竜神　2007.7.31 竜神が騒ぐ 人々が沈めた罪を暴き 裏切り者へと 水を唸らせる 忘れ去られた竜神が 雨と風の力を得て 暴れだす 穏やかな空の下 清らかな水に顔を浸し 愛すべきものと戯れた あの日を思い 竜神は泣く 優しい目に 憎しみの炎を宿して 雨音　2007.7.31 雨音がうるさくて そわそわする ここではないどこかに 行きたくなる 川が流れる音に 心が騒ぐ あなたは今どこ？ 私を静めて 柔らかく 後ろから抱いて 遊ぼう　2007.7.24 ゆっくり歩く 寄り道をする あなたを待つ 内緒で 好きって歌う 道端の花が喜んで いい香りを燻らせる 風がひやかして 箒で掬う 早くおいでよ 皆で待ってるから あなたも一緒に遊ぼう 星の手　2007.7.24 星みたいな手で何を作るの？ 絵を描くの？ 詩を書くの？ 小人に服を着せるの？ 今夜は私のためだけに あなたの手 光るのね 星屑が肌に零れて・・ まぁ、キレイ 放さない　2007.7.24 放さないでいたかった 体中で 全神経を集中させて 奪ったの 一瞬だけ あなたを 閉じ込めたの 私の中から もう、出られないくらいに 出て行きたくないくらいに ハードル　2007.7.24 好きで　好きで　好きで 気づいたらあなたを飛び越えてた 目の前にはもう ハードルが一つもない もちろん　あなたも　いない 腐れ縁　2007.7.24 何かをしてもらった記憶がないと 何処までも冷たくなれますね すっきりと他人です 腐れ縁は腐っているので わりと簡単に切れました 一瞬の真実　2007.7.23 時を繋ぎとめられない時点で 私たちは誰しも 水も枯れ果てた古井戸の底のように 孤独なのかもしれない 光を思い出す 一瞬でもそこにあった 愛を思い出す 今では瞼に落ちる光を 雪のように感じるだけだとしても 確かにあった 一瞬の真実が この世に 生きていた 自然現象　2007.7.23 みぞおちの辺りが痛くて 涙の竜巻が襲ってくる なんて名前をつけようか カトリーナじゃないことは確か この涙の理由はなに？ 根底に何が潜んでいるのか わからなくて不気味な 自然現象みたい 知らない　2007.7.23 一人が好きで 一人が寂しくて バカじゃない？ と呟いた あなたが好きで あなたを遠ざけて 気狂いね と吐き捨てた 放っておこう そう思う 私のことなんて もう知らない 空っぽ　2007.7.20 ひとりだと寂しくて ふたりだとどこか不自由で さんにんであそんで気を紛らわした 疲れて、また、ひとり 両手両足ををバタバタさせて 数センチ宙に浮かぶ ああ、やっぱり、軽いね 軽くて心が空っぽ 一週間天気予報　2007.7.20 一週間天気予報 予報だと知ってて当てにする 当てになんてならず 濡れる たまに、傘をなくす ハズレるならやるなよ と毒づいて 日曜日までしっかり見る パパ　2007.7.20 パパ 抱きしめて守って この世の痛みと悲しみを なかったことにして 瞳を胸で塞いで 口にケーキを詰め込んで 大人なんて嘘よ チャックを開けて 中から私を出して ねえ、パパ 私を助けて 優しさ　2007.7.19 優しさがふる 睫毛に髪に頬に唇にふる 私は一瞬溶けて あなたになる なまける　2007.7.19 まじめにしごとしてるとつかれる まじめにいきてるとつかれる そろそろ、さぼんなきゃ ゆるゆる、なまけなきゃ ふやふやにふやけて ほにゃほにゃにほうけて あきるまで、 なにもしないの これがわたしのしごとだわ なんて、いって しれっとして 戦士　2007.7.18 ひとりの方が落ち着く気持ち よくわかる あなたもわたしも 戦士 戦うことで生き永らえる 戦士 刺し違える前に 束の間 抱き合えたらいい 好き　2007.7.18 好きになるかもしれないと思う この気持ち 好きに限りなく近く まだ、遠い 特別な人になる　2007.7.18 知らない人のことを知る そうすると 顔も声も手も肌も息も唇も 前とは違う意味を持つ 愛しくて 特別で 類いまれな 顔と声と手と肌と息と唇になる そして・・ 欲しくなるのかな もっと、もっとと まるごとすべて 絡め取りたくなるんだね みたいよ　2007.7.18 私をすきになってみてよ ねえ、そうしてよ あなたをすきになって・・ みたいよ はじめまして　2007.7.18 はじまるかもしれない 恋を思う そして私は綺麗になる いつよりもだれよりも 輝く まだ知らないことが好き 道の先で飛び交う蝶を 掴まえられるか試すの 掴まえたら 微笑んで とりあえず はじめまして 栞　2007.7.12 栞が欲しい あなたとわたしの間に挟むの 背中合わせで眠って ちょっと休憩・・ 目が覚めたら 見つめて 続きをね、 はじめるの 愛しているよ　2007.7.12 愛しているよ 呟いてみる 誰へって わけじゃないけど あなたへって わけでもないけど 雨　2007.7.11 雨でなんか寂しいとか そういうことは言わないよ 大人だからね 雨が心に刺さって 雨音が傷に沁みて よみがえる思い出が 悲し過ぎる・・ なんて言わないよ パンドラの箱　2007.7.11 愛ってなんだろう？ 恋人ってなんだろう？ 孤独ってなんだろう？ 教えてくれる人はいないのよ それぞれが自分で考えて したいようにするだけ 失敗して失望して 自分のせいだと 責めて泣いて 結局またいつしか救いを求めはじめる 愛って 希望なのかな パンドラの箱の底で最後に光る 救いなのかな 別のもの　2007.7.11 今あなたが誰と笑おうが寝ようが 露ほどの嫉妬も湧いてこない それなのに 愛してる 恋と愛は違うんだね すっきりと別のもの 今となっては タオル　2007.7.11 あなたの使ったタオルを もう一度使いたいか それとも すぐに洗濯機に投げ入れてしまうか そういうことでわかってしまう 惚れてるかどうかが・・ 妙に切なくて 我に返る 綺麗になりたい　2007.7.10 あの人に抱かれるためだけに 綺麗になりたい 恋の花　2007.7.10 心と心の問題だから 無理をしても無駄と ママが言うの だから私いつも通りで 素直にあなたに心を傾けて 過ごしてみようと思うの 焦ってはダメと ママが言うから 気長に待つわ 恋の種を土に埋めて 軽やかに歌うの 恋の花を胸に咲かせて ゆっくりと水をやるの お願い　2007.7.10 あなたの心が私へ向くように 風と太陽にお願いしました 暑い陽射しで服を脱がせて 風で汗を乾かして 裸のあなたを私は舐めて 愛ですべて包んで ゆっくりあなたを見つめて　2007.7.8 誰かを求めることと 誰かを拒絶することは似てるね 誰かを拒絶することと 自分を守ることは似てるね 本当は 自分を守りたいから 誰かを求めるのに・・ 私たちは堂々巡りをしてしまう もう一度最初からはじめよう 自分をきちんと愛して ゆっくりあなたを見つめて 生き様　2007.7.8 ひとりで生きることを 許してあげたの あれこれ煩いセミの声は 聞こえないことにして 神経を真ん中に集中して 太陽と私をまっすぐ感じて 足の裏でしっかり大地を踏みしめて 歌うから 笑うから 泣くから 叫ぶから 見てて欲しいの 私が私として私らしく 生きてゆく様を・・ 沈みます　2007.7.8 女連れの前の彼と 偶然に会ってしまった 日曜日の夜 私は何処までも沈みます ぬるくゆるく泳ぎます 大丈夫か、私！と、 励ましつつ 少し甘やかして 沈みます 意図　2007.7.8 一人でも頑張って生きてるんだから あんまり見せ付けないでよね 神様どんな意図で 私に あの人を見せたの？ 私に 何をどう頑張れって言うの？ 一人でも生きて行ける気になって ちっとも出来ていないこと 思い出せってことかなぁ 寂しいけど、よかった。　2007.7.8 寂しいけど、よかった。 あなたが元気そうで 他の人と幸せそうで 前より素敵で すごく寂しいけど、 あなたが元気で よかった。 願うけど　2007.7.4 私は自由 あなたも自由 だから何も約束なんてなくて 好きにすればいいよ 好きに歩く道の 通りすがりに 私がいればと願うけど 好きに吸う息の 端っこに 私の唇があればと願うけど 誰か　2007.7.1 胸に誰かを抱く夢を見た ふと見るとその人は 滝のような涙を流してた 私は どうしていいかわからず 髪を撫で　額に口付け 愛した あなたが誰か 知らぬまま 君の世界　2007.7.1 目をつぶらないで まだ、早いわ 世界を消さないで うじうじ　2007.7.1 会ってふられるなら 会わないで このまま うじうじとしてる方がいいのかな うじうじとしてたって あなたが・・ それに気づかなきゃ意味がない 無理　2007.7.1 恋は 切なすぎて わたしには 無理そう 恋焦がれて それなのに あなたが遠いなんて 無理そう 無理やり忘れてしまおう その方が楽でしょう？ バカな防御本能が働くの 両想い　2007.7.1 誰かを好きになりたいと あんなに思ってたのに 恋すれば苦しくて仕方がない 誰かを好きになって その人に 好きになってもらわないと ダメなんだ 好きになるのは私の勝手 受け止めるかは あなたの勝手 理由なくお互いが 大好きなんて・・ 奇跡みたいに素敵 弱気　2007.7.1 電話が来ない・・ 試験の結果を待つより つらい 検査の結果を待つより 不安 待たないで済む方法は あなたへの興味をなくすしかない どんな結果になろうと きっとその次を 期待して疑って しばらくは 弱気なわたし・・ 傾向　2007.7.1 いつも強気で楽観的な私が 恋には腰が引けてる 突然自信が消えるんだ 私が好きになった あなたにとっては 大したことない女な気がする もしかして 私は私を見くびっていて どこかでバカにしていて 私を相手にしない男を 好きになる傾向にあるのかな Top of Page

はじめまして　 音　 詩＆写真　 utatane日記　 ひとりごと　 詩　 散文　 童話　 リンク　 BBS