいて このままでは 何もかも ダメになってしまいそう 花占い 2002.1.26 好き 嫌い 愛してる 愛してない 私の胸に咲く花は 無限に花びらが付いていて いつまでたっても散らない 好き 嫌い 愛してる 愛してない 花びらを千切ってはみるけれど・・ 叶わない恋 2002.1.26 叶わない恋をしている でも 叶う恋なんて したことがあっただろうか? 現に今一人なのに・・ 運命のせいなのか 私のせいなのか わからないけれど 恋愛募集中 2002.1.26 恋人が欲しいわ 毎週末を一緒に過ごす 可愛くて優しくてお金持ちの 恋人が・・ 美味しいイタリアンをシェアーし合って 将来の夢をシェアーし合って 体も心も半分ずつ 幸せも不幸も半分ずつ そんな恋人が必要なの 恋人が欲しいわ 今も未来も一緒に過ごす 誠実で純粋で頑張り屋の 恋人が・・ わびしい 2002.1.26 わびしいってこういう気持ち 例えば 金曜日の夜に一人だとか 思い出の曲を一人で聴くとか 寒い夜に自分の体温を探すとか ディナーとは言い難い食事を一人でするとか スイートとは言い難い部屋で一人で過ごすとか ハッピーとは言い難い一人の生活に覚悟を決めるとか わびしいってこういうこと まさに 今の私のことね 体内時計 2002.1.26 体内時計的にいうと もう 残された時間はないの 子供だって産みたいし いずれ 皺も増えるし 体内時計的にいうと もう タイムリミットなの 結婚だってしたいし いずれ 孤独も増えるし 生きているうちに 出来ることをしたいのよ 今すぐに 私を抱いて 保守 2002.1.26 私には守るべきものが何もない 男も仕事も社会も 私がいなくても何とかなるだろう 私には守るべきものがない この体を引き止める足枷も この心を抱きしめる手錠も 何もない 私はそういう人生を生きている 私が守るべきものは いつだって 私だけ 賞味期限 2002.1.26 何?食べて欲しいの? 残念だけど 無理だわ 賞味期限は昨日までなの 他をあたってみて 上手に騙せたら叶うかもよ 余程 バカな女なら 時と場合 2002.1.25 愛があればどうにかなることがある お金があればどうにかなることがある どちらも持っているけれど どうにもならないこともある 愛があってもどうにもならなことがある お金があってもどうにもならないことがある どちらも持っていないけど どうにかなることもある 飽きた 2002.1.25 待つのも 追うのも 飽きた 諦めるのも 信じるのも 疲れた 飽きて 疲れることに 断然 飽きた さてはて どうする? 介抱 2002.1.25 あなたが元気がなくて もの凄く心配していたの 心配し過ぎて私まで 今度は落ち込んできちゃったの 私の必死の介抱で あなたが元気になってよかった 私なら大丈夫よ あなたのいいかげんな介抱で 少し 元気になったから 生きているうちに 2002.1.25 死んでから楽をしてどうするの? 生きているうちに贅沢をしてなんぼでしょ? 死んでから結ばれてどうするの? 生きているうちに愛し合ってなんぼでしょ? ちょっとは急ごうよ 空回りは止めて 今 この時 そして 少し未来 私達 幸せになる権利があるのよ 慎重派 2002.1.25 飽きたね 飛び降りてみる? そんな気 更々ないよ 清水の舞台からは梯子をかけて 一歩一歩降りて行くの 疲れたね 死んでみる? そんな気 毛頭ないよ 石橋を叩いて渡るタイプなの 痛かったら嫌だもの 現実非現実 2002.1.25 黄泉の国が見たい? 別に興味ないわ 未知なるものはこの世の中で 充分 間に合ってる 現実が一番 非現実的 証拠 2002.1.25 一人でも生きて行ける気がした 別に楽しいし 毎日は平穏だし でも それは あの人が何処かで頑張っていて あの人が何処かで笑っていて あの人が今でも私を愛していてくれるから 一人でも生きて行けると思うのは 一人じゃない証拠 私にはあなたがいる トランプ 2002.1.25 トランプをしましょう 7並べ ババ抜き 51 ブタの尻尾 トランプをしましょう みんなで集まって 気付いたときには 時も忘れて 真剣勝負に 言葉も忘れて トランプをしましょう ダウト 大貧民 神経衰弱 ブラックジャック ジョーカーを手にしても はにかんではダメよ 切り札は上手に隠さないと! 誤差 2002.1.21 掴んだと思ったら 掴めていなかった 数センチずれていた 掴んだと思ったら 倒しただけだった 数センチ遠かった テープルの下でコナゴナに砕けたガラスが 液体の中で光ってる 私とあなたで温めた紅茶の中で 弱虫 2002.1.21 さむい さむい さむい 首をすぼめて 背中を丸めて 歩いていたら 団子虫になっちゃった さむい さむい さむい 地べたを蹴って 空を睨んで 歩いていたら 泣き虫になっちゃった 北風が強くって 雨は痛くって 負けちゃった 雨 2002.1.21 水しぶきをあげて走り去る車 街を浸す雨 足跡を消して 溜息を凍らせ 降り続く 今 何処にいるの? 早く 帰っておいで 外はこんなにも冷たいのだから 荒れ狂う風に飛ばされてしまう前に 水しぶきを横目に通り過ぎる人 街を覆う雨 髪を濡らし 涙を遠ざけ 降り続く 今 何してるの? 早く 帰っておいで 外はこんなにも虚しいのだから 沈み込む空に押しつぶされてしまう前に 私のもとへ 帰っておいで 私の子 2002.1.21 泣かないの! そんなに弱い子に育てた覚えはありません 急がないの! そんなにせっかちな子に育てた覚えはありません わめかないの! そんなに我侭な子に育てた覚えはありません あなたは 誰よりも優しい 誰よりも可愛い 誰よりも愛しい 私の子 手紙 2002.1.20 届いたのね 通じたのね 私のちっちゃな愛 風が包んで運んでくれた 遠い あなたのところまで 寂しい あなたのところまで 届いてるよ 通じてるよ 君の大きな愛 光が抱きしめて運んでくれた 遠い 私のところまで 寂しい 私のところまで 結ぶ 2002.1.20 結んだの あなたと私の こころ ほどいたの あなたと私の こころ でもね 離れたがらないの くっ付きたがるの だから もう一度結ぶの つよく かたく 結ぶの あなたと私の こころ 24・7 2002.1.20 最後に帰る場所は私の所 そう言ったの? 最後はもちろんだけど 最初にも来てくれないと! いっそのこと 1日24時間 1週間に7日 一緒にいてもいいくらいよ 小さな脳 2002.1.20 1つ覚えて1つ忘れちゃった あら、それじゃあダメじゃないか 1つ忘れたら1つ覚えられた あら、それじゃあ仕方がないけど 随分と小さな脳ね 最後に残るのは何かしら? 水 2002.1.20 お水を一杯下さい 私の渇ききった喉を 潤す分だけの 光を一杯下さい 私の暗く沈む胸を 照らす分だけの 愛を一杯下さい 私の荒みきった心を 癒す分だけの もし 無理ならば せめて お水を一杯下さい 毒を忍ばせて 飲ませて下さい せめて あなたの水で死ぬことが出来るように 名前 2002.1.19 絵の中の空もこの街の空も 違う色をした同じ空 空という名前の同じ空 野原に咲く花も胸元の花も 違う場所で咲く同じ花 花という名前の同じ花 瞳の中の星も夜空の星も 違う輝きの同じ星 星という名前の同じ星 あなたの愛もわたしの愛も 愛という名前の同じ愛 サリー 2002.1.19 薄情な私でも祈るように 今 一つのことを 心に誓おうと思います それは とても秘めやかな情熱と 儚い夢で編んだ 一枚のサリーのようなもの 臆病な私でも腕を伸ばし 今 一つの恋を 裸体に纏おうと思います それは とてもなめらかな吐息と 果てしない夢で編んだ 一枚のサリーのようなもの 忘れないで 2002.1.19 私には取り柄なんてないけれど 私に出来ることなんて少ないけれど 私があなたを愛していることを どうか 忘れないで 私はへなちょこりんだけど 私に誓える言葉なんて少ないけれど 私があなたを愛していることを どうか 忘れないで どんな時も どんな風でも 私があなたを愛していることを どうか 忘れないで 何してるの? 2002.1.19 何してるの? 寝てる 何してるの? 食べてる 何してるの? 歩いてる 何度も何度も繰り返し交わした言葉 何してるの? 泣いてる 何してるの? 笑ってる 何してるの? 愛してる 何してるの? 「・・・」 沈黙だけは勘弁して! 末期症状 2002.1.19 気が付いた時には手遅れだった って・・ 末期のガン患者じゃないんだから 手の施しようがない って・・ 死の淵を泳いでいるわけじゃないんだから まだ、間に合うでしょう? まだ、頑張れるでしょう? 肝心なのは 心に 何かが残されているかどうか カウントダウン 2002.1.19 カウントダウンが始まった あなたとわたしの 人生は長いのに 時間はいくらでもあるのに もう カウントダウンが始まった あなたとわたしの 運命 2002.1.19 誰かと誰かが出会うことで生まれる 運命の悪戯に 翻弄され弄ばれながら 一つの笑顔を追いかけて来た あなたとわたしが出会うことで生まれた 運命の奇跡に 恐れ導かれながら 一つの真実を追いかけて来た これから何が起ころうと もう 覚悟は出来ている 理由 2002.1.19 あなたが他のことを考えているとき 私はあなたのことを考えている あなたが私を求めているとき 私は他のことを考えている 私達が上手く行かない理由が わかったような気がした 救助 2002.1.19 人は人を助けられない そんな 当たり前のことに 今 気が付いた どうして? なんで? 私はあなたを愛しているのに あなたを助けられない どうして? なんで? 納得がいかなくて 胸を掻き毟ってみるけど やっぱり 私はあなたを助けられない 自業自得 2002.1.19 あなたが不幸なのは きっと あなたのせい 私が不幸なのは きっと 私のせい 私達が不幸なのは 私達のせい 他の誰のせいでもなく 他の何かのせいでもなく 私達のせい 奇跡 2002.1.16 ふたり まどろみながら聴いた音楽が 胸の中 メロディーを奏で続ける ふたり 手を繋いで見上げた空が 心の中 何処までも広がって行く ふたり 見つめ合い生まれた光が 瞳の中 永遠を夢見て虹色に輝く 心の中の心 2002.1.16 心は受け継がれて行く 願いは引き継がれて行く 私を愛したあの人が 私に残してくれたもの 私を愛したあの人が 私に教えてくれたこと あの人は側にいなくても あの人の心は私の中で 語り抱きしめ導いてくれる それが嬉しくて それが幸せで しっかりと ひたむきに 歩いて行ける 強さ 2002.1.16 「あなたがいないと生きて行けない」 なんて、極端で短絡的な台詞 本当は知っているでしょう? 一人でも生きて行けることを 誰かを失っても生き続けて行くことを そのことが薄情で悲しくて そう呟いてしまうのね あなたがいなくても生きて行けることが 残酷で寂しくて そう呟いてしまうのね 想い 2002.1.16 私は一度好きになった人を 嫌いになることが出来ません ずっと ずっと 好きなまま 胸の中にしまっておきます 私は道に迷った恋を 追いかけることが出来ません ずっと ずっと 好きなまま 未来の片隅にしまっておきます しもべ 2002.1.16 信号を送りましょう 命令を下しましょう 私の心は私が支配し 私の体は心の奴隷 細胞に血管に 信号を送りましょう 決断し覚悟を決め 命令を下しましょう 私の心はじゃじゃ馬で 私の体は暴れん坊で それでも 私に付いてくるしかない 可哀想で 気の毒な しもべ 理性的 2002.1.16 本能のまま生きるのは得意だけれど 理性的になるのは苦手だった でも 今は とても冷静にとても客観的に 今を見つめる事が出来るわ そんな自分を好きには なれそうにないけれど・・ way 2002.1.15 人はみんな寂しさを隠しもって生きている 孤独を抱きしめて眠りにつく 目が覚めて差し込む光に ほんの少しの希望をいただいて また 歩き出す 続いて行く 日常と 途切れがちな 夢を 行ったり来たりしながら 鏡 2002.1.15 鏡よ 鏡 あなたは何も映しはしない あなたは何も知りはしない 悲しみが見えるかい? 痛みが見えるかい? 見開いた目はガラス玉のよう 青白い肌は石膏のよう 私の知らない鏡の住人 氷のように冷たい女 鏡よ 鏡 あなたは何も映しはしない あなたは何も出来はしない 内側で引き裂かれた傷口から 流れ出す涙を拭えない 失われた恋 2002.1.15 もう恋なんてこりごりだ 手に入れて失うのもこりごりだ 終わると知っていて始めるなんてバカらしい 苦しみはゴメンだし 涙なんていらない もう繰り返しはこりごりだ 二人から一人なんてこりごりだ くれたものを取り上げるなんて残酷だ 後悔はゴメンだし 思い出なんていらない もう 恋なんてこりごりだ レッド 2002.1.15 イエローカードじゃなくて もうレッドなんだ? 場外退場ですか・・ トホホ ベンチで見物でもするか 近距離 2002.1.15 「遠くから見守っているよ」 男が良く言う台詞 見守って欲しくなんかない 10センチの距離で見つめて 長い腕を絡ませて 接近戦で勝負したい 遠くからじゃなくて近くから 羽交い絞めにして欲しい 悪あがき 2002.1.15 悪あがきをしてみた 取り戻したかったから だだをこねて泣いてみた 聞き分けのない子のように もう やめよう 去って行くものは 追っても去って行くし やって来るものは 待っていなくても来るし 実体 2002.1.15 不純粋な女の子の書く詩が純粋だったり 淫乱な女の子の振る舞いが淑女だったり 世の中は一筋縄ではいかないものさ 見た目通りとは限らないのさ 誠実な男の子のキスが猥褻だったり 軽薄な男の子が照れ屋だったり 人間は一筋縄ではいかないものさ 見た目通りとは限らないのさ あなたの実体に気付いて 右往左往してる最中 自責 2002.1.15 自分が愛している人に全てを委ね 信じ 待ち 許す ことが出来ない私は 一人で死ぬ姿をなんとなく想像してる 自責の念にかられているのか 泥水 2002.1.15 湖に沈むこの葉のように ぬるま湯でふやけた果実のように 私は腐ってしまったの あなたは私をいつも暖めてくれていたのに あなたは私をいつも抱きしめてくれていたのに その意味を その意図を 少しも汲み取れなかった私は 溺れ死んでしまったの 強がり 2002.1.15 油断したら泣いてしまうから 背筋を伸ばしていよう 悲しみが降ってくるから 痛みが押し寄せては引くから 無理をしてでも笑っていることが 私に出来る唯一の強がりだから 欲しい 2002.1.12 私がいらないなら そう言って欲しい 私が欲しいなら そう言って欲しい 欲しい 欲しい 欲しい と 3回唱えれば 天使のように現れるから 魔女のように連れさらうから バーイ 2002.1.12 バーイ で終れるほど さっぱりも出来ないけれど ハーイ と追いかけるほど しぶとくも出来ないわ 次の恋を探すほどの 元気はないけれど 今の恋にしがみつくほどの 度胸もないわ バーイ で終るような 恋じゃないけれど ハーイ で始まるほど 簡単でもないけれど 日常 2002.1.12 恋愛が日常になった時 恋は冷めているかもしれないけれど 愛は育まれているような気がします 私はあなたにとって 花に必要な水のような 葉に必要な光のような 存在になりたかったの あなたの日常になれる日を 心の何処かで待っていたのよ 失敗したみたい あなたにとって私 通り過ぎる風くらいに 頼りないものだったのね 栄養 2002.1.12 お金がなければないなりに 生きて行けるから 私がいなくてもいないなりに 生きて行けると あなたが言った 私はあなたにとって 生活ではなく趣味で 日用品ではなく道楽だったの? たまに楽しむワインやチーズと 変わらない存在だったの? 私にとって あなたは・・ 歯磨きやお風呂くらい なくてはならない存在で 水や炭水化物くらい 当たり前に必要な存在なのに あなたの栄養になれないまま 私は終ってしまうのかしら? 思い通りの恋 2002.1.12 もちろん 大好きだったけど あなたの思う通りの女の子に なれないまま どうにも出来ずに この恋は 終ってしまうのかしら? 私は私の思う通りの女の子に なれないまま 死んでしまうのかしら? 大好きだったから 本当は とても 思い通りの恋をしたかったのだけれど・・ 私たちの未来 2002.1.12 私たちの未来のために どうするのが一番いいのか 考えていたの あなたが幸せになるために 私が幸せになるために 私たちの関係が どうなるのが一番いいのか 考えていたの 私たちの未来のために どうするのが一番いいのか わかるなら どうか 教えて 愛の形 2002.1.12 形の問題じゃなくて 中身の問題なの 丸を四角にしても 三角を丸にしても 中身が変わらなきゃ意味ないの 私達・・ 形の問題じゃなくて 中身の問題なの 不器用 2002.1.12 本を読みながらテレビを見れない私が 音楽を聴きながら日記を書けない私が あなたを愛しながらあの人と付き合うなんて 出来るわけながない 空を見上げながら上手に歩けない私が 自転車に乗りながら歌を歌えない私が あなたを大切にしながらあの人に恋するなんて 出来るはずがない 不器用ならそれなりの生き方をすればいい 演出家 2002.1.12 バカっぽくしてみるのもいいけど 本当にバカになったらダメね 軽そうに振舞うのもいいけど ただの軽い奴になったらダメね 演技も演出も人生の醍醐味 けれど 自分自身を見きわめられなくなったらお終いね あなたの声は あなただけが あなたの顔は あなただけが 持っているのだから あなたの真実は あなただけが 知っているのだから 自分史 2002.1.12 人はみんな自分の物語を生きている 小説のような 映画のような 秘められたドラマを語り継ぐ 私の物語をもし語るなら 一行の詩になるだろう アンニュイでシンプルな 一節の詩になるだろう 女の子 2002.1.11 白くて丸い卵みたいな 女の子になりたいな 風に香る花みたいな 女の子になりたいな 淡く柔い雪みたいな 女の子になりたいな あなたに積もる雪みたいな 女の子になりたいな ファーストキス 2002.1.11 臆病な亀さん ちょこっと甲羅から顔を出す 恋する人の顔が見たくて 臆病な亀さん 唇を奪われる ちょこっと甲羅から顔を出した隙に・・ 臆病な亀さん 頬をピンクに染めて 嬉しそう ピュア 2002.1.11 純粋に生きたいと 純粋になりたいと 思いながら生きています 白く 白く なりたいと 軽く 軽く なりたいと 思いながら生きています それは 私が純粋でないことの裏返しでしょうか 背信 2002.1.11 苦しい このままでは 辛い あなたを欺いていることで 私自身が傷ついている 苦しい このままでは 堪らない あなたに背いていることで 私自身を裏切っている 意気地のない私は目を閉じる どうすることも出来なくて 根気のない私は目を開ける 何も変わらないと知っていて ドラキュラ 2001.1.9 噛み付いたあと 舐めないでよ 痛いじゃないの あなたの唇は好きだけど 牙は痛いの 虐めたあと 甘えないでよ 気まぐれじゃないの あなたの愛撫は好きだけど 目が恐いの 首筋に喰らいつき私を食べるの? 逃げおくれたわ あなたに捕まっちゃった いいの? 2001.1.9 いいの? それでいいの? 二人で生きることが当たり前になって いいの? いいの? これでいいの? 一人で生きることが恐くなって いいの? あなたがいなくちゃダメな私・・ あなたには見せてあげない 強靭 2001.1.9 動かさない筋肉を久しぶりに動かすと 痛いの 揺れない心が久しぶりに揺れると 恐いの 鍛えてみようかしら この柔な心と体 きっとそれは 痛くても続けること 恐くても止めないこと このままじゃいつまでもこのまま 始めればいつかマッチョ 不思議 2001.1.9 オフィスの窓を見つめていると 井の中の蛙の気分 それでも光が入ってくるから不思議 空の見えない木漏れ日を見つめていると 金魚鉢の金魚の気分 それでもぬくもりを感じるから不思議 頬杖をついてうたたねすると 小枝で囀る小鳥の気分 そんな夢を見るから不思議 本当に欲しいもの 2001.1.9 私には欲しいものがいっぱいある 液晶テレビとか バイオのパソコンとか サイクロンの掃除機とか 広辞苑とか 家とか車とかプールとか マクラとかソファとかイグアナとか でも 何も手に入れていないということは 本当は大して欲しくないのかも と、ふと思った 本当に欲しいものならもうとっくに手に入れているはずだから どんなことをしてでも手に入れようとするだろうから 例えば あなたを手に入れたみたいに あなたの隣で 2001.1.9 あなたの隣で眠りながら あなたと眠る夢を見たの 目が覚めてあなたに好きと言ったの あなたは私にキスをしたの 夢かしら現実かしら あなたが私に好きと言ったの 一滴 2001.1.9 不幸があるから幸せを感じる 闇があるから光に気付く あなたがいなければ私は存在しない 光に一滴の闇をこぼして 価値 2001.1.9 小さくても 大きくても どっちでもいいの それは大した問題じゃない アリだって 象だってすごいの 地球だって地球儀だってすごいの 存在するものには価値があるの 自分で見つけられるかどうかなの 私の価値 あなたにわかる? 詩 2001.1.9 子孫はいらないけれど 詩を残したい 私が生きた証として 肉体はいらないけど 思想を残したい 私の生きる分身として 変わらない空 2001.1.9 大人になっても 子供のままでも 空は青くて大きいよ 大人になっても 子供のままでも ママは優しくて恐いよ 私が変わっても このままでも 私が生きていても 死んでも 愛は愛のままだよ 変わらない空が見えた モナリザ 2001.1.9 キレイなものが好きよ だから綺麗になりたいの キレイなことが好きよ だから綺麗に生きたいの キレイ キレイ キレイ 呪文をとなえて 私は女神になりたいの 私はモナリザになりたいの モナリザの微笑みは悪魔の化身 生理整頓 2001.1.9 今年の抱負は整理整頓 机の中 押し入れの中 頭の中 本棚 洋服棚 頭の棚 ちゃんと整理整頓しよう これはあっち それはこっち これはゴミ箱 それは宝石箱 ちゃんと綺麗に片付けよう 人も心も人生も 何事も整理整頓 二人もの 2002.1.7 私は一人ものだけれど ひとりものだってこと 忘れそうになるの だって あなたはいつも側にいてくれるし あなたはいつも抱きしめてくれるし 遠くにいても近くに感じるくらい 優しくて あったかいんだもの 二人ものだったらいいのにな あなたとわたし 本物の二人もの ふしだらな不埒な二人ものになりたい 会話 2002.1.7 さりげない会話の中で あなたの過去を少しずつ知って行く 知りすぎると危険かも 分かりすぎると恐いかも でも 知りたい わかりたい この気持ちを止められない もしかして 私 本気であなたのこと好きなのかもよ いいじゃないか 2002.1.7 いいじゃないか それで 何が悪いんだ いいじゃないか これで なにが良いんだ いいじゃないか ん? なにが? 珍しく珍しくもないことさ あなたとわたし 2002.1.4 今年もあなたとわたし 愛し愛されて たくさん 笑えればいいね 今年もあなたとわたし 飲んで食べて たくさん 楽しいといいね そして もし 叶うなら 少し 欲張るなら 未来に繋がるような 繋いで行けるような 宝物を見つけたいね とにかく あなたとわたし 二人で・・ 今年もどうぞよろしく 初夢 2002.1.4 龍が走っている 夢を見た 大空を駆け抜ける 大きな影のような龍を 野を越え山を越え 胸を躍らせて追いかける 目を覚まして考える 今年の干支は? 馬年だったような・・ 私は辰年だけど 名もない地 2002.1.4 誰も知らない遠くの地で 風音を聴いていた 寂しそうに震える葉の 思いに心をめぐらせて 誰も知らない名もない駅で 波音を聴いていた 近づいては遠のく波の 白さに心を静めて 私を知る人の誰もいない この地で もし朽ち果てるとしたら それはそれで みすぼらしくも甘美な 死に様だろう 切開 2002.1.4 胸を切り開いて 心臓を鷲掴みにして あなたのものにして もうどこにも迷わぬように 掴まえて そして 掌に鼓動を感じて ドクンドクンと振るえる愛を チクタクと迫る死の狭間で 氷柱 2002.1.4 凍りそうな風が頬を打ち付け 目は赤く充血し涙がにじむ それなのに・・ 瞬きも出来ずに見つめている 俯きもせずまるで化石のように 微動だにせず 全てを受け止める 覚悟を決めて 見つめている はりつめた朝 ピンとはった糸のような空気の中で 涙は流れることを忘れ 凍りつく 歩 2002.1.4 揺れるさざなみのように 風の歩幅のように 少しずつだけれど あなたに 近付いて行くような気がします 頼りなくとても不安で でも何処か夢見るような 温かな匂いがします 雲のささやきのように 月の歌声のように 儚く淡い祈りだけれど しっかりと あなたに 近付いて行くような気がします Top of Page |
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