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それだけ 2003.6.25

一人でも生きて行けるよ
でも君と一緒ならもっと楽しいかなと
思ったから側にいたんだよ

それだけのことなのに
難しいのかな・・



片思い 2003.6.25

片思いしてる
もしあなたに愛されていたとしても



会いたい 2003.6.25

会いたいって思うことに
疲れるって
どういうことだろう?



餌 2003.6.25

釣った魚に餌はやらないって言うけど
餌をやらなくては死んでしまうよ

死んだらまた他の魚を釣って
餌をやらずに死なせてしまうの?



軽さ 2003.6.25

重ければ重いほど安心するの
あなたはちょっと軽いみたい
だから物足りないのよ



そうなの? 2003.6.25

他の人よりはもちろんあなたがいいけど
あなたじゃなきゃダメってわけでもない
他の人よりはきっとわたしがいいけど
わたしじゃなきゃダメってわけでもない

そうなの?



恋のお葬式 2003.6.25

朝起きたら恋が死んでいた
恋の死んだ匂いが立ち込める部屋で
呼吸が苦しくて目眩に倒れた

それなのに
私は死ねなかった
恋は死んだというのに・・

死んだ恋に添い寝する
飽きるまで 諦めるまで
いつかお葬式をあげなくてはと
心の片隅で考えながら



シーツ 2003.6.25

冷たいシーツが気持ちいい
ひとりの肌に調度いい
あなたがいてもいなくても
私の帰る場所は同じ



闇 2003.6.25

そろそろ孤独に慣れてきた
誰のこともさほど信用しない
私には似合いの闇



room 2003.6.20

ほっとする一人の部屋
ほっとする私の中に
やっと帰って来た気がして



世界の終わり 2003.6.20

世界の終わりの夢を見た
赤く染まった海の水を掬いながら
断崖を歩き続ける
あなたとわたし

なぜがあなたは笑っていた
もう 無理だろう
と呟きながら

世界の終わりに
あなたとわたしがいた



道順 2003.6.20

あなたの家から駅までの道
覚えられない
何度もあなたに連れられ歩いたけれど
覚えていない



恋 2003.6.20

あなたのどこがいいの?
わたしのどこがいいの?

わからないから恋なのかな・・



男の台詞 2003.6.20

俺と付き合ってキレイになったね
俺と別れてイマイチになったね

今まで通りかかった男たちはみんな
私にそう言う



隣同士 2003.6.20

飛行機の席が隣同士だったから
友達になって恋人になって親友になった
結局 その程度の偶然
その程度の必然

程度が低いか高いかは
その時の心の温度



オアシス 2003.6.20

あなたは今
忙しくて疲れている私の
体と心を潤すオアシスみたいな存在

でも もう少し歩けば
他に気の合う泉が見つかるかもしれない

だから
私のオアシスでいるのに飽きたら
干乾びてくれていいのよ



宿命 2003.6.20

愛し愛される関係じゃなければ
付き合っていても意味がないわ
あなたが私を愛していないなら
私は旅に出なくてはいけないの

愛し愛される関係を追い求めて
流離うのが私の宿命



面倒 2003.6.20

責められるのに弱いんだね
自信もなくて面倒で
どうでもよくなってしまうんでしょ?

伝えようとするのに疲れたよ
自信もなくて面倒で
どうでもよくなってしまったよ



別れ 2003.6.20

文句を言っているうちはまだ大丈夫よ
口を閉ざした時が永遠の別れ



圏外 2003.6.20

電波のつながらない場所で休暇を過ごしたい
誰とも繋がらずに干渉されずに
呼び出されずに監視されずに
しばらく圏外で過ごしたい



TEL 2003.6.20

昼も夜も夜中も
よく飽きずに電話をしてくるね
そんなに声が聞きたいの?
それとも私を監視してるの?



和紙 2003.6.20

カーテンの隙間
覗けば小さな朧月
藍色の和紙に零れた
薄くて白いシミみたい

じっと見られている気がして
カーテンを閉めなおす

おやすみ 朧月
夢の中で会いに行くよ
赤い折鶴の背に乗って



太陽 2003.6.20

まいったな
小鳥が鳴き始めた
空が明るくなり始めた

まだ一睡もしていないのに
気の早い今日がもうやって来る

たまには寝坊でもしてみたら
太陽



恋愛 2003.6.20

いつかは終わるとわかっている恋だから
高揚するのかしら
いつまでも続くと知っている愛だから
倦怠を感じるのかしら



消耗 2003.6.20

傷ついたから傷ついたと言ったの
言葉にした方が伝わらないのに・・

なんだか疲れた
あなたに気持ちを知らせたくて
言葉を紡ぐことに
疲れた

意味がないとわかっていてすることは
心も体も消耗し過ぎる



見つけた 2003.6.20

今日はあなたを3回見つけた
1度目は道端で
2度目は信号で
3度目はビルの上から

雲の上からでもあなたのこと
見つけることが出来そうよ



オリジナル? 2003.6.20

コピーじゃないんだから
オリジナルなのでしょうね
君も僕も
唯一無二な存在
なのでしょうね?



追いかけっこ 2003.6.18

期待と不安の追いかけっこ
自信と頼りなさの追いかけっこ
笑顔と強がりの追いかけっこ

追いかけるのは苦手
もちろん 追われるのも

勝っても負けても
そこにいるのは
息を切らした私



貧乏くさい 2003.6.18

ピンヒールの踵を直したら
まだわりと形も綺麗で
買ったばかりの靴に戻った気がした

昔だったら迷わず捨てて
新しいものに変えていたのに
貧乏くさくなったもんだよ



肉 2003.6.18

珍しく肉が食べたくて仕方がなくて
霜降りカルビをデブるほど食べた
太るのは嫌だからジムで走った

あの肉は今ごろ
私のどの辺りに付いたのかな?

お腹じゃなくて胸に付けばいいのにね



必要 2003.6.18

私が必要とされているとしたら
誰にだろうな
この世界の役に立っている気はしないな

でも 誰かは私を必要としているかもな

そういうことにしておこう
でないと 存在が消えてしまう
私が消えてしまう



罪 2003.6.18

私が無生産な人間だとしたら
生き物を殺して食べることは
罪深いことだろう

何も生み出さない私が
空気を吸って生きていること自体
最早 罪なのかもしれない



無常 2003.6.18

食べることなしに
生きるのは無理
人を巻き込むことなしに
生きるのは無理

嫌でも影響を与えてる
世界に 地球に 万物に

知らずに蟻を踏み潰しながら
ペットに餌をあげながら
生きてる



罪悪感 2003.6.18

なんだろう
この罪悪感は
責められたいような
謝りたいような
この罪悪感はなんだろう?



同時進行 2003.6.18

同時進行しているつもりなの?
どちらも進行してないって
気付いた方がいいんじゃん



電気 2003.6.18

電気を付けなよ
そして足元を照らしなよ
そんなに暗くちゃ何も見えないでしょう

電気を付けなよ
そして行く道を照らしなよ
そうすれば次の一歩が見えるでしょう



スイッチ 2003.6.18

心の中のスイッチ
誰もが持ってる
押すか押さないか
その人の自由



嘘 2003.6.18

嘘だと薄々気付いているのに
その嘘を信じようとするのはなぜだろう?

嘘だと最初に感じたことは
大概が嘘なのに



complex 2003.6.18

コンプレックスを隠そうとするほど
コンプレックスが醜く露呈する

隠そうとしなければ
最早 コンプレックスではないのにね



あの人 2003.6.18

誰もいないから
あの人なんじゃなくて
誰がいてもいなくても
あの人が良いって
言い切れる?



価値 2003.6.18

寂しい夜に
会いたくなる人が何人もいるとしたら
恋人なんて必要ではなくなってしまうよね・・



愛してる 2003.6.18

愛してる 愛してる 愛してる
って、100回言っていい?
あなたが眠るまで言い続けていい?



梅雨 2003.6.12

梅雨入りですってよ
雨が続くのかしら・・
梅雨だから
続くのでしょうね・・

雨の日に相応しい過ごし方
教えてあげましょう

雨に濡れない場所で
雨を眺める
これに限ります



仕舞う 2003.6.12

君が言った
「美味しい」
「好き」
「きれい」
その言葉 その空気
手のひらでそっと掴んで
逃さないように 放さないように
胸に仕舞うの

君の鼻先に手を伸ばして
唇に触れる風
壊さないように 零れないように
胸に仕舞うの

君の声 君の一瞬
永遠に 大切に
胸に仕舞うの



宅配 2003.6.12

今日もちゃんと届けに来たよ
私をあなたに
届けに来たよ



恋愛小説 2003.6.12

寝ている君の隣で読んだ小説が
あまりにも切なくて悲しくて
それなのに温かくて幸せで
ラストシーンで泣いていた
君は突然驚いたように目を開けて
「どうしたの?」って聞いた
「感動したの」と言った私を
抱き寄せてくれた

私がこんなに切ないのは
読み終わった小説のせいだけではないみたい



Love again 2003.6.12

会うだびに恋したい

何度でも 何度でも
恋したい

ときめいて キスをして
抱き合いたい

切なくて もどかしくて
愛し合いたい

同じ男と
何度でも



つかまって 2003.6.12

流されやすいあなたのことが心配よ
風に飛ばされそうな時には
私の手につかまって
いつもあなたの方へ伸ばしておくから

しっかりとつかまって
そうすれば 抱き寄せてあげるから



君のこと 2003.6.12

君のキオクには残らない寝言を
毎夜聞いている私は・・
もしかしたら君のこと
君よりも知っているかもしれない

君のヒトミには映らない寝顔を
毎夜見ている私は・・
もしかしたら君のこと
君よりも好きかもしれない



絶対 2003.6.12

なんで出会えたのかな
奇跡なのかな
必然なのかな

もし 今さら神様が
ご褒美をあげ過ぎたと言っても無理よ

私はあの人を離さないもの
この気持ち この幸せ
離さないもの

もし この世に絶対があるのなら
守り通してみせるわ



好き 2003.6.12

こんなに好きで大丈夫なのかしら?
と思うくらい
あなたのことが好き



素敵 2003.6.12

他の人にとって
どうかは知らないけれど
私にとってあなたは素敵よ

あなたにとって
私は素敵?



運 2003.6.4

運が良かったな
今日は綺麗な夕焼けが見れたもの
運が良かったな
人生であの人に出会ったもの

運が良かったな
そう感じることが出来て



日傘 2003.6.4

可愛い日傘を買ったので
ご機嫌です
晴れの日に傘なんて不思議です

子供の頃履いて出掛けた
晴れの日の長靴を思い出しました

可愛い日傘をさしているので
ご機嫌です
晴れの日に傘なんて素敵です



蚊 2003.6.4

私の血を吸った蚊を叩き潰した
殺すのは可哀相だけれど
仕方がないの

肌に蚊の跡なんてみっともないでしょ
これ以上痒いのはごめんだわ



・・・ 2002.6.4

「愛してる」
って言うわりには
・・・じゃん



生き方 2003.6.4

一人だと寂しいの?
二人でも寂しいの?
だったら もう諦めて
自分とお似合いの生き方を探そう
自分で選んだ道を歩こう

全部自分で決めたなら
諦めもつくでしょう



自己管理 2003.6.4

自己管理って難しい
もしかしたら
人を管理するよりも
難しいかもしれない



詩 2003.6.4

詩は会話
私と私との会話
もう一人の私との
私も知らない私との
永遠に続く会話



素晴らしい 2003.6.4

洗濯って楽しいな
自分で綺麗にした服を着るのは気持ちいい
料理って楽しいな
自分好みの味付けのご飯を食べれば美味しい
詩を書くのって楽しいな
自分の心を読み返して感じるって素晴らしい



バック 2003.6.4

使い古したバックを捨てて
全く同じバックを買って来た

私は時々そういうことをする



本能 2003.6.4

本能で生きる女と
才能で生きる女がいるらしい

私の才能は本能で出来ているから
同じことだ



夜風の気持ちいい夜 2003.6.4

夜風の気持ちいい夜だよ
今から出ておいで
テラスでワインと夜食でもどう?

夜風の気持ちいい夜だね
お風呂あがり部屋の窓を開けて
気だるい詩を書いているの

今 吐息を乗せて風が出て行ったわ
届いた?



オバケ 2003.6.4

もしあなたが死んでオバケになって現れたら
おいで おいでと言って
ベッドに入れて
いい子 いい子をしてあげる

死んだ後も私を忘れないで
ちゃんと会いに来たあなたを誉めてあげる
そしてあなたが望むなら
私もオバケになってあげる



2キロ 2003.6.1

1キロ痩せてもすぐ太っちゃうから
2キロくらい痩せないと!

頑張ってもすぐ怠けちゃうから
倍くらい頑張らないと!



学習 2003.6.1

献身的に尽くすばかりがいい女とは言えません
厳しく突き放すくらいでやっと
男は我が身の愚かさに気付き
愛を学ぼうとするのですから



飲みすぎ 食べすぎ 2003.6.1

痛いのに
飲んじゃうのね
ちょっと治まるとまた
食べちゃうのね

それじゃあ
体がいくつあっても足りないよ
人生が何回あっても限ないよ
酒の中で溺れ死ぬよ
女が喉に引っ掛かって窒息するよ



女好き 2003.6.1

女を食べ物だと思っている男
女を試供品だと思っている男
女をロボットだと思っている男
女をヴィーナスだと思っている男

色々といるけれど
共通して言えるのは
どんな男も女がいないと生きて行けないという事実
すなわち 女が大好きだということ



男好き 2003.6.1

男を金だと思っている女
男を家だと思っている女
男を種だと思っている女
男を神だと思っている女

色々といるけれど
共通して言えるのは
どんな女も男がいないと生きて行けないという事実
すなわち 男が大好きだということ

男なしでは女だって生まれて来れないという事実



自然現象 2003.6.1

水が上から下へ零れるように
私はあなたの胸に落ちたの
水が葉の上で光るように
私はあなたの手で輝いたの
水が大地に吸い込まれて行くように
私はあなたの中に潜り込んだの

だからこれからは永遠に一緒よ
私が何処へ行こうとあなたはその場所にいるの



降参 2003.6.1

先周りしてたんだ
あなたには敵わないな
私が行こうとした先で
もう待ち伏せしているんだもの



モテル女 2003.6.1

男は狩人だからモテル女には燃えるみたい
そういう訳で
モテル女はますますモテテしまうみたい



薔薇 2003.6.1

これからもずっとずっと側にいて
あなたがいると私の人生は薔薇色よ

私が薔薇で
あなたは光であり水であり空なの
私が花びらで
あなたはそれを揺らす風なの

あなたの人生を私のむせるような甘い匂いで包み込んであげる
艶やかなローズの香りで



使命 2003.6.1

会いに行かなきゃと思う
まるで使命のように
恋を託された使者のように

あなたに私を届けに行かなきゃと思うのよ



会いたい気持ち 2003.6.1

いつもいつも側にいることは不可能だから
いつもいつもあなたに会いたくて仕方がないと思うのね
もしもいつもいつも側にいることが可能になったら
会いたいと思う必要はなくなるものね

会いたい気持ちは
好きな気持ち
会いたいと思わないのは
好きじゃない気持ち



拒絶 2003.6.1

眠っているあなたの手を掴もうとしたら
あなたは無意識にそれをよけた

それだけで私は不安で死にそうになってしまう
あなたが潜在意識の何処かで
私を拒絶しているのかもと思い始めて
あなたに背中を向けて泣きたくなってしまう



消し屋 2003.6.1

もし失ったら
あなたを抹殺してしまうかも
あなただけではなくて
あなたの記憶ごと消し去ってしまうかも

あなたは私のもの
私のものじゃないあなたなんて
一秒でも見ていられない
存在すら許せない

だから消してしまうの



待ち時間 待たせ時間 2003.6.1

待たせるのは苦手
一秒でも早くと気が焦って
転びそうになってしまう

待つ方がまだまし
来ても来なくてもいいやと思えば
いつでも帰ることが出来るから




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