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![]() 笑顔 2002.8.29 こんなに会いたいのに 会えないなんて 寂しくて泣いてしまいそう 1分でも早く会いに来て 抱きしめてキスをしたら 帰ってもいいから 今すぐに顔を見せてくれないと 一生顔を見せてあげないよ あなただけが知ってる私の笑顔 永遠に封印してしまうから 優しさ 2002.8.29 優しさをあげるために生まれたの 優しさに出会うために生まれたの あなたにだけ あなたとだけ 優しさを分かち合うために生まれたの 不思議ね 私の手はこんなに小さいのに あなたの全てを包み込むことが出来るなんて 泥棒 2002.8.29 泥棒はいけません 人のものを盗むのは罪です でも 人を盗むのは自由です 人は人のものじゃありませんから 結局 盗むのはむりでしょうけど シロップ 2002.8.29 懐かしい人の匂いは 子供の頃に嗅いだ ホットケーキの甘い湯気 メイプルシロップをいっぱいかけて 指をベトベトにして食べるの あなた変わってないね 相変わらず美味しい味 万華鏡 2002.8.29 万華鏡の中に住む少女が 私に呼びかける ねえ おいでよ ほら 手を伸ばして 万華鏡の中で踊る少女が 私に笑いかける ねえ 歌おうよ ほら 顔を輝かせて 万華鏡の中に住む少女が 私を見つめる ねえ あなたは誰? ねえ 私は誰? かぐや姫 2002.8.22 かぐや姫が月に帰る晩、 月は妖艶に明るく 風に流れる雲も 月光を映し仄かに光る 私があなたに帰る晩 月は神々しく高く 波に揺られる海も 月光を映し奥深く光る 呼んでいる 体内が疼く 知っている 鼓膜が震える かぐや姫が月に帰る晩 繋ぎ止めようと 大地は歌い 森は手を伸ばす 私があなたに帰る晩 繋ぎ止めようと 大地は割れ 愛が髪に絡む 君の手 2002.8.20 夜の海は恐い 高い波は怪獣の手みたい 白い波は怪獣の爪みたい 嵐が近付いてる 細い雨は魔女の涙みたい 青い雨は魔女の呪みたい さらわれてしまわないように 君の手を掴んだ あったかいね よかった 君が人間で あったかい人間で 刹那 2002.8.17 一瞬でいいよ 私を幸福で満たしてよ 一瞬でいいよ 満たした後すぐに殺してよ そうすれば私 永久に幸せだから 強さ 2002.8.17 あなたに会えて良かった この世で何が起きても私を助けに来てくれる ただ一人の人 あなたがいれば 私は何処までも強くなれる 恐いくらいに・・ 天使 2002.8.17 辛いときは甘えておいで 私は冷たい分 あなたには優しいから とろけるような口付けの後 胸に抱いて髪を撫でてあげる あなたの寝顔は汚れをしらない 天使のようだけど あなたの日常は混沌として 堕天使のようだけど どちらにしろ 私は 永遠にあなたの味方 この世での楽園を見せてあげる 疲れ 2002.8.17 疲れた 何を手に入れても 何に包まれても その隙間からの風を感じてしまう 私の愚かで鋭敏な頬に 疲れた 誰と手を繋いでも 誰に抱かれても そのぬくもりの温度差を感じてしまう 私の弱くて鋭敏な肌に 戸惑いながら追うことを止めない 泣きながら乾くことを知らない 私のこの肉体に 出会い 2002.8.17 私が死ぬ時 私と会えてよかったと 言ってくれる人がいれば それでいい 私と会えて嬉しかったと 思ってくれる人がいれば それでいい それだけで・・ 生きて死ぬ意味があるから 恋人 2002.8.17 恋人ってなに? 食事をする人 SEXする人 一緒に眠る人 電話をする人 愚痴を言う人 一緒に夢を語る人 恋人ってなに? なにがしてよくて なにがしてはいけないの? なにが必要で なにが不必要なの? 私の恋人はただ一人 一瞬で永遠を見せる人 修行僧 2002.8.6 何が欲しいの? 何がしたいの? それがわからないうちは きっとダメ どうなりたいの? どうしたいの? それがわからないうちは ずっとダメ 自分が何者かを知るために生きるなら 何処で生きようが皆 修行僧 さあ 背筋を伸ばし 深呼吸をして 目を閉じてみようか リミット 2002.8.6 誰かと側にいるのが 当たり前になってはいけない 誰だって自由 離れるのも 寄り添うのも その人の思う通り ごめんなさい 私はとても臆病だから あなたがいなくなってもいいように 今から準備をしてしまいそう それがたとえ 別れを早めるとしても 疲れ 2002.8.6 途方もない疲れを 子供の時からずっと連れて 今に至っています 途中で捨てることも出来ずに 抱え込んでばかり・・ あと何年続くのでしょうね そろそろ肩も重いのですが 体を取り外し出来たら ジャブジャブと洗うのに 心を分解出来たら メモをとっておくのに 途方もない疲れを 大人になっても持て余して 今も歩いています 闇 2002.8.6 幸せよ それはわかっているの でも まだなのよ 何も足りていないの 足りていないことはわかるのに 何が足りないのかがわからないの 不幸よ それはわかっているの でも 充分なのよ 何もかも近くにあるの 近くにあることはわかっているのに 何処にあるのかがわからないの 全て私の問題 私の飼っている闇が 思ったより深いだけ この世の果て 2002.8.6 私はひとり そして自由 それは自分で選んだこと 私はひとり そして孤独 それは自分で得たもの この場所で何が出来るか 試してみよう この場所から何が始まるか 見てみよう 誰も知らない この世の果てに 行き着くことが出来るだろうから 再会 2002.8.6 手を放した隙に 何もかも移ろうはずだったのに ここで頑なに守ろうとする 愛の残骸が蠢いている まだ 何が欲しいのさ? 行き着く果てを見ただろう? 手を繋いだ隙に 何もかもを元通りにしようと ここでしぶとく機会を狙う 愛の支配者がほくそえむ 欲求 2002.8.6 欲求は無限 一貫性もありゃしない 何だって手に入る その大半は虚しく 何だって夢見る その大半は飽きやすく 欲求は無限 根性なんてありゃしない 欲張り 2002.8.6 欲張ってなにが悪いの? 愛も金もなきゃ 幸せになんてなれないわ 夢も希望も叶えなきゃ 満たされ感なんてないわ 美しくなって 賢くなって 成功とお金を手に入れて 安定の愛情を持て余し その後は・・ どうなるかなんてしらないけれど それが幸せかどうかもしらないけれど 潮騒 2002.8.3 誰そ彼(たそがれ)時に見る彼は 波の音(と)に揺れて 月の雫に濡れて 彼は誰(かわたれ)時に見る彼は 暁に染まり 思いの露に光り 恋の淵で出会い 汀で別れ 潮騒は轟き 渚は余波(なごり) 夕空 2002.8.3 夕暮れ空の美しさに胸を打たれて 空から目を離せなくなった ピンク色に染まった雲に 神々しく降り注ぐ閃光 ここがどこなのかも 私が誰なのかも わからなくなるほどに 溢れ出る涙はなぜ? 込み上がる情熱はなぜ? 目を閉じれば 瞼に映る優しい顔 この空 あなたに見せてあげたい 暮れなずむ夕空の 刹那を抱いて あなたに会いに行きたい 契り 2002.8.3 ねえ 気持ちいい? 私の全てをあげる 海の底から手を伸ばし あなたを迎え入れるの さざなみのように行き交う裸体 せせらぎのように肌を這う吐息 ねえ 触って その手で ねえ 見て 私を ねえ 歌って 抱きながら ねえ 吸って 私を ねえ 連れて行って 夢まで ねえ 教えて 愛を 大地の底から足を伸ばし あなたを迎え入れるの Top of Page |
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