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![]() 残酷 2007.5.23 生きることは残酷ですね 知りたくないことを 知ってしまうことでもありますから それなのに 一番知りたいことは いつまでも知ることができないのですね 冤罪 2007.5.23 とても弱い動物だから 優しくして下さい 弱さゆえの狂気と 許して下さい 友達を海へ突き落としました 地球をナイフで傷つけました 狂っているのです だから優しくしてください 慈悲をもって 地獄へ導いて下さい 終焉 2007.5.23 もう終わりにしてもいいんじゃないかな 私たちは少し生き過ぎたんじゃないかな どうでもいい 2007.5.23 人間の弱さに嫌になる 裏切りに悲しみに疲れる 怒る気もしない 厭きれて脱力して どうでもいい どうでもいいのに どうにかしないといけない お願い 2007.5.23 最後の瞬間 手を繋いでいて下さい 何処にいても 何をしていても 駆けつけて下さい それだけは あなたに お願いします 撫でて 2007.5.23 死ぬのは恐い いつか死ぬという この世のただ一つの真実を 忘れた振りをして 忘れられず怯えて 私という存在が 今ここにあるのか不安で 右手で左腕を撫でて 明日 2007.5.23 あなたが明日会えるかも と言うから 明日を待ってる 明日が来るか知らなくても 今は信じたくて 死んでよ 2007.5.23 他の女にも同じことしてるなら もう死んでよ 月 2007.5.15 雲に手を伸ばし 星に微笑んで 愛を欲しがる 死ぬ行く星を見送って 去り行く雲を眺めて 光り続ける とても美しく 孤独な月 光の中で 眠りにつく 三日月 2007.5.15 三日月が寂しくて 星のそばへ行こうとする 頼りない体を引きずって 小さな星に近づく それでもまだ遠くて 少しずつ満ちる月 それでも触れることは出来なくて 少しずつ欠ける月 しずく 2007.5.13 たくさんの人と出会ったな けれどその全ての人と 別れてしまったの 虚しくて悲しくて仕方がないけれど もう過ぎてしまったこと たくさんの人と別れてしまったな それどその全ての人を せめて覚えているの 誰かの心の中に 私の心の中に お互いがひっそりと生き続けるから せめて 出会えたことに乾杯 グラスの水が全部零れてしまっても 一滴の雫がきっと光る 会いたい 2007.5.13 あなたに会いたい どこにいるの あんなにわたしをだきしめてくれたひと あんなにわたしをすっかり満たしてくれたひと どこにいるの? ねえ、どこにいるの? 目の前のスーツの似合う人の中に 隠れているの? それとも明日出会う誰かの中に 忍び込んで待っているの? ねえ、あなたに会いたい わたしをどこまでも幸せにしてくれたひと そしてすぐに消えてしまったひと 早く現れてもう一度 わたしをだきしめてくれないと いろんなこころ 2007.5.13 優しさを探してた でもそれはあるのかな わたしのこころのなかにあるようで 本当はどこにもないのかも 悲しみを見つけた でもそれは本当かな わたしのこころにいつもあるのに 気づいたり気づかなかったりするだけ いいよ 2007.5.13 ふらふらとしているの 毎日いいお天気だから 風船みたいにゆらゆら揺れて シャボン玉みたいに飛んくの また風が吹いてきたから 目を閉じて あなたのこと忘れるね 目を明けたとき いなくても いいよ 本当ですか 2007.5.9 今日もどこかで人が死んだ それは本当ですか? 地球はまた一歩絶滅に近づいた それは本当ですか? 私はへらへら笑ってる それは本当ですか? あなたは私が好きで愛は永遠 それは本当ですか? 私はあなたが嫌いで恋は幻 それは本当ですか? いつかはすべてがきれいに終わる それは本当です 無いものねだり 2007.5.9 寂しいと言いながら 一人がしっくりきてしまう 恋したいと言いながら 人を邪険にしてしまう 私の無いものねだりは 死ぬまで続くのだ 引退 2007.5.9 引退してもいいかな〜 80歳のふりをして 煩悩を捨ててみる・・ 秘密兵器 2007.5.9 「人の知らないところで努力をするのは 綺麗の秘密兵器です 10年後必ず差が出るので 頑張って続けて行きましょう」 と、綺麗すぎるヨガの先生が語っていた 美しい人の言うことは 説得力があるわりに どこかおこがましい 当たり前すぎて人を白けさせる 綺麗の秘密兵器 みやこわすれ 2007.5.9 紫の小さな野草が 私の部屋で ワイングラスを花瓶代わりに もう10日も咲いている 小さくても綺麗で とても頑張っていて 涙が出そうになる 儚いものこそ強いのかも と、はじめて思う ダメ女の国 2007.5.7 ダメ女の国の神様 こんにちは また戻ってきてしまいました 私はやっぱり あなたの国の住人です 仰向けに寝そべって ウサギと空を眺めています 流れる雲が丸いので 一口つまんで食べました 走ろう 2007.5.7 出来ることをしようね 未来の自分に いい子いい子してもらえるように 今日 笑って 泣いて 少し走ろう 風が気持ちよく髪を梳かすよ 見開いた目に飛び込んでくるのは まだ知らないヒカリ お帰り 2007.5.7 久しぶりに詩を書いた やっと戻ってきた気がした 自分になった気がした お帰り いつもの私 キズ 2007.5.7 悪者にはなりたくないの たとえ偽善でも いい人の振りをしてたいの なのにいつも余計なことをして 人にキズをつけてしまうのよ そして 自分にもキズができるの ちっちゃくなった 2007.5.7 私のせいじゃないもん と言いながら 私のせいだと知っていて 肩身が狭くて 心までちっちゃくなった クレーム 2007.5.7 クレームは受け付けておりません 言うなら自分に言って下さい 私だけのせい 2007.5.7 これ以上 一緒にいたら たぶん あなたのせいにしてしまうから ひとりになるしかないの 私だけのせいで生きないと 自分を救えなくなってしまう 失えない 2007.5.7 孤独は恐くない それより 見失う方が よほど恐い 自分を失ったら 生きる屍 モッタイナイオバケ 2007.5.7 気持ちのいいことをするので大忙し 不自然なことをする暇はありません 何が私らしいか知らないけれど 不自然だと感じることは やめないといけません たった一度の人生 自分の気持ちがいいように 生きないと モッタイナイオバケが出ます 価値観の相違 2007.5.7 あなたにとって普通でも 私には大違い 無理をして疲れたの 疲れることは嫌いなの 誰のせいでもないけれど 価値観の相違というやつ Top of Page |
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