![]() | |
![]() ネズミ星 2005.2.28 チーズ色に輝く 満月を パクンと食べる 小さなネズミ 好きだから 食べてみたの ちょっとならいいかと思って 美味しそうに輝く 満月の隣りで キラキラと光る 小さなネズミ 潤んだ瞳で 満月を見つめて キラキラと光る 小さなネズミ 春眠 2005.2.28 春だから 眠いのです ポカポカと 柔らかな 木漏れ日が 気持ちくて うららかで さわやかな 春風まで 吹いて来て お昼寝をしましょうよ 腕枕をしてあげる 今日のところは 2005.2.28 何をどうしようかと 考えているうちに 眠くなってしまうので 仕方がない 今日のところは 勘弁してあげます 明日こそは ちゃんと 頑張るのですよ! 変化なし 2005.2.28 明日にはするよ って言わないで 12時間後にあなたが 変わるとは思えない 一緒にいよう 2005.2.28 もしあなたがあと一ヶ月の命だったら もし私があと一ヶ月の命だったら もっと一緒にいればよかったと きっと後悔するから 今 せめて 素直に あなたに好きと言うね 明日も 会いたいって ちゃんと言うね 休憩所 2005.2.28 あなたの巣から 私の巣へ 私の巣から あなたの巣へ 巣を行き来してるうちに 巣は巣でなくなってしまう ただの休憩所に成り下がる 放置プレイ 2005.2.20 気にはなるけど 放っておこうかな 愛情はあるけど 放置しておこうかな 手を掛けると限がないし 今 忙しいし どうでもいい 2005.2.20 どうでもいいことが多すぎる どうでもいいのに どうにかしなきゃいけないことが 多すぎる でも 心からどうでもいいから さっぱりやる気が起きないんだ 不整脈 2005.2.18 1分は60秒 1日24時間 1週間は7日 1年は365日 もう飽き飽きだよ 人間が決めた規律に 人間が四苦八苦してる リズムがなくても困るけど リズミカル過ぎても気持ちが悪い 脈が乱れる 私の悩み 2005.2.18 考えて解決する悩み事と 考えても解決しない悩み事がある場合 なぜだかいっつも後者を選んでしまう 脈絡のないことが好きなのかな あなたに 2005.2.18 優しくしてあげる それが今日私に出来た 唯一のこと 役立たずだね あなたの悲しい顔を笑顔に 変えることできなかった 愛してあげる それがずっと私に出来る 唯一のこと 愛の種 2005.2.18 愛が届かなかったら 何処に行くのかな 地面に落ちて 小さな花でも咲くのかな あなたに見てもらえないなら 花が咲いても寂しいな 宝石箱の中の恋 2005.2.18 誰かをいつかまた好きになったら もったいぶって 好きな気持ちを隠しておこう 部屋の可愛い宝石箱の中に入れて 時間を掛けて育てよう 大きくなってキラキラ光って回りだしたら その人に見せるの でも すぐにじゃないよ 誰かをいつかまた好きになったら その時は 大切に 大切に するんだ 味わい 2005.2.18 味のある男かと思ってたけど 噛んでみるとそうでもないのね 噛まないで見てるだけに しとけばよかった 割れ鍋 2005.2.18 「割れ鍋に綴じ蓋」っていうけど 蓋をしたって 割れてる鍋じゃこぼれちゃうじゃん 所詮気休めってこと? 移動動物 2005.2.12 あなたは移動する動物です 仕事から家庭へ 家庭から恋人へ 恋人から恋人へ あなたは移動することで 人生を消耗しているのです 勿体無いですし 悲しいことですが 移動があなたの全てです あなたは移動する動物です うらはら 2005.2.12 孤独が嫌いといいながら 好きなのかもしれないわ 一人は寂しいといいながら 楽しいのかもしれないわ あなたが憎いといいながら 愛してるのかもしれないわ 背中 2005.2.12 近頃 あなたを見てると悲しくなる なぜだかとても悲しくなる あなたがあなたでしか 生きれないことが 全ての不幸の要因なのかもしれない 着ぐるみ 2005.2.12 他の生き方が出来るかもしれないのに 私は私として生きて来た いつの日からか 私は私という着ぐるみを着せられて 脱げなくなってしまった 夏は暑いし 冬は痒くなるので もう脱ぎたい ご飯くん 2005.2.12 ご飯だけ食べる相手を ご飯くんと言うらしい 私は食べることが大好きだし 好きな人としか ご飯を食べないので ご飯くんは大切 友達 2005.2.12 友達は大切です ときには恋人のように 接してみたりして でも 友達は友達 恋ではないけれど ときに恋人よりも 長く深い信頼を深められたりもするくらい 大事な人になり得ます センサー 2005.2.12 使い過ぎて 疲れ気味のセンサーを もう一度フル稼動させて 恋をする? 応答なし 2005.2.12 何の音もしない 心に耳を澄ませても 何も聴こえてこない 叩いても引っ張っても 応答しない 死んだんだ きっと ただ 愛す 2005.2.12 死んだ父親に愛された記憶を頼りに 15年の月日が過ぎた 父親のような男と付き合い 可愛がられたこともあった 優しさの意味も知らず 甘えるばかりで とうとう大人になってしまった 何が幸せかを自分に問い 答えはまだ出ていない 愛されたい そう願う心は あの頃と変わっていない 私はあなたに近付けるだろうか? ただ 愛す その意味を知った時 あなたに近づける気がする 思うのに 2005.2.4 花びらを手のひらで 受け止めようと思うのに その時にはもう 花びらは地面の近くで揺れている 花びらを手のひらで 受け止めようと思うのに 涙が出た 2005.2.4 ちょっと辛くて ちょっと泣いた 2cmくらい 涙が出た あなたに寂しいと 電話したら いつもどおり優しくて 言いたいことがなんなのか わからなくなった ちょっと嬉しくて ちょっと泣いた 2cmくらい 涙が出た 接触 2005.2.1 私から出たくないと あなたは言う このまま眠りたいと あなたは言う 一度離れた方がいいわ 次はもっと気持ちいいから 分裂 2005.2.1 心から愛してる男には 体が欲情せず 心が宙ぶらりんな男には 体ばかり欲情して いったい どうすりゃいいの? 私の知ってる私 2005.2.1 私は二重人格じゃないよ ふり幅が大きくて ときどき 別人に見えるだろうけど どちら側も私 私の知ってる私 雛 2005.2.1 包まれて眠る幸せに 涙が出る あなたは親鳥で 私は雛 あなたが巣で 私は卵 あなたの湿った寝息に 乾いた殻が潤って クーと鳴く 私は雛 Top of Page |
はじめまして 音 詩&写真 Utatane日記 ひとりごと 詩 散文 童話 リンク BBS |