雨 2004.4.27

雨が降り出したから
もう早く帰りな

君が一番帰りたい場所に
走って帰りな

傘なんてないさ
雨宿りもないさ

君が一番会いたい人のもとへ
早く 帰りな



すべて 2004.4.27

全てを手に入れることは出来ないと知っているから
欲しいと願うの

だからこそ全てを
欲しいと願うのよ



顔 2004.4.27

私の好きな人が
私以外の人に
私の知らない顔を見せていたら恐ろしい

けれど
私もあなた以外の人に
あなたの知らない顔を見せてる

あなたに映ってる私は
ほんの一部分

それをあなたは知っているでしょうね



表裏 2004.4.27

あなたがどんな人でも
私にとって素敵ならいいわよ

そう思えるほど
もう 若くはないです



一面 2004.4.27

花びらをじっと見つめる
桃色のうすい花びら
露に濡れて光る花びら

けれど
この一枚の花びらの
果てしない魅力と
底知れぬ汚れを
解き明かすことは不可能でしょう

私にはどうしても
一枚の健気な花びらに
見えてしまうの



いろいろな人格 2004.4.27

寂しがりやの私
負けず嫌いの私
優しい私
冷たい私
寛大な私
残酷な私
賢い私
愚かな私
その他いろいろな私

全部を君に見せることは
きっと死ぬまでないでしょう

あなたの全部を知ることも
きっと死ぬまでないでしょう



言葉 2004.4.27

君を好きだと言う男
君を待ってると言う男
君を守ると言う男

どれも嘘ではないけれど
言葉は所詮
言葉だね



巡り会い 2004.4.27

10年前に会った人と
10年ぶりに再会したりする

あの時とは違う私で
あの時と同じ私で

笑ったり話したりする

巡り会いって不思議だね



どうせなら 2004.4.20

どうせならって思う
どうせ生きてるなら
どうせ仕事するなら
どうせ恋をするなら

出し惜しみしないで
思い切り楽しんで
さらけ出して 笑われて
走り出して 転んで
どうせなら気が済むまでって思う

どうせならあなたもご一緒に
いかが?



また いつか どこかで。 2004.4.20

元気でいます
笑顔を忘れずに
刺激と安定を探し求めて
相変わらずふらふらしてますが、

元気でいます
だから安心して下さい

あなたに会えてよかった

また いつか どこかで。



いいじゃない 2004.4.20

色んな人に出会ったな
キスしたり抱き合ったりしたな
色んな人と離れたな
叩いたり刺したりしたな

でも、今となっては
いい思い出

何処かで生きてるならいいじゃない



大きくなった 2004.4.20

すごく悲しかったから
すごく傷付いたから

今 優しい気持ちだよ

私を包んであげられる
大きくなった私がいる



予想図 2004.4.20

この世界に
私のことを愛してくれる誰かがいる
そんな当たり前で正しい予想図を
描けるようになりました

やっと 心が動き出して



予感 2004.4.20

クックックっと
笑いが込み上げてくる

明日あたり
いい事がありそうだ



夜道 2004.4.20

空気が湿って行く
雨が降り出しそうな夜

この道を歩きながら思い出すのは
あなた
あなたのことばかり



風に吹かれて 2004.4.20

心に張り付いていた羽が
強い風に吹かれて
どんどん抜け落ちて行く

あ、こんな形だったんだ
あ、こんな色だったんだ

生まれたまんまの心が
顔を出したよ



人とは、 2004.4.14

人とは不甲斐ないものですね
いつ死ぬかも
何が待ち受けるかも
知らずに
ただ 生きるしかないのですから

人とは心許ないものですね
どう死ぬかも
何に立ち向かうかも
選べずに
ただ 生きるしかないのですから



音 2004.4.14

私の心の奥が
パリンと割れた

私のカラダの底が
ポキンと折れた

音がする
嫌な音が・・

闇の下で鳴り続く



道 2004.4.14

道を選んだつもりでいたが
選ばされていただけだ

私という人間が私を置いて指し示す
未来を選んでいただけだ



3人目の私 2004.4.14

自分に申し訳がなくて
ごめんねと泣いた

今の自分を乗り越えて
初めて許せる時が来る

だからもう泣くなと
3人目の私が言った



献立 2004.4.14

お菓子が嫌いな訳じゃないけど
いつもだと飽きちゃうわ
ご飯と味噌汁と鯖の味噌煮
そんな献立を求めてる



ゴミ 2004.4.14

ゴミを捨てる人と
ゴミを跨ぐ人と
ゴミを拾う人がいる

私はどれだ?



欲しがり 2004.4.8

睫毛から膝小僧まで
一つ残らず欲しい気がしながら
あなたの小指と薬指を
小さな手のひらでくるんで
目を閉じた

小指と薬指だけでもいい気がするほど
幸せな気分に包まれながら
あなたの全てを手に入れた気がして
微笑んだ



眠り 2004.4.8

眠ってる時だけ
私はあなたの手を離さないし
あなたは私の体を離さない

それなのに
目覚めてる時は
色んなことが邪魔をして
離れ離れになってしまう
言葉とか行動とか心が
近付き難くなってしまう

だから 私は
あなたとずっと隣合って眠っていたいと
近頃、常々思ってる



逆に 2004.4.8

あなたをもう少し好きじゃなかったら
一緒にいられるかもしれない



精一杯具合 2004.4.8

いつだって
精一杯だったけど
その精一杯具合が
問題なんだよね・・

あと少し
足りてないんだよね。。



一人では多すぎる 2004.4.8

お腹が空いた時には会いたい
時間が空いた時にも会いたい
寂しい時には会いたい
嬉しい時にも会いたい

大変だね
あなたひとりで手に負える?



笑顔 2004.4.8

元気になったら会おうね
疲れた顔を君には見せたくない

笑顔をね
見せたいの



手紙 2004.4.8

君に長い長い手紙を書きたいと思っていたのに、
なんだか胸がいっぱいで書けそうにないよ

会いたい
その一言をいうのが精一杯です。



メッセージ 2004.4.8

対象物があいまいなまま
私はずっと伝えたいことを
送り続けています

誰かに・・

届いたら奇跡だな




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