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![]() 夜散歩 2002.7.30 不安な気持ちに首輪を付けて 夜道を散歩してみた 満月がキレイで 風が涼しくて もう それでよかった 機嫌をなおしてね 帰ったらご褒美をあげるから 不安な気持ちを抱き寄せて ベッドにごろんとなった 夢はキレイで 夜更けは涼しくて もう それでよかった 機嫌をなおしてね 明日はきっと いい日だよ 同じくらい孤独 2002.7.30 同じくらいの孤独 知っている人の 側がいい 一人で生きる 気ままさと冷たさ 持っている人がいい あの人は私に 何もかもが調度良い 窪んだ痣を撫でる肌が 冷たくて 気持ちが良かった 垣間見える情熱が 好きだった 寂しさ 2002.7.30 誰も私を知らないことが 寂しいんじゃない 知る術がないだろうと決め付ける 私が寂しい 思いやり 2002.7.30 あの人は優しくない そんな風に思う時 大抵 私の方が余程冷たい 人種差別 2002.7.30 愛されている人特有の 高慢な可愛らしさも 過剰な自己表現も 見ているだけで気持ちが悪い 恵まれている人特有の おっとりとした鈍さも 根拠のない余裕も 触れただけで気持ちが悪い 私が生きて来た場所と違う 場所で育った人がいて 同じ人間 でも違う人間 理解不能 2002.7.30 何処まで行っても あなたには私のことはわからない 私にもあなたのことはわからない で? それのどこがいけないの? 恩返し 2002.7.30 なるべくなら そんなにたくさんの人とじゃなく とても少人数の大切な人を大切に 生きて来たつもり だったのだけれど・・ 気付けばたくさんの人を巻き込んで 誰か一人幸せにもしてあげられなくて その自信もまだまだ足りなくて 長生きしないとな と、思った ブランコ 2002.7.30 人との距離を保とうとするのは 私の癖 守りたいのか 恐いのかわからない なんとなく一人でも平気な気がする たった一人の人と 近付いたような気がして また遠のいた気がして ブランコを行ったり来たり ゲーム 2002.7.23 暑い日にこそ涼やかな顔で 悲しい日にこそ晴れやかな顔で 泣きたい日にこそとびきりの笑顔で 過ごしてみる? そんなゲームを一週間続けたら もしかして素敵になれるかもね♪ ダイヤ 2002.7.23 手のひらの中の小石は 手を放した途端ダイヤになる それってどういうこと? 私なら気に入った小石を 手放したりはしないけど 言葉では 2002.7.23 言葉では伝えることが出来なくて 人は絵を書くのでしょうか 言葉では伝えることが足りたくて 人は歌を歌うのでしょうか 言葉では伝えても伝えても遠くて 人は人を抱くのでしょうか 言葉ではすり抜けてしまう感情を 心と呼ぶのでしょうか 心を伝えたいはずなのに・・ 不器用 2002.7.23 誰だって大切にされたくて ああしたり こうしたり 誰だって可愛がられたくて 怒ったり 泣いたり 不器用だね 人はみんな 愛してる人に愛される方法を 誰もしらない たとえ 愛されていたとしても ついてない日 2002.7.23 バカみたいについてない日は 眠る前に笑ってみよ 気の狂った子供みたいに 部屋の床をクルクル回って 私は強いし元気だって 鏡を睨みつけて 下らなさに溜息を付くくらいなら 蹴飛ばしてしまいな まだまだ 人生は続くのさ 心の箱 2002.7.23 満たされない心の置き場は 小さな小さな箱の中 ルビーを一粒 アクアマリンを一粒 コトンと落としておきましょう 我侭な心の置き場は 深い深い水の中 泡(あぶく)で覆って 鱗で光って プクンと沈めておきましょう 欲張りな心の置き場は 静かな静かな土の中 葉っぱで包んで 小石で遊んで ストンと閉まっておきましょう 思い出を一粒 涙を一粒 一緒に入れておきましょう 風音 2002.7.18 この風 海から? それとも 空から? この光 星から? それとも 月から? 穏やかな時 音のない音楽のように ゆっくりと流れて行くの この音 ピアノ? それとも ハープ? このメロディー 天空? それとも 孤島? 滑らかな風 音のない音楽のように ゆっくりと過ぎて行くの 一人暮らし 2002.7.18 部屋を掃除した 苦手なお風呂掃除も完了 ゴミを捨てて 窓を開けて あとはワインを飲むだけ 冷蔵庫の中で美味しそうに冷えたシャブリと ちょっと高価なローズのアロマテラピー この部屋は私のもの 洗いたての肌と髪が 生まれたてみたいにキレイ この体は私のもの 心は・・ あなたのもの? 自由 2002.7.18 何かが終わった後の なんともいえない疲れ 気が抜けちゃった 甘いだけのサイダーみたいに もう 誰も飲まないのに キラキラ光ってる 夏の夜 洗いざらしの髪で ビデオ屋さんまで散歩しよう 私の時間が残されてる あとどれくらいかは知らないけれど 今日のところは いたって自由 たくさんの人 2002.7.18 たくさんの人がいる うざいのかな・・ たくさんの人がいる ぬるいのかな・・ どうしたって この場所で生きている私 どうやったって この場所で死ぬ私 たくさんの人の中に あなたがいる よかった それだけで嬉しい 風 2002.7.18 信号待ちをしながら ふてくされていたら 風が吹いてきた 気持ちがよかった 止まっていてわかる 幸せもある 頬を撫でる風 気持ちがよかった 夏の夜風 2002.7.18 寝息を聞いていたら眠くなった 寝言を聞いていたらキスしたくなった キレイな顔で眠るんだね あなた 誰だっけ? わたし 何だっけ? 鼓動を聞いていたら思い出した 生まれた時に見た夢 死ぬ前に広がる空 睫毛を濡らして眠るんだね あなた 悲しいの? わたし 側にいるから 寝顔を見つめながら目を閉じた 寝言を聞きながら愛したくなった 揺りかごのように眠るんだね あなた 夏の夜風みたい わたし 風に吹かれたみたい 花火 2002.7.18 藍色の浴衣で花火を見に行きましょう 大空に打ちあがる大輪 花びらを拾いながら歩きましょう 紅色の唇で花火を見に行きましょう 大空と海を繋ぐナイアガラの滝 掛け橋を渡って空を歩きましょう 今年初めての花火を 君と二人で 一途 2002.7.16 もう最後にしたいな 誰かを心から好きになって もう最後にしたいな 別れの悲しみなんてこりごり あなたを大切にしたいな せめて こっちから見失わないように いつもそう思うのだけれど つい目をそらしてしまう 私を叱りながらあなたを 愛してみたい 戯言 2002.7.16 「愛してる」なんて言わないで 行動が伴わない言葉なんて 海の底に沈めて 二度と私の前に現れないで 「愛してる」って言って 命をかけた言葉なら 空の虹を掴んで 二度とあなたを放さないから 男の子 2002.7.16 出会えて良かった あなたに あなたは私を幸せにしてくれる男の子 掴んだ手が大きくて 触れた唇が柔らかくて 抱きついた胸が温かい あなたは私を幸せにしてくれる男の子 切なさはいらないから どうか 私だけを見てて その手で唇で胸で 私を追いかけて バカだね 2002.7.16 昔の女が気になるの? それもいいじゃない 昔の恋が懐かしいの? それもいいじゃない 人はどんなに幸福でも 満たされない要因を見つけ出すもの 何か文句を言いたいのでしょう? バカだね 一人 それとも? 2002.7.16 一人で生きて来たことなんてない いつだって 守られていたから 誰かと生きて来たことなんてない いつだって 涙を隠していたから 愛されていた それでも 孤独だった それは・・ どうしてだろう? 優しい 2002.7.16 みんな優しい 心の奥底はみんな優しい 誰だって寂しくて 誰だって人恋しくて それを感じてしまったら つい 愛しくなってしまう はとしゃん 2002.7.5 はとしゃん はとしゃん こんにちは 微笑みを浮かべたら おじぎを返してくれた 今日は いい天気 梅雨の晴れ間で はとしゃん はとしゃん さようなら 軽く手をふったら おじぎを返してくれた 今日は いい天気 太陽が伸びをして 虹の夢 2002.7.5 虹のかかる夢を見た 驚くほど大きな虹の向こうに もう一つ大きな虹がかかる夢 私は空の螺旋階段を 上に行ったり 下に行ったりしながら ひたすら 虹を眺めている 虹をくぐるように うすい雲が流れ 迷い込んだ楽園で 私は泣いている 虹のかかる夢を見た 驚くほど大きな虹の向こうに もう一つ大きな虹がかかる夢 世界が色に溢れてる 世界が光に満ちている 虹の夢 ひとり寝 2002.7.5 泣きながら眠ったの 一人が寂しくて 布団に包ったら 暑いし 枕を抱きしめたら 固いし 泣きながら眠ったの あなたがいないから ぬくもりを思い出したら 少しだけ気分がよくて 笑い顔を思い浮かべたら 少しだけ愛しくて 気が付いたら 眠っていたの 涙色 2002.7.5 指先に落ちた雫は あなたを思い泣いた 葉っぱの涙 舌先に落ちた雫は 私に焦がれ泣いた 花びらの涙 髪先に落ちた雫は 人に恋し泣いた 月夜の涙 色んな涙が大地に落ちて その場所で煌く色たち 色んな色が空から落ちて 溢れては煌く涙 すみか 2002.7.5 小さな金魚鉢に慣れた金魚みたいに 小さな家のお風呂が好き 体操座りで調度よく すっぽり包むお湯が好き 足を伸ばせば調度よく 斜め45度の姿勢が好き 解放されたくて時々 大浴場で泳いでみるけど 結局は帰って来ちゃうの だって 疲れるんだもの 主体性のない女 2002.7.5 主体性のない女は嫌い? だって どっちだっていいんだもの あなたの好きにしていいってことよ それはあなたが好きだから 色 2002.7.5 色んな女がいて 色んな男がいる 空があって 海があって 花があって 木があって 色んな色がある 色んなのいろは色だから 色って言うんだね 顔 2002.7.5 私を見下ろしキスをする あなたの顔が大好き 口もとを幸せそうに微笑ませて 目を満たされた風に潤ませて あなたも私の顔が好き? あなたを見上げながらキスをせがむ 私の顔が一番好き? 向上心 2002.7.5 あなたが頑張っていると 私も頑張らなきゃって思うのよ あなたを応援しながら 自分を応援しているみたいに 向上し合えたらいいね 二人何か掴めるまで そして 掴めた後も 隣にいるよ ずっと・・ 迷子 2002.7.5 森で迷子になったの 喉が渇いて 手が痺れて 歩きすぎたみたい 足の小指が死んでる 川を探しているの 唇を 肌を潤したくて 光を求めているの 瞳を 胸を温めたくて 森で迷子になったの 寄り道し過ぎたみたい もう 誰も私を見つけられない Top of Page |
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