憂鬱 2006.1.23

する前の高揚感が
してみたら消えていた
途中でやめたくなったけど
そういうわけにも行かずに
憂鬱



この頃 2006.1.23

結婚の二文字を口に出さない母に
申し訳なさを感じるこの頃



出ないけど 2006.1.23

電話をくれても出ないけど
電話をくれればいいのにと思う



正月 2006.1.8

10年後もあなたとこうして向かい合い
今年もよろしくと微笑み合いながら
おとそを飲めますように



手 2006.1.8

どうしようもないことは
どうしようもないのだから
せめて
この手で作り出せる
小さな楽しいことやちょっと綺麗なものや
切なくて心あたたまる触合いなんかを大事に
生きて行きたいです



雪 2006.1.8

いつもは柔らかくフワフワしてみえる雪が
今日は物凄い重量感だ

枝は雪を背負い苦しそうに下を向いている
土は雪に埋め尽くされ息が出来ず堪えている

いつもは美しいただの雪が
今日はわが身を脅かす



落ち葉 2006.1.8

なんだろうと思って見上げたら
銀杏の葉が落ちてきた
ひらひらと舞って私の肩にとまった

カサカサと足元で踊る
銀杏の葉を 踏み潰して歩く
私の上に
落ちてきた



神業 2006.1.8

男の言動のあれもこれもが
本当なのだとしたら
私がその本当の一部なのだとしたら
私以外も本当の一部なのだろうから
それを全部わかったうえで
許して愛すなんて
神業でしょ



海 2006.1.8

女は海というけれど
泳いでは溺れる男が多すぎて
どうしてあげることも
できません




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