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![]() しずく 2004.10.31 ポツンと雫落ちて 髪をつたい頬に流れて 雨色の涙みたい キラリと光る ポツンと涙落ちて 首筋をつたい胸に零れて 雫型のダイヤみたい キラリと光る ポツンとダイヤ落ちて 闇夜のベッドに転がる 涙味の星みたい キラリと光る 蓮の花 2004.10.31 泥に咲く蓮の花は尊い 薄桃色の花も 大きな丸い葉も 柔らかく優しげだ 泥に咲くのに不思議なほど 汚れなく美しい 泥でなければ咲くことのない花は 泥までも美しく見せるほど 清らかで神々しい 空っぽ 2004.10.31 寂しいって気持ち 忘れてしまうほど 空っぽです 振ったらカランと音がしそうです 叩いたらゴーンと響きそうです 空っぽなので 痛くはないんです ただ空っぽだと感じるだけで 消化不良 2004.10.31 悲しみに変わる怒りが 一番消化が悪い 怒りはしない分 いつまでも お腹に残る 風邪 2004.10.31 風邪を引いたので 誰にも会わずに家に帰る 引き篭もる理由が出来て 本当は少し安心してる 祈りの行方 2004.10.31 私はあなたのことが大好きだから 遠くからあなたの幸せを祈るの 元気で笑顔を絶やさずにって願うの でも、そのことで支えられているのは あなたじゃなくて私なの 大好きな人の幸せを祈る気持ちが 私を支えてるの キスマーク 2004.10.31 タートルネックの季節だもの 首筋にキスマークなんて迷惑よ あなたのキスは欲しいけど 好きな服が着られないのは 困るの 鬱気味 2004.10.31 具合が悪い時には人に会わない 私は 必然的にあんまり人に会えません 具合が良い時が ごくわずかしかないもので 街の夕日 2004.10.25 電車の窓から 見える夕日 悲しいくらい どこから見ても 太陽は太陽で ぽっかりと丸いまま 沈んで行った 横並びのビルの中に 消えて行った 泣けるほど綺麗な オレンジの光を残して 冷たい手 2004.10.25 冬の月のような 冷たい手で あなたの首を絞める 大丈夫よ 凍る前に口づけて 愛すから 見開いた瞳で 私に告げて 本望だと 言って いつか 2004.10.25 あなたが死んだら もっとしてもらいたかったと嘆くだろうか、 もっとしてあげたかったと悔やむだろうか、 それとも これでやっと終ったと ほっとするだろうか。 脳内ホルモン 2004.10.25 恋人と 2年か3年経つと PEAが枯渇して 情熱は消えるらしい ドキドキもしなくなり セックスもしたくなくなり そのうち 顔を見るのも忘れてしまうらしい それがホルモンの生きる道なら 抵抗なんてしようがない 可愛い卵 2004.10.25 私はあなたに剥かれた 小さな卵 白くて小さくて柔らかい 手のひらサイズの 可愛い卵 ねえ、触って いつものように 今夜も ちょうどいいはずだから 鏡 2004.10.25 自分の美しさに驚いて 鏡を落としたら 割れてしまった もう二度と見ることは出来ない 顔が無様に変形しようと 気づくことさえ出来ない 老女になるまで 2004.10.25 王子様を待っているのよ くしゃくしゃの顔に たるんだ足首に 接吻をしてくれる 王子を待ち続けて やがて死ぬのよ 飼いならす 2004.10.25 愛は飼いならすこと 私がいないと生きて行けないと あなたに思わすこと 勤務中 2004.10.25 あまりにもつまらないので パソコンのキーボードを ピアノのように叩いてみる 優雅な素振りで 背筋を伸ばして ピアニストの手捌きで 数字を打ち込む 花を買う男 2004.10.20 君に会いたくて 花を買うよ ポケットをひっくりかえして ありったけの花を買うよ 君は微笑んで 僕を探し 見えない目を輝かせて 僕に触れた 君を守るために 花を買うよ 破けたポケットで ありったけの花を買うよ 君は悲しそうに 僕を見て 一輪の花とコインを 僕にくれた 映画 2004.10.18 あなたは 私の人生の観客でいてね ポップコーンとコーラをあげるから 最後まで飽きずに見てね あなた一人を意識して私は 笑ったり泣いたり死んだりするから 大事にする 2004.10.18 大事にされてないなら 大事にされてないなりに もう少し あなたを好きでいることを自分に許してあげればよかった あなたが大事にしてくれないから あなたを大事にしないようにするなんて 子供じみてた あなたを大事に思う気持ちを大事にしてあげればよかった バカな子ほど可愛い 2004.10.18 ときどき 在り得ないほどバカな あなたのことを つい いい子いい子 してしまう バカ過ぎて 救いがなくて つい 可愛い モールス信号 2004.10.18 モールス信号で送るから 早く気付いて SOSに 早く気付いて アンパンマン 2004.10.18 鏡を見て泣きそうになる アンパンマンみたいな顔から アンコがはみ出してる パン屋のおじさんに 新しい頭を 早く作ってもらわなきゃ 魚臭い手 2004.10.18 焼き魚を綺麗に食べた あなたの魚臭い手で 頬を撫でられても 嬉しくないよ 猫だったら喜ぶだろうけど 真実の行方 2004.10.15 冷たくあしらうからといって 愛してないとは言い切れない 優しく接するからといって 愛してるとは限らない 厄介だな 愛は 単純に始まって 混沌に迷い込む 手遅れ 2004.10.15 あなたが温めるはずの 指先と足先が 氷のように冷たいよ 心まで凍ってしまったら もう あなたには会えない 会っても仕方がない 深層心理 2004.10.15 あなたがもうすぐ死ぬと思えば 全て許せる ただ そっと寄り添っていられるだけで 幸せ あなたがもうすぐ死ぬ訳じゃないのなら 許せるはずもない ふと 殺してしまいそうになるほど 憎らしい 愛の下で 2004.10.15 首を絞められて 絶頂に達して 息を引き取りたい あなたの下で 愛の下敷きになって ひび割れた卵 2004.10.15 ちょっとぶつけただけなのに ひび割れてしまった卵 ボンドでくっ付けるわけにもいかない 布で包んでも仕方がない 悲しいけどさようなら ドロドロの黄身が流れてく 願い 2004.10.15 一番好きな人に 聞いて欲しい 見てて欲しい 自分の人生を 知っていて欲しい そんな風に誰もが 願ってるんじゃないかしら 放し飼い 2004.10.9 擦り寄って来た時には いい子いい子してあげる 普段は放し飼いだから安心して 好きな所で好きな匂いを嗅ぎな 男はみんな気まぐれだから 気を抜いて対応するよ ねえ、 2004.10.9 死ぬまでに一人くらい 幸せにしたら? 自分の全てを掛けて 一人くらい 愛したら? 意気地なし 2004.10.9 いつだって 最初に信じる方が 最初に捧げる方が ずっと勇気がある 私は相手次第で いつも意気地なし ゆめ 2004.10.9 昔の男が夢に出て来て やりなおしたいと言った さすが夢・・ 現実では絶対にあり得ない 夢を見た お見送り 2004.10.9 帰したくない人を 帰すのは 寂しいんだね って君は言った 私の背中相手に そう言った 今更何を言ってるの? 私はいつも寂しかったよ だけ 2004.10.9 人の男を欲しいなんて思わない 私だけの男がいい 心も体も 私だけの男が ひとり好き 2004.10.9 何処かで誰かが 自分のことを気にしている その安心感があるから ひとりが好きだなんて 言えるんだ 居場所 2004.10.9 みんな自分の居場所に帰って行く 本来あるべき姿に戻って 私は何処にも帰らない この姿しか持ってない 私の居場所は 私のいる場所 あっち こっち 私がいれば そこが 居場所 電話 2004.10.7 大丈夫?って、 地震のすぐ後に電話をくれて ありがとう。 そんな咄嗟の行為の中に 愛がある気がして 嬉しかったんだ 夢 2004.10.7 死ぬ時に一緒にいたい人と 結婚して 子供を作って 老人になって 縁側でお茶を啜るのが わたしの夢 キモチヨクナイ 2004.10.7 タバコを止めて タバコから解放された 男と別れて 男から解放された 自由になることで 独立することで 初めて手に入る快楽があるらしい だけど あんまりキモチヨクナイ わたしには ムイテナイカモ 哲学者 2004.10.7 書いた通りに生きれる人なんていない わかってはいても出来ないのが 人間 だから尚更 哲学が必要になる あなたにも わたしにも 今のうち 2004.10.7 傷付くのが嫌だと逃げていても 惚れてしまう時には惚れてしまうだろう 上手に自由を飼い慣らし カッコ付けていられるのも 今のうち おんなじ 2004.10.7 しないのと出来ないのは ハタから見たらおんなじ 料理をしないのも 出来ないのも 仕事をしないのも 出来ないのも 結婚をしないのも 出来ないのも ハタから見たらおんなじ 自分では ぜんぜん 別のことでも 回す 2004.10.2 目が回る 街に 目が回る 人に 目が回る 世界に これ以上は 気持ちが悪いから 私が世界を回すわ やりたいように 2004.10.2 やりたければやればいいじゃない 人なんて関係ないでしょ 自分が消えれば世界は消えるのだから 好きなことをすればいいのよ わたし 2004.10.2 孤独が好きな振り? いえいえ 孤独に慣れたの 一人が似合う女? いえいえ 一人が楽なの 何がいいことなんてわからない ただ わたしは・・ わたしでしかないから 気にしない 2004.10.2 自分が 魅力的かどうかを 気にして 生きる気はないわ いかに 楽しめるかどうかを 気にして 生きるので精一杯 相反 2004.10.2 自分は美しいと 自分は愛されていると 自分は特別な人間なのだと 信じて生きればいいのよ 信じると同時に 全てに疑いを持ちながら 一つじゃない 2004.10.2 答えは一つじゃない 一つしかない訳じゃない だから安心して たくさんの中から 一つを選べばいい どれも間違いではないのだから 嘘 2004.10.2 行動が愛なら 男の愛など 全て嘘になってしまう 浮気をした時点で 全て嘘になってしまう 愛の言葉 2004.10.2 その瞬間は本気らしい・・ 男の愛の言葉 瞬間を信じて一生を添い遂げるほど お人よしにはなれません 安眠マクラ 2004.10.2 一緒にいるとぐっすり眠れる男の人を 募集中です 不眠症が治らずに困っています 腕マクラが安眠マクラのような 男はいますか? Top of Page |
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